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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

今時 ラジアルタイヤの内側探検

みなさん タイヤの内側はほぼ興味なく見たこともないでしょう。

昨日 連続タイヤ交換していて その時 お店にあったラジアルタイヤでふと比べてみました。


①最初に ミシュランですが こちらは パワーGP
昨年 tetsuが GSX-R600に入れて見て ドライ時グリップは当たり前でしたが、絶賛だったのが 冷感時&濡れた路面のグリップ力でしたね。
フロント


リヤ



②こちらは ミシュランでも  パワーカップ2。
ミシュランの溝付きタイヤでの サーキットユースが主眼のタイヤです。
パワーGPが サーキット 50%・公道50%なところ パワーカップは サーキット90%・公道 10% とメーカー発表ではなってます

ミシュランのバイク用ラジアルタイヤは 大昔から この写真のように ハニカムではないですが ウロコ状なような模様が特徴でした。


パワーGPと比べて ウロコ模様の隙間が若干大きいです。あとフロント側だけですが  ベルトのジョイントかと思われる筋がパワーカップの方はハッキリ分かります。



ミシュランは以前は どのカテゴリータイヤもタイヤのビード部が硬くて 入れづらいというのと タイヤ組み込み後の耳出し作業で 結構耳が均等に出なくて 困るケースが多かったですが 上記二種のタイヤはその逆で サイドウォールなんかはフニャフニャで どこでタイヤ剛性を稼いでいるのか不思議に思える構造になってます。
なので 以前のミシュランのイメージと違って タイヤ組み込みしやすいし外しもしやすいし 耳もすぐ出る tetsu的には 好感もてるタイヤとなっております(笑)。

以下は他メーカーのものも

③ピレリの ディアブロスーパーコルサ V3。
今はV4が出ましたので一世代前ですが 一般ユーザー的には十分すぎる性能です。
サーキットで使う 溝付きハイグリップタイヤの最高峰と言われてますね。
tetsuも 昔 996Rをレースで使用していた時、初代スーパーコルサ入れてましたが その性能と耐久性には脱帽した思い出があります。当時 主で履いていた ダンロップのスリックタイヤのグリップ性能、運動性能となんら変わらず 耐久性は溝付きなのに ダンロップ スリックよりあったっていうオチでしたの(苦笑)。タイムもほぼ変わらないタイム出てましたので ホント ただただタイヤの進化はスゴイと思いました。

話しは戻りまして、ピレリは フロントもリヤも タイヤ進行方向に対して 若干斜めに ハッキリと筋が入ってますね。

フロント



リヤ


何故 水平ではないのかになにかカギがあるのでしょう。そしてよ~く見ると
ピレリも ミシュランのような細かいウロコ状模様となってます。
初代のスーパーコルサはこうはなってなかったと思いましたので どこかの段階でピレリも真似できるようになったのか....
こういうのって 特許になってそうですがね、その辺をかいくぐっているのか(?)。
更にセンター部だけ 全く違う構造です。コンパウンド違い以上の違いがなにかありそうですね。


④そして 最期は メッツェラーの Z8 インタラクト。
スーパーコルサ系とは真逆のツアラータイヤの位置づけですので 求めている性能の方向性も違います。
それなのに 不思議なのが 内側の模様は ③のピレリスーパーコルサV3と かなり似てます。
数年前にメッツェラーはピレリ傘下に入ったので この構造体としては どちらのメーカーが主導の元なのか気になるところ。
メッツェラーのサーキット向けタイヤ、レーステック(ピレリで言う スーパーコルサ的位置づけ)も見て見たいです。

フロントは Z8はショルダー部分にも 斜めの筋が入ってます。

タイヤを外す際にやたらサイドウォールが硬すぎて 機械では耳落としできなかったのですが(結局人海戦術)その辺は ハイグリップ系はあまり苦労した印象がないのでその辺の兼ね合いにも関係があるのか?


リヤはスーパーコルサとの違いがあまりハッキリとは分かりません。



因みに タイヤ単体にすると Z8のリヤなんかはかなりフニャフニャ押せますが スーパーコルサはかなり硬く この辺もタイヤの方向性違いでしょうね。

実際 Z8は 空気圧を高めにしていないと 実力が出ないどころか 走りづらいです。
Z8は tetsu851で履いてみてましたが最初 フロント 2.0、リヤ 2.25気圧で走ってみたところ なんとなく鈍くさい運動性能。ブレーキングからのターンインもキモチワルイのなんの。
ただの重いバイク乗っているよう。
で、試しに フロント 2.25、リヤ 2.6 気圧くらいにしたら 同じタイヤとは思えないくらい 全然良くなって 普通に攻める事もできるようになりました。

逆に スーパーコルサやパワーカップ系の空気圧は ある程度低め傾向(特にリヤは)でないと 性能もさることながら タイヤの摩耗度合も違ってくるようです。
ちゃんとメーカー指標タイヤ空気圧があり 冷感時に フロント 2.1、リヤ 1.9 気圧です。

ミシュランのパワーカップ2はリヤに関しては 更に低く 脅威の 1.5気圧とな!!
「マジですかぁ!?」って心の中で叫ぶ tetsuがいます(笑)。
だって 公道で乗るオフ車のオフタイヤ、全部 2.0キロで走る 自分なのですよ~。
それより低くしてしかもサーキット攻めろって.....汗汗のなにものでもないですよ。
でも 初代 スーパーコルサも リヤは 1.7にした方が タイヤの持ち事態
まぁ 今度 R600で筑波を走る機会が来るので その時に身をもって体感してきますよ(苦笑)。

でも ①②のミシュランは  ハイグリップ側タイヤでも 外した状態でも 結構フニャフニャ感があったので ここいら辺に各タイヤメーカーの技術差や考え方の違いがるのでしょうか。

それでもまだ進化するタイヤは凄いですね。





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