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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

GSXR750 発電不良


こちらも常連さんadaさんのGSXR750 K8。毎日の通勤スペシャルにより 距離も6万キロを突破したところで いつも通り仕事に行く最中に突然エンジンストール。その後再始動してみようとすると FIエラーの表示と共に液晶の表示もおかしな事になってしまい 最後セルも回らなくなったとのことでレッカー搬送。.......先日の重症1号さんだった999に続きこちらも似たような症例で不穏な感じです。
通勤途中のコンビニに預けてあった模様で 一日遅れでレッカーされてきました。で、まずキーオンして現状を見ると その時にtetsuが見る限り 通常の作動ですしメーター表示もおかしくないですね。
そのままセルボタンを押すと 回ろうとしますが回しきれないようです。バッテリーが弱っている模様なので 他のテスト用バッテリーに換装してみて再度始動させてみますと エンジン問題なく始動。
ここで疑うわ 走行中ストール後セルが回せなかったことから 充電不足の疑い......
テスタでバッテリー電圧を点検してみますと 充電電圧に達してません。充電系統の故障の疑いが大ですね。
ここで 充電系統の故障で疑うわ、多い確率で壊れる レギュレータ(レクチファイアともいう)の場合と 稀な確率で壊れる ステータ(ACジェネレータともいう)側となります。どちらも 経年使用や使用環境、その他もろもろな事例で壊れます。勿論 どんなバイクもです。こればかしは予兆や防止もできないですが 昨今のメーター内にバッテリー電圧が表示される車両なんかは 電圧が通常時より異常な値の場合に察知はできるとも思いますが それも気にしてないとダメでしょうし......

ある程度基本的な部位の導通並びに テスタの抵抗値で断線やショートと言った判断はつきます。GSXR750はスーパースポーツな造りですのでここいら辺の整備はしやすい部分とアクセスしづらい部分があり 意外と手間がかかります。まずは レギュレータの位置探しと そこに接続されているステータ配線の位置探しですがこれがなかなかエグいところにありまして。フレーム前部のラジエター後ろ側に設置されていたのですがレギュレータを取り付けしているステー自体はすんなり外せるのですがカプラが車体中心エンジンヘッド側の上に入っており 手が届きません。
結局ラジエターをずらして 四苦八苦してカプラを取り外しました。テスタ点検したところ どうもステータ側に問題がありそうです。一応 カプラ外した状態でエンジン始動させて AC出力を見ても案の定 9Vくらいしか電圧が出てませんでした。ということでステータを取り外してみます。
当該車両は左ケース内に装着されておりこの部分はアクセスしやすいですね。



取り外した状態がこちら。




こちらがステータ本体です。一目瞭然 写真上の方のコイルが一部焦げています。当該車両は 走行3万キロ辺りの頃に一度そのころは他店で 同じようにステータ、レギュレータ周りが故障して新品に交換したそうです。やはり 通勤スペシャルな部分がこの辺りの負担となっているのでしょうね。レギュレータの冷却の部分もありますが、ステータも当該車両の場合オイルに遣ってますので 俗にいう「オイル焼け」というのを起こしていくので やはりエンジン温度上げすぎでの使用には無理がかかるのでしょう。このオイル焼けによる発電不足も昔の車両から多く見受けられますので やはり車両特性に合った使用が望ましいのは事実です。



新品との比較です。レギュレータの写真を撮り忘れましたが こちらももう裏側のシリコンがエンジン熱等でひび割れ多発で配線類も全て硬化していたので 新品に交換しました。バッテリーは再充電で満充電完了したので問題ないでしょう。充電系統リフレッシュで修理完了です また通勤スペシャルに戻っていきました。
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アドレスV100 インシュレータ~リードバルブ交換 其の二


キャブレターを取り外した部分からエンジンに繋がる部分がマニホールドとなります。これを取り外した中に リードバルブという部品があります。2サイクルエンジンは4サイクルのいわゆる 「バルブ=弁」という機械的構造のバルブがありません。しかし 4サイクルの一回圧縮と違い混合気を二回圧縮するのが2サイクルエンジン。その一回目の圧縮をクランクケース内(シリンダーより下)で行います。このときになにかしらの蓋がないとその圧縮した混合気がキャブ側に戻ってきてしまうものが必要です。それらの役目をしているのがリードバルブです。

