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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

シェイクダウン待ち


2016年 ハスクバーナ FE250
今年のtetsuのエンデューロレース 参戦車となります。
本日 残りの部品組み込み、事前整備も完了して 後はシェイクダウンを待つのみです。
真新しい外装も すぐに泥だらけ、傷だらけになることでしょうが(苦笑)。それが運命の使われ方ですので。
まずは この子との意思疎通がどれだけとれて 走らせられるかです。
いつもそうでしたが、特にレーサー車は そのバイクが好きか嫌いかは関係なく、いかに自分仕様に仕上げて行けるかが大きなカギだと思っております。
さぁ ファーストコンタクトはいかにです!
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こちらは真の燃料ポンプ不良

川口在住の常連様、ナカさんの93年型 900SSさん。昨年暮れに 走行中エンスト後 エンジン不始動にてレッカー搬送。診断結果 燃料ポンプ故障でした。

こちらは最初 燃料ポンプのヒューズが切れたのが発端。お店にレッカーされて見た当初は 問題なくエンジンも始動できていましたが何回か再始動しているうちに 突然 燃料ポンプのヒューズが切れました。結局 その後ポンプ配線がショートしたままとなり 配線チェックしていき最終的判断はそのままポンプご臨終となったと判断なりました。

新品ポンプがギリギリ年末に届きましたが、作業時間もなくどちらにしろナカさんも引き取りは年始後のなるとのことで公認 越年しておりました。

燃料ポンプ不良は昔から国産車のあらゆる車種(原付~大型バイク)にて不良になるケースは普通にあります。壊れ方も様々です。昨年 tetsuの996Rのように圧送力が落ちてくるなんて超解りずらいケースもありますし.... 普通にブラシ辺りがダメになり回転できませんってこともありますしね。

取り外したポンプですが勿論外的破損はありません(大抵そうです)。新品は型番、ポンプの大きさ共新型になっておりました。が、歴代 ここ20年でtetsuが携わった900SSのポンプ不良も1台しか見たことないのでこちらもマイナートラブルの種ですがね。
新品交換して調子よく元に戻り 今週オーナー様引き取り完了しました。

ハスクバーナ TE250 始動不良修理


林道部 ネギさんの ハスクくん。2010年モデル、イタリアンハスク時代の車両ですね。この年式からインジェクションです。
この頃のハスク内でのエンデューロ車両の種類別名称は 4ストは 「TE」。2ストは「WR]でした。現行は 4ストが「FE」、2ストが「TE]です。

現行ハスクはフサベル流れですが、イタリアンハスクは デザインや造りも いかにも「イタリアン!」な流れで こちらはコッチでカッコイイですよね(特にデザイン)。
イタリアン的なのは エンデューロレーサーなのに 燃料タンクが小さいとかもね(笑)。
やはり速くて特徴的カッコイイのが主なお国柄なのか。

エンジン本体も超コンパクトで「これ 125ccなんじゃ?」とか「実は2ストなんじゃ?」くらいに思える小ささです。正直 普通に使っていても「壊れるでしょう」って感じてしまう造りです。
でもそのおかがでか 車体は軽いですね。押し引きでも 現行FEやEXCFのキックなしより軽いですので。

リヤ周りからの流れのデザインも超イケてます。オフ車なのに リヤフェンダー先端の造形が跳ね上がっていたりします(意味不明)。


さてそれはともかく、久しぶりに乗ろうとしたらエンジン不始動にてメーターにエラーランプが点灯したと。昨年 8月頃にその症状となりすぐにはtetsuも預かれなく、ネギさんも持ち込みヒマもなくズルズルと年末までになってしまいましたがやっと見ることが出来ました。
この年式のハスクはメインキーあります。キーONで 燃料ポンプリレーは働きますが、ポンプ本体の作動音がしません。配線図もないので自力で配線追いかけてみますと 流石 イタリアン時代。ドカと同じカプラ、配管でしたのですぐに解りました。カプラ外して 直接ポンプ回してみようにも回りません。ポンプ不良です......

とここまでは外的見解でしたが、内部ポンプ配管の仕方も ドカのチョイ古と似てそうだったのでまずはポンプ本体を引き抜いてみようと。ここは現代的インナーポンプ方式ですが 中の造りはドカそっくりでした。

バラしてみてよかったですよ。ポンプに行く配線の一本が接続部で切れてました。厳密に言うと、この部分がギボシ圧着になっているのですがその端子から配線が外れていたっていう.....(汗)
新車時の組み立てが雑だったからかは不明ですが、要は マイナートラブルってことでした。たまたま本当に自宅でなったのでしょうね。通常走行中にこれなっていたら一瞬で燃料が行かなくなるので突然のエンストから不始動ですよ。ましてや林道間でならなくて良かった。
この部分を修復してポンプに電源通してみますと回りますね~(嬉)
再度 組み上げて 燃料入れて、メインキーオン。独特のポンプ作動音がしっかりします。
バッテリーが弱かったので キックにて始動。3~4発で始動しましたよ~。
一日放置後も再始動OKでしたので これで復活でしょう。
いや~ 部品取らずに 修理できてよかったです。
しかし このころのハスクの部品はどれも入手に手間と時間がかかりますので、tetsu個人的意見ですが よほど好きでなければ車両としてはおススメしませんがね..... 軽いし、走りもいいし なにより カッコイイですけど(笑)。

Today クラッチ減り

で、新品クラッチが来たのでこちらが減ったクラッチ交換の図。



山の残量の差が一目瞭然です。
4ストの原付はなかなかクラッチも減りませんが、流石に4万キロでは減りますよね。それにしてもドライブプーリーとか綺麗なのですがね~。



ついでにtetsuが気が付いて指摘した前後タイヤも交換しました。
こちらはたまたまですが運が良かったことに、リヤタイヤに針金が刺さっていて 既にパンクしていたっていう.....ラッキーでしたね。
リフレッシュされてまだまだ乗れるでしょう。

新年最初の作業車は.....

新年の急患さんです。ご近所に通勤使用の原付、ホンダ Todayさん。朝の通勤途中でいきなりスピードダウン......エンジンは止まらなかったが アクセル開けてもエンジン音だけが大きくなり車体は前に進まない.....ということで押して来られました。
新車購入から 走行 43000キロ。結構乗ってましたが 今までの整備経緯を聞いたところドライブベルト周りは一度も交換してないとのこと(汗)。
十中八九 ドライブベルト切れですが、いかんせんこの距離乗ってますので それ以外の駆動部の消耗も怪しいものです.....


左エンジンカバー開けまして、よく見る光景でした。
ドライブ、ドリブンとプーリー周り外してみて各部チェックしましたが、やはり43000キロ ベルト無交換で来れたのは オーナー様が優しい乗り方、使い様だったようです。プーリー面の段付きもなく、ボスのガタも無く、ローラ面の削れもほとんどありません。逆に クラッチが減りきってきて一部 金属部が接触しはじまっていたので こちらは交換ですかね。
本来 この手の4スト原付さんは 約2万キロ~2万5千キロではベルト交換したが吉ですから この車両はよく持ちました。