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37th パワーエンデューロ8時間耐久エンデューロレース 参戦  後編

そして 夜が更けて 更に寒くなっていきます。

K主任のコメントの通り、宿で 主任とSinくんは tetsuは絶対 寒さで死んでいると話していたそうですが......

実際は 予想以上に快適でした。
テントも山岳2人用なので中が狭いぶん 何気にテント内もそれほど寒くなく 普通に寒がらず着替えられました。
シュラフ内では どの程度着込めばいいのか分からなかったので 最初はインナーウェアの上にフリースを着て寝ましたが30分もしないで暑くて脱ぎました。
ただ テント泊も初めてだしマミー型シュラフも初めてだったので 熟睡とは程遠く、ウトウトしながら朝を迎えましたね。
でも 8cmインフレータマットのおかげで 布団で寝てるくらい寝心地良かったので身体は休まったのかなと
あと やはり 段ボール効果は絶大で 底冷えは皆無でした。

ここまで レースレポではなくて 『初軽トラ荷台にテント泊レポ』になってますね(笑)。

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本題の PE8Hに戻ります。

今年のコースマップ。

っていうか このマップ、3回連続 同じような気もします(笑)。
昨年も 下見していても 「?違くね?」って箇所や不明なルートが多く 参考にならない気がしてきました(苦笑)。まっ こんな感じですよ~ってことで(笑)。


まぁ 無事に朝5時にノソノソと起き出して 早めの朝ごはんを食べたところに 主任、Sinくん他 やってきました。

部長組の ヨシケンくんと渡くんも 無事夜中に到着していたようです。

前日車検や受付をしてない人は まだ暗いですが 当日の朝5時から 車検・受付始まってます。


それに伴い 参加車両をスタート位置に並べるのも開始。
各車マシンのタイヤ空気圧調整他 一通り点検確認して所定位置に持っていきます。
主任が暖気しながら 走行チェックがてら #19号を並べに行ってくれました。

毎度ながら PE8Hは 本場の鈴鹿8耐と同じく ルマン式のスタート。
ゼッケン順(エントリー順)に並びますので #19号は今年も 前の方に並べます。
今回は 後ろは97番までいますので スタート後一周目では その位置で 結構違います。

伊東二輪林道部。用意している人もいれば まだのほほんとしている方々も。



そして 6時15分からブリーフィングです。丁度 日の出とほぼ同時な感じですね。

主催のモトパワーレーシング代表の小林さん。

レース日当日がご本人の誕生日だったそうで。おめでとうございます!
小林さんがこのPE8耐を始めたのが 28歳の時だそうです。そこから37回(単純に37年ではないです、間 開催年がないのもあるので)約40年 を数えるほど続けられているのは素晴らしいですね。
今後も 小林さんが動ける限りは開催していくと 頼もしいお言葉でした。

今回は 日の入りいが 午後4時30分頃を顧慮して スタート7時。チェッカー15時のレースタイムです(いつもは 8時~16時)。
なので ブリーフィング後はバタバタとアッという間にスタートです。
その前に 全員撮影。




今年も#19組は スタートライダーはエース K主任。
実は K主任、今年 初レースなんです。仕事が忙しすぎて 5月の日野ハードもキャンセルしたくらい...... でも 大丈夫でしょう!!

セカンドライダー Sinくん。サードライダーtetsuという順番で交代。今まで通り この順番がベストとtetsuは確信しているのです。
考えてみると 今年はこのPE8Hが 三人チームで走るのが初となります。昨年まではPE以外でも ハッピーエンデューロに3人体制で出たりしてましたので。
さぁ! 今年の結果いかに!!


午前7時、花火の打ち上げが合図でスタート!!






K主任今年も初動よく 一コーナーから大阪へは 4番手で上がって行きました。流石です。

#71号、#72号も 無事スタートしていきました。



#19初回の交代は一周づつという作戦も昨年通り。一周目は各自 コースを覚える意味もありますので。

手足ながいな~SILくん

 
今年は K主任が戻って来た時にtetsuに伝えてくれた通り 今までで一番ハイスピード設定。
「tetsuさん好みですよ」と言っておりました。
とはいえ 明け方降った雨と朝露のおかげで コースは各所濡れていたり マディな箇所もあり ドライとは言えない路面状況でした。
それでも 今まで参戦した中では一番路面コンディションは良かったと思います。
Sinくんからtetsuに交代、この日初ライド。
 
コースレイアウトは主任が言う通り tetsu好みな設定でした。まぁ 激マディ箇所さえなければtetsuはどれでも好みになりますがね(笑)。
一周目を結構いいペースで戻ったと感じながら tetsu意気揚々とクイックピット入ると 次のK主任がまだヘルメットも被ってないではないですか(ナゼ?)!
代わる時に「思ったより早く帰ってきた」と言っていたので tetsu ちょっと寂しかったのは 本当の話しです(笑)。


#71号チームはtetsu達と同じく クイックピットで交代。

 
このチームは3人共 レース参戦歴が浅い3人なのですが Mくらくんの若さと Sとうさんのアグレッシブさ、ハセGさんのハードエンデューロ体質をミックスして結構ダークホースかもしれないです。Sとうさんと はせGさんは背が高いのもエンデューロ有利ですね。