V100はマニホールドを固定しているボルトが全て プラスのネジでしかもエンジン上面から固定しているので エンジンをほぼ下さないと 取り外すことができません。とは言いながら作業をしなければいけませんので 先に進みます。


写真は取り外したマニホールドからリードバルブ。一部 なにかが挟まって開いたままになっておりますね。これがリードバルブが開いたままの状態になってしまっているもの。バラバラになったインシュレータの一部が挟まったままになってしまってました。


更に解りやすく。黄色印部分がリードバルブの羽と呼ばれる部分。
エンジンが吸い込む時はこのリードバルブの3枚の羽根が開いて混合気を吸い込み、一次圧縮されるときは全部閉じるという動作が正常です。
二重丸の部分が閉じきれなくなったため 一次圧縮不足により エンジン始動性が落ち不安定になってしまってました。因みに 全部開いたままだと完璧な圧縮不足となります。


リードバルブ外したエンジン側も。
奥に見えるのがクランクのコンロッド。ピストンの下側スカート(薄灰色の部分)が少しだけ見えます。このピストンの下側の部分で一次圧縮をしています。
V100のリードバルブは金属製な為 挟まった異物を取り除いても コンマ数ミリ開いたままとなってしまってましたので ここは新品交換が望ましいです。
新品交換して他元に戻して 再始動。元の調子良い車両に戻りました。

アドレスV100 インシュレータ~リードバルブ交換 其の一

近くの有名酒店 「かごや」さんの方が長らく乗られているV100。仕事で使用中に突然 全開でも 50キロも出なくなったということで入庫。既にその時点でエンジン始動させると 妙に吸気音がウルサイです。十中八九 エアクリーナBOXよりキャブに繋がっている インシュレータに穴が開いています。しかし それにしてもうるさすぎるのが 気になりましたが......



エアBOX外して ビックリ!!(@_@)
あるべきインシュレータが粉砕してありません。かろうじて キャブのベンチュリ外周に残っているのみ。この部分は 経年劣化で必ず切れたり、穴が開いている物がありますので在庫で一個はもっています。

新品と粉砕物の写真。


で、粉砕した破片がキャブ側に吸われている可能性はあります。通常走行時に突然不調となったらしいので。とはいえ エアクリーナが粉砕して吸われてしまうのと同じで 運よく本当にバラバラになって吸われていれば そのまま排気されてしまうので実際 問題はないのですが、大物状態で吸われてしまっていると問題が出ます。

仮組してエンジン始動させて問題はありませんでしたが しばらく走行後 途端にアイドリングができなくなってきました、更に 始動性も悪いです。キャブからの吹き替えしも多いので 吸気側でなにか起こってそうです。キャブは先に一度バラしてますので問題ないはずです。がそれも含めて 再度点検がてら この先まで外してみます。


其の二に続く


プライベート林道中 to いわき Part2

林道走っていて物を落としてはいけませんが、K川くんはその昔も お昼用の おにぎりを落とした経緯があります。で、今回も落としました。おにぎり二つにウーロン茶。さらに その後 渡くんも飲み物落としました。林道戻っている最中に K川くんの落とし物は随時発見されましたが(笑) ......







 ここから廃道探索です。っていうか ツーリングマップルでは 「大荒れ、ダート3.2km」としか書いてませんでしたが 大荒れではなくて 一言 「廃道」でしょう......出たところでピクニックタイムです。








午後も元気に走りぬけ 帰路に。


帰りのガススタで見た 判断に困る看板ですが......


PM8時30分 練馬大泉到着! お疲れ様でした~。解散!!


tetsuのメーター上 総走行距離 560km。有意義なプライベート林道中でした。

プライベート林道中 to いわき Part1

水曜日に久しぶりにプライベートで林道中行きました。の様子です。自分本位なので 行きたいところ行きました。10数年ぶりに 福島県いわき方面です。日帰りでも距離もありますので ガッツのある人しか連れていけないのですが 今回は 休みが取れた他3人での計 4人です。tetsuは久しぶりの(今年初)CRMARです。先月納めて K川くんKTM690EDRにその 後輩 渡くん KLX250。なんと彼は まだ免許をとって2か月弱、でもオフ車に乗るために中型免許を取得したのでガッツあります。で、最近成長著しい 厚木在住 ササくん。 写真で雰囲気お楽しみください。











果敢に攻めて コースアウトしました。ま、ライダーも怪我無く バイクもほぼ無傷でしたので。先に進みます!

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