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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

久しぶりに悩まされた999さん......其の二

お店から出ていって 300Mほどで 急にエンジンの調子が悪くなり エンストしたと.....とりあえず 申し訳ないですがお店まで自力で押してきてもらう事に...... 「??なにか違う原因がある?」
数分もしないうちに 押して来ました。エンジン始動させてみますと かかりますがなにか 不正爆発というか 1.5気筒な感じで 回転上昇にも引っかかりがありたまに マフラーからアフターファイヤーします。どんどん悪化する感じだったので そのまま入院という事に。
他の作業があったのですぐにには見れませんでしたが、翌日に手があいたので みて診ました。こういう症状はじっくり見れる時間帯でないと落ち着いてみれないので。

まずは もう一度始動させてみます。すんなりかかりました。そこから水温計を見ながら 暖気してみます。水温45度くらいのところまでは普通だったのですが 50度を超える辺りからたまに息つく症状が出ます。そこでアクセルを開けてみましたら 前日に見たのと同じ状態になります。やはり アフターファイヤーもしてきます。やはりなにかが車体側で起こってます。しかも 現状の検証だと厄介な 電気系統のような...... でも 燃料系統でもあるような.....


999はある程度のエラーは本体メーターで診れます。が この段階でみて診ても エラーコードが出ませんでした。完璧になにかが起こって状態のままでないとエラーコードは出ませんので。ということで まずはセオリー通り 配線周りチェックです。999はバッテリーBOXの裏にECU始めレギュレーターや燃料ポンプリレーといった物が集約装備されております。この部分にアクセスするのが少し大変でもあります。バッテリーBOXを手前に浮かして、裏側のヒートプロテクター(アルミの軟板)を小さな木ネジ緩めて外さないと見れません。しかもこの部分.....不用意にバラバラにすると元に収納装着するのが困難になるっていうもの......

  
慎重にバラシつつ 配線の異常やカプラの状態を見てみますが 経年のヤレはありますが 大きなダメージとなっている部分は見受けられませんね。先ほどの検証では水温上昇と関係しているように見えますので そこらのセンサー類の可能性もあります。それらの変動で 燃料噴射量も変化させてますので。伊東二輪テスターを装着させて 見れる範囲の 電装品チェックをしてみますが IGコイル、インジェクター、スロットルポジションセンサー、燃料ポンプと異常はないようです......が それにエラーコードの履歴もない......う=む。

症状的には 燃料を圧送できなくなっている風に見受けられるのですがね.....燃料圧力レギュレータが壊れたかな?というのが この段階での一番の有力故障個所なのですが.......

配線図ともにらめっこして 点火系統と燃料系統の作動概略を見直して やはり 次に見るのは燃料系統周りかな......と考えながら 再チェックした検証のため バッテリーBOX等を仮止め(タイラップでぶら下げた状態)して 再始動検証....... としようとしましたら メインキー入れたと同時に どこかのリレーが「カチカチカチ」と高速で反応するではないですか!! 

「え?なになに?なにが起こってるの~?」 とまたも迷宮に入っていったのです......

其の三に続く.......
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