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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

アドレスV100 あれもこれもダメダメ~~ 其の一

なにか起こらないと来店されない典型的パターンな「修理オンパレード」な アドレスV100さんでした.....
いや~ やったことが多すぎて 覚えてないな(苦笑)。

ということで順番に。元は リヤタイヤがパンクして自走不能の為 自宅まで引き取りに行ったところから.....

①リヤタイヤバースト

使いすぎ以上です......ちなみに以前もこんなことがありましたね.....
言うまでもなく 新品交換へ。

②ついでに発覚 エアバルブの亀裂

これは普通に使っていても 最終的に経年劣化で切れてしまうパターンが多いですが、エアーチェックの際のエアバルブの抑え不足でも折れてしまいますね。エアーが短期間で抜けてしまう原因の代表例がここです。これも有無も言わず 新品交換です。

其の二へ続く
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GSF750 足回り修理他


1200は今でも見ますが、750は珍しいのでは.......
古くからの知り合いですが、最近 他所で中古で買われた スズキGSF750の整備の依頼を受けました。
スズキ純正の教習車用のハンドルへの換装、リヤブレーキホースの交換、フロントサスに社外イニシャルアジャスターの追加、リヤサス交換というオーダーです。
外観的にGSF1200と似ていますが、造りは随所に違うようで リヤサスなんかも750の物はかなり廉価されていますので1200の物を装着したいところですが そのままポン付けとはいかないようです。
またフロント周りは同時期に販売されていた インパルス400と同じフォークというお話も.....
確かに センタースタンドを上げている最中はフロントが伸びきるくらいで、降ろすと そのストロークの半分以上0Gで沈んでます。そのためか 規定のタイヤの空気圧であっても 車体の押し引きは重さを感じます。車体は軽いはずなのに......


フロントへは社外の インパルス400用のイニシャルアジャスターへ換装。
フロントフォークは納車時にオーバーホールはされているとの事で 確かにフォークオイルは綺麗でした。
左がノーマル。右が社外アジャスター。調整全抜きでノーマルと同じになる設定です。




リヤサスは純正新品は 「35000円」でしたのと他の選択肢もなかったのでお客様も迷わず新品交換で。リンク周りも一部外しますので リンク周りのグリスアップもついでのしておきます。

作業終了後 プレセッティングの為 試走してみましたが、フロントのイニシャルは全掛けが一番しっくりしてましたね。運動性がかなりよくなりましたので。
これで 安全運転技能の向上に磨きをかけてください!

M1000Sie オイル交換&定期点検整備


約一年前に販売しました ドカのM1000Sieさん。丁度1年で 伊東二輪での推奨オイル交換距離3000kmを走ったので オイル交換も兼ねて タイミングベルト点検、調整。乾式クラッチも点検、調整いたします。


納車時 タイミングベルトは新品、クラッチ周りも状態がいい車両でしたので今回の点検でも大きな問題はありませんでした。


交換するオイル、入れるのは 伊東二輪主力の NUTEC(ニューテック)NC50です。キャブ車の空冷2Vは MS55を入れますが、2000年以降のドカの空冷エンジンはオイル消費量も少なくなり 現代的な造りとなってますので水冷4Vに入れているのと同じフル化学合成のNC50がベストです。
他問題もなく また元気に一年乗って下さい。

スマートDio 駆動系修理


常連さんホンダ スマートDioさん 駆動系不良の修理です。
年間約10000キロ以上乗られる車両で 修理時 約2万キロでしたが 写真のようにドライブベルトが切れて走行不能になっております。
しかし修理本題はこれではなくて 走行中 信号待ちから出ようとしたら突如 全く走らなくなり全開でも速度20キロくらいしか出なくなってしまったと。お店まで10キロほどのところを頑張ってノロノロながら向かっていましたが もうすぐの所で「バン!」とう音と共に 走行不能になったと。この時にベルトが切れたのでしょうが そもそも切れた理由は 速度20キロしか出なくなったことに起因しているのは明白でした。
ベルトが切れているのは一目瞭然ですがそれ以外では一見何事もないように思えますが。
写真向かって左側が前方となり ドライブ側 クランク、プーリ側。右側がドリブン側となり クラッチ、ミッション側となります。
プーリ内のウェイトローラ等に以上はありませんでした。次にクラッチ側を見てみますと.....


赤丸の物体全体がクラッチ側の作動全体部分(ムーバブルドリブンと称します)なのですが この部分のベルトが通って作動すべき部分が全く動かなくなっていました。
同様な仕様のスクーターは距離なりにこの部分が最終的に作動不良や一部破断してしまうものが多いですが 当該車両は距離的に早い方でした。これは走り方が影響しているのもあります。

で、修理時のセオリーは全交換となるのですが ざっと構成部品の写真がこちら。

バラバラ状態に新品部品達です。一番右側に寄りかかっている物体が取り外した 完成体ですね。
これらを全て組み、ウェイトローラ、ベルトも新品に組み直して 元気よく元に戻りました。
スクーターの駆動系の修理はドライブベルトに注目が行きがちですが、年間距離を稼ぐ走り方の人。特に50ccスクーターの方は 作動部分の前倒し交換も視野に入れておかなければいけませんね。