こういうのを 「ハメられた」と言いたくなるという.... M400の顛末 其の一
まぁこれが個人売買の全てでもないでしょうが.....久しぶりに 内容が濃かったので...いつアップしようかと思ってました。
そんな一例の修理だったのを アップします。お客様ご了承ですので容赦なくアップします。というかお客様は当ブログを見てご来店くださり、今回のアップも楽しみにしていてくれたので。あらためてありがとうございました、H方様。
修理完了自体は 3月半ばでお客様にもお渡ししてあるのですが、内容が盛りだくさんだったのとここ最近の忙しさで なかなか内容を書けなかったというものです。
約一か月前 2月27日の記事を観てください。その後のお店でtetsuが作業していたのを覚えている方ならピンと来るとは思いますが、↑のDUCATI M400さんです。
この時の記事で、キャブの不調によるご相談で このときに「キャブがちゃんと装着」されてない!という発見で終わっています。その後の 作業からのアップとなります。
あの後 約一週間は忙しく 車体に触る事が出来なかったのですが、やっと診れるときが来て 早速キャブを取り外しました。取り外しながらまず気が付いたのが、なぜか メインの燃料ホースは社外の おそらく耐ガソリンホースではない薄いものに交換されています....「危ないな~」と思いつつも まぁ今回交換すればいいやと思いつつ、キャブ本体を車体から取り外します。tetsuは今までの作業能率上、ドカの空冷2Vはキャブにアクセルワイヤーを装着したまま取り外します。どういうことかと言うと、ハンドル部のスロットルホルダーをバラシて 取り外すという方法です。ドカのこの手の物は、キャブが車体に装着された状態でアクセルワイヤーを取り付けるのが結構面倒くさいので この方法に行きつきました。で、今回も同じように取り外したのですが、なにも触ってないのに キャブ側で固定されいるはずのアクセルワイヤーのロックが引き側も戻し側も 「ゆるゆる」だったのですね。こんなとこにも いかに以前のオーナーからこの車両が出て来る状態がいい加減だったかが伺えますが.....こんなものではなかったのがこの先です.....
気を取り直してキャブをバラしにかかります。このときも違和感を感じました。ドカのミクニ製のキャブ。新車時より一度でもバラシタ形跡があると、フロート室を取り付けているネジが普通にドライバーのみで取り外せます。しかしバラしたことがないものは、十中八九 「ショックドライバー」を使用しないと ネジの頭をナメてしまうくらい 機械締めされています。当該車両はというと....右側のキャブは ショックドライバー使用でないと開けれませんでした。ネジ頭もドライバーでどうのとやった形跡がありませんでしたし。しかし、左側のキャブ(ちゃんと装着されてなかった側)のこの部分のネジは 予想外に 緩かったのです。????これが一番の違和感です。ここもバラした形跡が.....
で、開けてビックリ..... まず最初に目に飛び込んだのは......
写真の通り、「サビ・水・ヘドロ」状態!!!でした.....よく走ってました....と感心している場合ではありません。
そんなことよりもっと怒りなことが発覚するのです...... つづく