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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

VOX 始動不能の理由は....


初ご来店で修理依頼のヤマハVOXさん。
半年以上放置により始動不能というのが当初の修理依頼でした。
インジェクションですので燃料ポンプ不良やインジェクターの詰まりがなければ、バッテリーさえ元気ならエンジン始動可能そうです。
最近のインジェクションスクーター車はバッテリーが本当に死んでしまっているとキックでも始動困難になります。おそらく瀕死でも少なからずバッテリー電力がなければ始動不能となります。
で、テスト用のバッテリーに換装してメインキーON。燃料ポンプの作動音とインジケータ周りのルーチンチェックは問題ありません。で、セルボタンを押すと......無反応。
もう一度 ギュ~っと押しても全く無反応。
はい、これもここらへんのヤマハ車には多い事例です。
黄色丸印のセルボタンの接触不良です。

これはかなりのヤマハ原付スクーター車両にほぼ出るといっても過言ではない症状です。
新車から2000km走行のビーノやJOGZRでも見たことありますし.....
とはいってもいきなり丸ごとスイッチ部品交換なんてしません。
バラシて、内部のスイッチ基盤を清掃して接点復活させて様子をみます。

これでも症状が改善されなかったり、しばらくして症状がぶり返すようでしたら交換かと。
当該車両は上記内容を施したところ、見違えるように 一発始動によみがえりましたので大丈夫でしょう。明日 バッテリー新品に換装して、オイル交換して納車です。
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年明けからも変わらず

午前はこんなポイント調整(昨年からの特例引き受けものですが)


午後からは車検整備中でタイヤ交換のCB1300



と飛び込みのTodayのタイヤ交換&オイル交換......



年明けからも全開です。

2017年 本年も伊東二輪をよろしくお願いします。


新年明けましておめでとうございます。
今日から伊東二輪も2017年のスタートです。
本年も昨年同様 バイクのご用命から修理・車検とお待ちしております。と言いつつ、年明け早々からも修理お待ちいただいている方がいらっしゃいますが、どうか今年も暖かく見守ってください。また、ツーリングも昨年より ロードもオフも回数が多く企画できればと思っております。
どうぞ皆様、よろしくお願い申し上げます。

年末年始休業します

伊東二輪は2016年12月30日(金)~2017年1年1月4日(水)まで 冬季休業させていただきます。
本年も皆様ありがとうございました。安全運転にて、良いお年をお迎えください。

と、更に 予定外修理のギアの続き

で、先日タイヤ修理したギアですが。どうも始動性が悪いということも検証依頼に。元々 ヤマハギアは4ストになってから始動性に関してはあまりいい評判が無い車種です。インジェクションになってもそれは同じらしく、初期型が燃料ポンプ不良がリコールにもなってましたが、当該車両はそのような事例も今のところない模様。確かに 一日預かった朝一始動が セルが回っていても始動困難です。まずはエアクリーナーとプラグを見てみましたが エアクリーナはかなり汚れてました。更にプラグもインジェクション車の割りに電極が減ってましたので交換しました。

しかし、どうもそれが決定的な原因ではなさそうです。そのような状態でも始動性にはそれほど影響がないと思われたからです。案の定 少し時間置いて冷間状態にして始動しようとすると よくないですね。
とふとインジェクション車で始動性にウェイトが高い バッテリーに目を向けてみました。最近のスクーターでもCDI点火車の車両(アドレスV125等)はバッテリーのほんの少しの弱りでエンジン始動困難、もしくは不能になります。そのままのバッテリーでバッテリーレスキューを接続してセルで始動を試みますと、何事もないように一発始動です。
ここで伊東二輪所有のテスト用のバッテリーに換装してみましたら、やはり一発始動できますね。

ということで、バッテリー交換です。新車時はコストダウンの為か、台湾ユアサが搭載されてますが、やはり仕事車両ですので一番安心な 国産 古川バッテリーに交換しました。
始動性は元に戻りましたが、仕事車両としてはマイナートラブルが多い車両と見受けました。