#72号チームはレース前もドタバタでしたが レース始まってもドタバタの様相。


特に ヨシケンくん、渡くんは公私共に忙しく レース前もほぼ練習できなかった状況での参戦ですので 是非 落ち着いて走って 怪我無く完走してほしいところです。
マシンは 部長号なので 部長が気を吐いた走りをしてくれればいいのではと思うところです。
そんな中 スタートライダーのヨシケンくんがやらかしました?。
一周目にパドック帰ってライダー交代だったはずが クイックピットに入って来てしまい 交代ライダー誰もいないっていう事態に(苦笑)。
クイックピット使用のtetsuは 次の交代の為待っていたところでしたので「なんで入って来ちゃったの?」と聞いたら ヨシケンくんの次のライダー 部長との意思疎通がなってなかったようです(笑)。しょうがなく ヨシケンくんもう一周行きました。
 これ以降は 当初の予定通り #72号チームはパドック内交代としておりました。

その後は #19号車は 各自2周づつ交代と これも昨年と同じルーチンにしてみました。ただし昨年と少し違う様相だったのが 燃料補給のタイミング。昨年までの使用のFEより燃料タンクの容量が約2L少ない今年の車両。そのうえ ハイスピード設定のため 燃費も悪いと推測されてました。
その辺を顧慮して 燃費いい4ストと言えど 1回給油では最後までもたないと判断して 2回給油という事に決めて 早めの給油としていきました。FIはガソリンコックがないので 燃料補給のタイミングを間違うと 本当のガス欠になりかねないので。

#19、#71、#72 共に レース中盤過ぎまで順調に走行していきます。
















天気は予報では晴れで 降水確率0%だったのですが......基本晴れ間の見える 曇り空で たまに小雨がパラつくこともあって 今年も安定した天気とはならなかったですね。気温も当初の予報の15度ほど上がらなく 北風が冷たい 10度近辺でした。まぁ その分 ハイドレーションが減らないのでいいですが、ピットにいる間はすぐに寒くなるので上着必至でした。

昼頃には各自 交代の合い間に食事します(アイアンマンの方々はしないのかな?)。


tetsuなんかは 数周に一度 バナナ食べたり 交代の合い間に連続してパンにカレー付けたりしてエネルギーを補給してました。
エネルギー補給は大事なんです。お腹すくと スイッチ切ったように走れなくなるんですよ(マジ)。

中盤辺りからは この『小手調べ』と言われる セクションが一つのポイントとなっていきました。

プチクライム& 木々を抜けてのキャンバーターンを盛り込んだ箇所なのですが 走るラインによってなかなかイヤラシク 段々路面が荒れて行ったのもあり 木の根がガッツリ出てきたりして 後半は渋滞ポイントになっていきましたね。
レース後半では 進入手前で待つマシンが多くなり それをすり抜けて行くのも 至難な事になってました。
スモール(小排気量)の方々にはツラかったようです.....

結構やらかしている人が多かったようでしたが tetsuは最終乗車時に最後の木の根にハマった以外は全周 問題なくクリアしてました。

そしてレース後半に入る辺り#19号車の Sinくんにプチトラブルが。
左手の疲れの蓄積で 走行に支障が出るとのことをK主任と話した上で tetsu交代後のK主任が連続3周走ることに。
K主任のおかげで通常より長く休めたので その次の走行では Sinくん復活!
予定通りのルーチンに復旧。しかし ここで新たな問題が......
主任が3周走ったので 今のペースで周回すると ラストライダーがtetsuになってしまう計算に(汗)。tetsu自体は走る事はいいのですが より上位へのレースリザルトを目指す#19号車としてはベストの選択ではないと考えました。

PE8耐には『チェッカー前 30分ルール』というのがあって チェッカー前30分よりピットインでのライダー交代の禁止及び ピットアウトの禁止が行われます。なので ライダー交代するなら ラスト30分前に済ませないといけないのです。
そこまでに時間に 戻って来れない場合 ピットインせず走り続けるしかなくなるのです。
なので 今のルーチンですと tetsuがラスト2~3周走ることになります。
それでは前走車に追いつくよりも後続に追いつかれてしまうリスクがありますので やはり最後は絶対的スピードと安定感の& パワーの(笑)、K主任に託すのがベストというのが tetsu、Sinくんと同意見でした。
昨年も同様でしたが 今回も tetsu組は 最後半は 各ライダー周回や順番を調整して ラストライダーもエースK主任のルーチンになるように最後は組み立てました。

ここまで #19組、一周平均15分前後 で全員周回しているので まぁまぁいい感じでした。本当に大きなハマリやトラブルなく来ています。このままのペースで最後まで突っ走るのみです!
因みにこの時点で総合7位でしたが 順位は考えないようにしていました。


レース終了34分前(30分規制より4分前)にSinくんから無事 K主任に交代して#19号 ラストスパートへ。



これでそれまで通りのラップタイムなら後3周は行けます。

その次の周に 何故かそれまでのペースより 約2分遅いタイムで主任が戻ってきました。
「???どこかハマった?」と思いつつ 次の周回はまた14分台に戻っていたので あまり気にしなかったですが チェッカー後 判明したのが シフトペダルの先端がなにかしらの原因で 折りたたんだ状態になってしまい シフトチェンジが思うようにいかなくなったためでした。

そんなトラブル抱えながらも#19号 ラスト一周。


#71号 Mくらくんもラストラップに突入。


その間に 8時間経過と共に チェッカーの合図の 花火が打ちあがりました。

午後3時 チェッカーです!

