林道車両の定期整備
今年、伊東二輪 林道部隊で一番走った、ササくんのホンダ CRM250R号。シーズンオフに入りのもありますが チェーン交換等もあり それを兼ねて 林道車両ならではの定期整備も承りました。
舗装路使用の車両と違い林道使用もしていると その走る環境にもよりますが、あらゆる部分の消耗、劣化、作動不良等が起きますので オンロード車両より マメなメンテだったり 定期的部分のグリスアップだったりを必要とします。これを怠って 「ただ乗りっぱなし」では ボロボロになっていき ますね。
当該車両 納車したのは昨年の8月。とはいえ本人がオフロードも走り始めたのは今年になってから。そこからハマりにハマり いつからかは自力で林道探索も行き、夏には北海道の林道も探索しにいくという活発ぶり。そんな使い方ですが 今回のようにしっかりメンテをするところも良いところです。洗車はやっているようですが 今回発覚した、「意外と手を抜いてるな....」というところはもっと頑張って洗車しないと意味ないですが......
今年の9月にリヤリンク周りはオーバーホールしたので そこは今回はスルーします。
見た目で解るチェーン交換他、スロットル周りの分解、清掃、グリスアップや しばらく見てないエアクリーナーの点検、オフ使用だと短命で汚れる 2ストミッションオイル交換他 前後ブレーキ周りの点検、清掃等が主な作業内容です。
チェーンは調整してもすぐに伸びてくるようだと 大分末期です。下手すると 林道一本の割合で 一回調整するという事態にもなりかねません。それくらい サスペンションストロークにより伸ばされているとも言います。
色々見てると発覚することもあります。リヤブレーキキャリパーはピストンのダストシールが噛み込んだまま表に出てきてしまっているのを発見したので後日リヤキャリパーオーバーホールとなります。またCRM(特に林道使用や舗装路をヤンチャに走ってる車両)が最大限要注意なのが フロントスプロケットの ミッションからのカンターシャフト軸のスプラインの摩耗。ここは 歴代 4台ほど ミッション側のスプラインが吹き飛んでしまった車両をやってますので 一番の予防は定期的にフロントスプロケットを新品に交換でしょうか....とはいえ 乗り方にもかなり左右されるのも事実です。CRMシリーズは純正を使っているかぎり スプロケットは長持ちくんです。ちゃんとチェーンメンテしていれば 30000キロくらいまでもってしまう勢いです。で、今回はチェーンは当初から交換予定でしたのでついでにフロントスプロケットの状態も見ておきます。前オーナー、現オーナー共 メチャメチャ激しく乗る方ではなかったので ミッションシャフトのスプライン部はいたって優等生でホッとしました。逆に 歯の方が結構辺摩耗していたので こちらも部品発注 後日新品交換です。
やはりな.....という感じだったのがエアクリーナーエレメント。ササくんは 相模川の河川敷の走れる場所まで約10分のところに住んでいますので たまに出勤前に練習行ったりもします。通常の林道走るより 大分 土埃も多い環境ですので エアーエレメントも定期的に見てないと かなり汚れますが......
エアクリーナーBOXの蓋を開けた図......
泥だらけやん!! 予想通りと言えば予想通りでしたが エレメントの劣化も入り 粉砕秒読みでした。いいタイミングで見ましたよ。エレメントは在庫でありましたので 即日交換。
新品との比較。こんなに違うんですよ~。それだけ 埃を遮断してくれてるのね~。
ミッションオイルも今年の8月 北海道に行く前に交換しておりましたが、林道使用の2ストは早めのミッションオイル交換は悪いことはないのでこちらも交換。
その他 出来る範囲は作業を終えて 半日かけて 小リフレッシュ。残りは後日修理しましょう。
やはり 自分の趣向性を楽しませてくれる オートバイ。大事な相棒ですから 定期的に手を入れておくべきだと考えます。
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