VOX 始動不能の理由は....
初ご来店で修理依頼のヤマハVOXさん。
半年以上放置により始動不能というのが当初の修理依頼でした。
インジェクションですので燃料ポンプ不良やインジェクターの詰まりがなければ、バッテリーさえ元気ならエンジン始動可能そうです。
最近のインジェクションスクーター車はバッテリーが本当に死んでしまっているとキックでも始動困難になります。おそらく瀕死でも少なからずバッテリー電力がなければ始動不能となります。
で、テスト用のバッテリーに換装してメインキーON。燃料ポンプの作動音とインジケータ周りのルーチンチェックは問題ありません。で、セルボタンを押すと......無反応。
もう一度 ギュ~っと押しても全く無反応。
はい、これもここらへんのヤマハ車には多い事例です。
黄色丸印のセルボタンの接触不良です。
これはかなりのヤマハ原付スクーター車両にほぼ出るといっても過言ではない症状です。
新車から2000km走行のビーノやJOGZRでも見たことありますし.....
とはいってもいきなり丸ごとスイッチ部品交換なんてしません。
バラシて、内部のスイッチ基盤を清掃して接点復活させて様子をみます。
これでも症状が改善されなかったり、しばらくして症状がぶり返すようでしたら交換かと。
当該車両は上記内容を施したところ、見違えるように 一発始動によみがえりましたので大丈夫でしょう。明日 バッテリー新品に換装して、オイル交換して納車です。
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