忍者ブログ
あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

748R その③


 
日々の業務をかいくぐりながら着々と作業が進む748Rさん。次はタイミングベルト交換。
ベルトカバー外して タイミングベルト見ると張力も緩いですし、状態もけっこうヤレてました。
タイミングベルトは新車当時のものでしょう。しかもベルト合わせ層の一部が変形してしまってはみ出してきてしまってます。ベルト内側ヘリも随分変形してしまってますね。前オーナーさんがこの車両を酷な環境下で走らせていたのだろうか・・・・
「酷な環境」というのは、「渋滞はまりすぎ」、「外気温30度以上の日走行」、「休日のわざわざ混んでいるところへの走行」とどれも ドカ SBKに大敵な環境下です。
それでも748Rは996系よりはエンジン発熱は少ないはずなのですが、 やはりSBKですので。
前オーナーはあまり整備も走りも気にしていなかったのでしょうね。まぁ周りにそれを注意してくれる人もいなければ走れる限り走るのが 普通のライダーさんですよね.....
すみません、なにかと ウルサクて(笑)。
新品タイベルに交換、張力調整して まずはここ完了。
次に クラッチ周りをオーバーホールします.....ここにも謎な発覚が(苦笑)...つづく
PR

ズーマー色々


748Rを進めつつ他の日帰り予定もやってくるので付きっ切りになれないのは仕方ないですね。
最近診させていただくようになった、ホンダズーマーさんの スピードメータケーブル交換、前後タイヤ交換です。
 
当該車両 走行16000km。フロントタイヤは性格上もってしまうので新車より初交換です。もう段ベリ、偏摩耗、経年劣化とこれでもかって状態ですね....(といいつつリヤは写真に撮れないくらいヤバかったですが......)
スクーター系のリヤタイヤ交換の際にはほぼこのようにマフラーを外さないと作業ができません。この状態を見るとつくづくスクーターのエンジンは役目として「エンジン本体」と「スイングアーム」を兼ねてますし原付2種くらいまではリヤサスペンションも左側オフセットの一本物ですものね~。ある意味この大きさの中に走らせる基本能力が集約されているのでエラいですよね。

と、このマフラー外す際にホンダのこの手のスクーターはエンジンオイルレベルゲージを外した方が作業能率がいいので外したところ...... この車両 「オイル全然入ってません~ん」が発覚......レベルゲージ先端にも付きません(汗)ご本人に聞いたところ、役一年前に交換かと..... 今まで適時距離での交換(この手なら2000km)ではなく「気分」でやってきたそうで....(汗)。抜いてみたら、真っ黒け!少ない上に 墨汁のようにサラサラオイル.....オイル成分もなんなのか......まぁ こうなってはいいオイルでも意味ないですけどね.....
あ、長年の個人的見解ですが メーカー推奨のオイル交換距離通りなんてダメダメですので。
メーカーがテストしたときと同じ走りが永遠に出来ていればまだいいのでしょうが....現実的にそんなこと皆無ですので。
実際 オイル交換をルーズにしている方の車両は 今回のケースのようにオイルが減りに減っていることが多々あります。燃焼室にて一緒に燃えていってしまっているのですね。勿論オイルが少ないのでエンジンも異音がしはじめているはずなのですが、毎日乗っていると それに慣れてしまうのでオーナーさんは気が付かない、もしくは「動いているから、ま いっか~」ってなってしまっている方も多々.....  いいんですけど..... またも乗り手の勝手ですから..... しかし 日々の足や通勤、通学快速に使用している人ほどその足が突然動かなくなることも困るはずです。無用な出費を抑えるためにも是非 定期点検をするようお願いします。その車両の現状の指標を知っておくだけでも大分違いますので。伊東二輪では簡易的点検整備も承ります、気になる方 お気軽にお問合せ、ご来店ください。

どうしてこうなっちゃうかな~

748Rネタお休みでこんなものが.....
ホンダFORZA Zさんのリヤブレーキパッド交換なんですが.....

ロボットの顔じゃぁないですからね.....(苦笑)

いいんですけどね......
個人さんの持ち物ですから.....バイクは.....
どう壊れようと......
何度言っても解ってくれないんですよ......
「わかってくださいよ~!」(ブレードランナーのうどん屋のオヤジ風な感じ...コアネタですみません)
この結果、ブレーキロータは傷だらけ⇒パッド減り早い⇒均等に当たらない⇒ブレーキ効かない⇒またパッド交換⇒ルーチン⇒ロータ辺摩耗助長⇒ロータ交換 というオチになるので無駄な出費が目に見えてるのに......

皆さん....「わかってくださいよ~!」という 伊東二輪の叫びでした。

748R その②


この頃のドカ4V系はタンク外しの、タンク下のエアクリーナBOX外しの、バッテリーブラケット一式外し~のという行程でベルトカバーの外せるところまでたどり着きます。
と、まずタンクを外すときに必ず通る関門があります。916系はタンク内に燃料ポンプ内蔵でそこから出ている燃料ホースとリターン用のホースはクイックカプラ―にて容易に脱着できるようになってます。年式を考えたら随分先取りな構造なのですが この部分 取り外す時に注意もあるのと、経年の使用では劣化にて燃料が滲んできてしまうものもあります。
当該車両はしばらく放置歴があるようでしたので、この部分のカプラ―は怪しいだろうと踏んでいましたが タック持ち上げてすぐに発覚。カプラ―周りが湿ってします。見たところ 樹脂製カプラの破損はなさそうです。Oリングダメですわ。おそらく前整備の時も一度も交換はされていないのでしょう。

取り外すときの注意は文面では伝えにくいのですが、カプラーの構造を理解していないと外す時に破損確率が大幅に高いということです。そのまま気が付かずに再度装着すると、キーオン⇒燃料ポンプ作動⇒ガソリンダダ漏れという図式になります(怖)。
理由はどちらも接続部の位置的にエンジンの熱をモロに受けているクイックカプラ―部の劣化が理由です。このカプラ―部はオール樹脂製で接続部の燃料漏れに対応しているのは、直径1.5mmほどのOリングです。よくあるパターンはこのOリングが脱着時に切れてしまうパターン。
もう一つは樹脂製カプラ―に亀裂が入り漏れてきてしまうパターン。
どちらも脱着時に回避するのはとにかくカプラ―部に無理な力を加えないことくらいです。
そうは言ってもOリングは何回か脱着していると必ず切れるので伊東二輪では必ずこの部分のO
リングは在庫持っています。また998に至っては純正だとこのカプラ―からその先のホースまでが一体部品として扱われておりカプラ―が破損するとその先まで購入しなければいかず、結構な金額がかかってしまいます。破損個所によっては伊東二輪ではこれを回避する仕様もありますのでお困りの方ご相談ください。つづく......