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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

998S ベイリス 車検&諸々 其の三

次に乾式クラッチお決まりの全バラ点検、調整ですが......
クラッチプレートやスプリング類がかなり焼けてますね......青みかかっているのがその証拠です.....

 
 
当該車両は納車時にほぼ新品のクラッチアウターバスケットとクラッチ一式が装着されておりました。どちらも純正品でした。この手のSBKでは珍しく クラッチカバーも「穴あき」等のカーボン製やチタン、アルミ製のものではなく フルカバーの「純正」カバーのままでした。
これが今回の一因にもなっている可能性もあります。
この部分のカバー.....選択肢は一長一短でして.....

*純正カバーでいいところ=クラッチ打音が大幅に小さい。外的なゴミや異物がクラッチ周りに入るのを防ぐ。雨天走行でもクラッチ周りに直接雨水がかからない。まぁ本来はエンジン始動中「グルグル」周っている部分ですので安全性が一番でしょうが。 

*社外の穴あきカバー等でいいところ=放熱性。軽量化。見た目レーシー。
といった感じでしょうか.....
この中で カバーを交換のメリットとして 打音がうるさくてや雨水にさらされても、大幅に効力が大きいのは「放熱性」ですね。
当該車両は前述のオーバーヒート気味走行があった経緯もあり、ゴーストップや低速走行が多かったであろうと顧慮すると 自然とクラッチ内部もかなりの熱を持ちますので 負担は大きいですよね。
まぁ ご本人は「ノーマル主義」なので多くは言いませんが.....
一通りセミOHして元に組みなおして完了。


今回主題のハンドル交換です。
ハンドルも一度プレセッティングしてから、ハンドルに付くスイッチBOX類と各マスターシリンダーの位置関係、ワイヤーの取り回しを変えたりして検証して 最後にハンドルにスイッチBOX類の周り止めのピン穴を開けていきます。数回は脱着も入りますので 結構ハンドル交換は時間のかかる作業なのですよ~。特にセパハンは上下、絞り角に関して自由度が狭いので.......
交換後 tetsuがまたがってみたら、「お~、1098みたいになった!」というのが印象でしたね。
998以降、999や1098といったドカのSBKは一般人に近づいた車体設計のため、ハンドル垂れ角もかなり抑えられますし(998の12度に対して 5度と言われております)、ハンドル切れ角ももっと切れるような車体設計となってますので......
いいか悪いかは別として 正常進化論で言うと、tetsuの印象では1098なんかは大分 普通の車両って感じで、誰でも乗れる ドカのSBKなイメージでしたし。
話はそれましたが、やはりハンドル一本分の違いの効果は大きいようで、帰路ではかなり楽なポジションになったと くぼじぃくんは報告してくれました。
しかし、最近暴飲暴食で太ったお腹がハンドルまでを遠くしているとも言っておりました....(苦笑)
これで 首の痛みが軽減されればいいですね。では タンブリーニツーリングまでに減量してください!
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