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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

日替わりV100その③



超常連V100使いの魚雷さんV100号です。日常通勤他スペシャル。この車体はV1002号機で 現在76000kmです。2号機ということは1号機があったわけですが(約4年位前か...)。そちらは終了まで、12万キロ乗られていました。エンジンが壊れたわけではなく、本人自爆転倒によりフレーム大破により乗り換えとなったのです。こう2台とも一度もエンジン本体側はバラさず、通常のスクーターでは思えない距離乗れてくると「V100使い」と言いたくなってしまいますね。現在の2号機の方が車体やエンジンの感じがいいのでこちらの方が 距離乗れそうですが(本人がやっつけなければですが...)
で、今までも定期交換消耗品交換のみで来ていましたが 今回意外な部分が不調になりました。
燃料コックです。V100は(というか一般的スクーターは皆)負圧式の燃料コックというのを使用しています。簡単に言うと、エンジン停止しているときは燃料もガソリンタンクからキャブレターに送らなくなり、一たび セル回すと同時に エンジンの吸う力を利用してコック内蔵の弁を開いて、燃料をキャブレターに送り込む構造です。
V100のコックは結構単純なので 普通壊れると、ただ燃料が行かなくなるか 逆に燃料が止められなくなるかといった風になるのですが 今回のはちょっと違います。
最近 アイドリング時に妙にエンジンがカブり気味なのと燃費が落ちたということで持ってきました。当初 キャブっぽかったので一度分解点検してみたところキャブ内のフロート部に少し難ありなのを発見。それを修正して乗ってみてもらいましたが、傾向は良くなったがやはり少し様子が変ということで、再度検証.....
前回キャブをバラす時に気が付かなった(というよりこれはなかなか解らなかったです)のですが、キャブのスロー側のエア調整をしてみようと、キャブレターから燃料コックに繋がっている 負圧用のホースを引き抜いて解りました。
負圧ホース側に少量のガソリンが出てきています。これはダメです。負圧を引く構造上、ここにガソリンが回ってはいけません。弁を開くためだけに負圧で引いているので、ガソリンはガソリン流路のみを通るものなので。なにかしらの原因で負圧バルブ内でリークして負圧ホース側にガソリンが入ってきてしまっているため キャブレターのセッティングは「濃く」なっている状態でした。これで合点がいきます。アイドリング不調にもなりますし、燃費も悪くなりますし。

写真の物がV100の負圧燃料コックです。滅多に壊れないですが、交換の時はちょっと面倒な箇所に装着されていますね。
一応ホース類も確認してみましたが問題ないのでそちらはそのままで。
新品装着して5分ほどアイドリング放置でも問題ありません。解決してまだまだ距離を延ばしに戻りました。

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