小林さんが振り下ろすチェッカーに続々とフィニッシュしていきます。

最初に #72号 ヨシケンくん。

今年もヨシケンくんがラスト3周でしたね。


次に #19号 K主任。

戻って来るやいなや 我々の方に来て シフト先端のトラブルを言ってきて最後交代前のライダーのSinくんに 「Sinさんのせいですよ」って言ってました(笑)。
なにやら最後は 4速固定で走っていたそうです(汗)。トラブルが ラストで良かった~。


 
最後に#71号車。

Mくらくんがラスト3周走りましたね。
この喜びのガッツポーズがいいですね。本物の写真では拡大すると嬉しそうな笑顔がゴーグルの下に見えるのです。いや~その達成感が癖になるのが エンデューロレースでしょうね(笑)。

伊東二輪林道部 3チーム無事 メジャートラブルや怪我なく 完走しました!

そして 今年の伊東二輪林道部 各 リザルトです。
tetsu組のものは 先のブログに発表しておりますが再度しつこく ちゃんと発表です。

#19号車

念願の オープンクラス 6位入賞で~~~~す!
総合でも 7位と 両方10位以内に大満足な結果です。
10位以内での 表彰を目指していたのに 昨年の12位から一気にジャンプアップの6位まで来ました。3位まで あと一周差です。
(まぁ その3位はアイアンマンな方なので 現時点で順位以上の差を感じますが(苦笑))

#71号車

大健闘の オープンクラス14位! 
周回数も#19号車より3周遅れで収まっているので tetsu個人の下馬評以上の成績でしたね。
個人的に Sとうさんが『小手調べ』で放った事件を激写したものを入手したので それを元に 別ブログネタとして後日検証アップしますのでこうご期待(笑)。

#72号車

オープンクラス 24位。
こちらも レース前のトラブル続き等を顧慮すると 予想以上に良い結果になったと言えました。
ヨシケンくんと渡くんは ほぼ2スト経験なかったので 色々不安がありましたが 意外と乗りやすかった 部長の2T200との相性が 二人共 良かったのかなと思います。
因みに当の部長はレース前、「完走できない可能性大」なんて言っていたりしてた事もあったのはここだけの話ですよ(笑)。

そして 表彰式。
オープンクラス 念願の表彰へ呼び出されました。
何故か「Sinく~ん、tetsuく~ん、Kく~ん」ってな感じで呼び出されました(笑)。
6位入賞ですが盾が貰えるのは 3位まで。

6位は この手書きの紙と 賞品が 証となります(笑)。
珍しく 主任が笑っている写真があるとは(驚)。

オープンクラス全員での表彰写真です。


この全体写真は一年間 モトパワーさんの PE8HのHPに掲載されます。

レースリザルトはコチラ➪ 37th PE8H リザルト


レース翌日の#19号車。
あらためて 8時間走ってくれてありがとうです。

MY21 KTM250 EXC-F   
最高のマシンでした、と3人共絶賛。
更に K主任の300XCより移植したスペシャルフロントサスの威力は凄かった.....
密かに 俺も欲しい(笑)。と思えるほどでした。
因みに どうでもいい話ですが、各ゼッケンに3人各人のライダー名が載ってますが 一部間違いがあるのは わざとだそうです と 製作者 K主任 談(笑)。  
(「Sin」改め 「SIL」 =『 汁』?(笑))

tetsu 参戦 3回目、3人体制では2回目にて 野良ライダー3人の力の結集で ここまで到達できたことに レース後 東京への帰り道 tetsu 一人でじーんと来ました(笑)。その後 空腹と疲れから 安積PAで爆食い後 爆睡しましたがね(笑)。

今年は マシン選択からレース前セッティングは時間があまりなかったですが、その後の3人合わせての短時間でのセッティング、またレース当日の レース運びまで 全てほぼ現状出来得るパーフェクト感で掴んだ 6位入賞でしたので 本当に嬉しい限りです。


#71、#72も無事完走できて尚 喜ばしいことでした。

参戦した内内の方々 お疲れさまでした!


また モトパワーレーシング他 スタッフの方々 レース運営にマーシャル、スタックスイーパーとお世話になりました。
来年以降も楽しい8耐 楽しみにしております。

またレース参戦、お手伝い、観戦した方々 寒い中 お疲れさまでした。
来年も宜しくお願いいたします。

以上 2022年 のPE8H のレースレポ終わります。

*掲載写真は 大会公式フォト他 身内色々なものを組み合わせております。皆様 ありがとうございます。*
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