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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

M400の顛末 其の2

問題の「左側」のフロート室を開けたときに.....
下にあるステンレスのバッドに「カラ~ン」となにかが落ちました.....????
なにか汚くて、小さいものですが 音的に硬いものです.....
で、その物体を見て すぐに解りました。
「このキャブ、壊れてんじゃん!!!」ということがこの時点で発覚した瞬間でした。

写真の物体が落ちてきた物。
これがなにかというと、右側キャブの ↓写真の赤四角部分の物。そのまともな状態。


で、↓が 壊れていいた左側キャブの写真。


解ります? 真鍮の六角の部分が折れているのです。この部分の締め付けで、その下の 「ジェットホルダー」部を固定している物です。ついでに、この先(上)部分が ニードルジェットとなっているため、ここが折れている=メインジェット関係なしの状態なのです。
通常この部分が折れることはないです。まぁ あまりの腐食でしたら 外そうとしたときに折れることもあるとは思いますが、今回 tetsu触る前ですし......ということは、以前に開けただれかが .....という推測になります。実際、落ちてきた部分の折損部を良く見てみると 自然に折れた状態ではありませんでした。
外的要因ですね。
こうなると、なにが原因で調子が悪かった.....それ.以前のもう誰にも解らない....それこそ 「やった人しか分からない」車体です.....(怒)
ていうか、そのまま組むか~、普通..... 個人売買だからって、知らなきゃいいっていう話しじゃぁないですよね.....
このヒドイキャブを再使用するのもやりようによっては出来ますが、得策でもありません。と考えていたら、オーナーご本人がなぜだか 「中古のキャブ」を持っているとの情報。M400の実働車より取り外し品とのことですが..... これに関しても見てみないと判別つきませんのでね。なんせ、400のキャブは 基本的なキャブボディに関しては 900と同じですので。年式によって違いはあれど、内部のセッティングを変更していることにより400に対応させているという、 少し「無理がある」コンポーネントなのです。世界で400があるのも日本仕様だけですしね。
しかもこちらも個人売買物ですので..... よく解っている人が用意しても個人売買物にはリスクがあるのに、解らないうえに 推測のなにものでもない状態での入手ほど、更にリスクは大きいものです。そんな人たちを今まで何人も見てきましたので.... やはり信用はできませんよね。
ということで、その中古キャブ次第でこの後の方向性が決まるというものでしたが....
またまたこれにも一筋縄では行かないっていう..... そこは出所不明の中古品ですから....(苦笑)
更につづく.....
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こういうのを 「ハメられた」と言いたくなるという.... M400の顛末 其の一

お題目は、「ハメられた」ですが、厳密に言うと お客様がなにも知らずにハメられた延長で、修理受けた側も 実際にその不具合箇所に直面したときに 感じる憤りの現れです。
まぁこれが個人売買の全てでもないでしょうが.....久しぶりに 内容が濃かったので...いつアップしようかと思ってました。
そんな一例の修理だったのを アップします。お客様ご了承ですので容赦なくアップします。というかお客様は当ブログを見てご来店くださり、今回のアップも楽しみにしていてくれたので。あらためてありがとうございました、H方様。
修理完了自体は 3月半ばでお客様にもお渡ししてあるのですが、内容が盛りだくさんだったのとここ最近の忙しさで なかなか内容を書けなかったというものです。

約一か月前 2月27日の記事を観てください。その後のお店でtetsuが作業していたのを覚えている方ならピンと来るとは思いますが、↑のDUCATI M400さんです。
この時の記事で、キャブの不調によるご相談で このときに「キャブがちゃんと装着」されてない!という発見で終わっています。その後の 作業からのアップとなります。

あの後 約一週間は忙しく 車体に触る事が出来なかったのですが、やっと診れるときが来て 早速キャブを取り外しました。取り外しながらまず気が付いたのが、なぜか メインの燃料ホースは社外の おそらく耐ガソリンホースではない薄いものに交換されています....「危ないな~」と思いつつも まぁ今回交換すればいいやと思いつつ、キャブ本体を車体から取り外します。tetsuは今までの作業能率上、ドカの空冷2Vはキャブにアクセルワイヤーを装着したまま取り外します。どういうことかと言うと、ハンドル部のスロットルホルダーをバラシて 取り外すという方法です。ドカのこの手の物は、キャブが車体に装着された状態でアクセルワイヤーを取り付けるのが結構面倒くさいので この方法に行きつきました。で、今回も同じように取り外したのですが、なにも触ってないのに キャブ側で固定されいるはずのアクセルワイヤーのロックが引き側も戻し側も 「ゆるゆる」だったのですね。こんなとこにも いかに以前のオーナーからこの車両が出て来る状態がいい加減だったかが伺えますが.....こんなものではなかったのがこの先です..... 
気を取り直してキャブをバラしにかかります。このときも違和感を感じました。ドカのミクニ製のキャブ。新車時より一度でもバラシタ形跡があると、フロート室を取り付けているネジが普通にドライバーのみで取り外せます。しかしバラしたことがないものは、十中八九 「ショックドライバー」を使用しないと ネジの頭をナメてしまうくらい 機械締めされています。当該車両はというと....右側のキャブは ショックドライバー使用でないと開けれませんでした。ネジ頭もドライバーでどうのとやった形跡がありませんでしたし。しかし、左側のキャブ(ちゃんと装着されてなかった側)のこの部分のネジは 予想外に 緩かったのです。????これが一番の違和感です。ここもバラした形跡が.....
で、開けてビックリ..... まず最初に目に飛び込んだのは......

写真の通り、「サビ・水・ヘドロ」状態!!!でした.....よく走ってました....と感心している場合ではありません。
そんなことよりもっと怒りなことが発覚するのです...... つづく

集中だぁ~


今日は打って変わってこの方です.....久しぶりの 直4です。
カタナ250.....です ということだけ明記しておきます。
あとは この車体が外観的にどうなっているのかは ご想像にお任せします(笑)。
集中作業に入るので 写真も撮りません。
3番気筒が 圧縮 ゼロなんです..... 高速走行中になったとのこと..... よお~し!いくぞ!!

タンブリーニ祭り


しばらくDモードを封印していましたが......Dモードに戻って、しかも 「タンブリーニ」車祭りでした。
燃調微調整の996さん。色々やります996SPSくん。車検整備中の998 ボストロム 氏。お店にあると役に立つ、tetsu 996R号と.....


こういうのが揃っているのも、たまにいいですね。やっぱり、個人的に大好きなのでね。タンブリーニデザイン車。いいんです。どれも 「我がバイク」のように 触るのも、乗る雰囲気も同じなので(爆)
でも、それぞれエンジンキャラが違うので面白いですね。一番乗りやすいのは 「996」。一番スパルタンなのは「996SPS」。996Rと998ベンは基本同じユニット、システムなので 走りはそう変わりなく、より懐が深くなった感があり 次世代の テスタストレッタエンジンのおかげでより 静寂性と 走りやすさを持ってます。

そうは言いつつ、合い間に Todayのリヤタイヤ交換やりましたけどね(笑)。

昨日のバースト

昨日サンバーくんで引き上げてきたホンダ フォルツァくん。早速注文したリヤタイヤが来ましたので 交換しました。

あらためて、新品とバーストタイヤとのあまりにもの違いですよね。
これを知っていれば、無茶な使用限度まえ行かないでしょうにね~。
当該車両、フロントタイヤも偏摩耗していましたので、オーナー様に注意隆起したところ 即 発注されました(笑)。 良い習慣になってくれればと思います。