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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

モンスター821のバッテリー搭載位置

車検でお預かりだったドカのM821さん。ご近所さんで新車時よりずっと診させていただいております。二回目の車検ですが今回初のバッテリー交換依頼でした。

で、このM821。水冷エンジンですが見た目 前モデルの空冷796より更にトラスフレーム部が少なくなっており 随所に造りも違います。
クラッチ操作機構も 油圧クラッチ機構をやめ ワイヤー式を採用しました(現行はまた 油圧に戻ってますがね)このワイヤー式、tetsu的にはものすごく扱いづらい印象なのですが......
で、前モンスター類の796や696系の バッテリー搭載位置は「タンク下」でした。この為 バッテリーにアクセスするのは結構面倒でありました。
あ、旧ドカ系の「タンクがリフトアップする」各車をお乗りの方々、貴方たちの車両はバッテリー交換の際は幸せですよ(笑)。リフトアップしますからね。
696や796はタンクの下にあってもタンクはリフトアップしないのです(涙)。

話は戻しまして M821のバッテリー位置。
ちょとはアクセスしやすくはなったのですが......まさかの

はい、ここです。


よくわからないでしょう。なんと スイングアーム内に搭載されております(驚)。
796よりはまだ交換しやすいですが それにしても こんなところに搭載となるほど バッテリーを搭載できる空間がフレーム側にないとも言えます。いや それより 796等で不評であったであろうことから メーカー側が考え直したか(苦笑)。
写真撮り忘れましたが バッテリー端子は上から外しますが、バッテリー本体を抜くにはスイングアーム下に抜きます。

その図です。


なかなかトリッキーでして バッテリー取り外す時もマイナス側のアース線はバッテリー上部で外せない構造な為フレーム前部側で外しておかないと プラス側のみを外して引き抜く際に 万が一 ショートして ECUお亡くなり!となりえる 危険度です(汗)。


この構造に「う~む.......」って考えてしまうのは 私だけではないでしょうね。いい意味か否かはご自由に判断で(笑)。
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GSF750 車検

やっと更新です。すみません。
で、伊東二輪では数少ない、「チョイ古 4気筒」しかもレア車の スズキ GSF750さん車検依頼です。

GSFは当時 1200の方が売れましたので 750は珍しいです。この先祖は 一世風靡した 油冷GSXR系のエンジンです。GSXRの1100と750がそうであったように GSFもフレーム含め 1200と750は似ているけど 随所に違うところがあるっていう 謎にメーカーもお金をかけていた?(のかな?)時代の車両ですね。
排ガス規制も緩い頃の車両ですので色々ギミックがなくて 整備も比較的しやすくていいです。
外装外してフレームがあらわになった姿も独特ですね。
これまた 車両としても 軽くて乗りやすくて たまにはこういうのもいいものです(笑)。
しかし 今年は スズキの会長も退任することが決まったので この辺りの車両の部品も随時 無くなって行ってしまうのか....... どうか 某H社とは同じ方向にならないでほしいものです。

Windows10 強制アップデートのせいで!!

先日 お店PCのWindows10が 強制アップデートされたおかげで 今まで使えていた画像処理ソフトが動かなくなり ブログ用のアップ写真が作れなくなっております(いや実際にはできるのだけど いちいちめんどくさい)。
昔から Windowsの強制アップデートは PC内の設定が勝手に変わっていたり、今回のように使えていたソフトが突然使えなくなったりで イヤな思いをするので ホント嫌なのですが 「強制」なのでこればかしはしょうがないですが......
それにしても 困ったし、ムカついたし!
ということで なにかしら策を考えますまでお待ちを。

FE250 一年整備 其の三

そして前回り整備へ。
前回りもやる事 意外とあって、左右フォークシール交換、ステム周り分解グリスアップ、FブレーキセミOH、ブレーキ・クラッチオイル交換、等々。


昨年 すぐにマディ練習の影響で左のフォークシールは早々に抜けてしまって一度交換しましたが、昨年後半にやってない右側も滲んできて 今回見たときには 更に左も少し滲み始めていたので今回は左右交換です。

そして こちらはtetsuは触ってなかった箇所のステムベアリング周りですが......


外して発覚したのは 、こちらも初期組み立ての時のグリスのままだったのかな。グリスの少なさと相まって 流れていってしまったのか カピカピ状態でした(汗)。

幸い、ベアリングレース周りに傷がつくほどでもなく アタリも大きい箇所はなかったのでグリスアップのみでOK。ベタベタ、バリバリに塗りたくり組み込みます。
ついでに ステムシャフトのキーロック用の穴もビニテで塞いでおきました。

フロントホイールのアクスルカラー部分もグリスアップ&スポーク点検。エンデューロレーサーはフロントタイヤはリヤタイヤに比べ かなり長寿命なので なにかないとフロントホイールすら外しません。そのため ホイールカラーの部分のグリスアップがおなざりになりがちになり そのため洗車やマディ走行等で水分がカラー内側に侵入しやすくなってしまいます。


外してみたら 案の定 カラーとベアリングの接触面が一部腐食してましたね。グリスが流れてしまって被膜防御できなくなったのでしょう。腐食部分は修正して こちらも ホイールカラー挿入部にグリス塗り込み組み立て。

その他 細かい作業も完了して 組み上がった ひと昔前のTMレーシングカラーの(笑)ハスクバーナ MY19 FE250 ヨシケン号。
しばらくは乗れない環境下でしょうが いずれ落ち着いて 乗れるときまで楽しみに!

FE250 一年整備 其の二

FE250 リヤ周りの続きです。

駆動系も一新です。
一年使用で 随分チェーンもくたびれてましたが  それよりもフロントスプロケ摩耗が。
tetsu号含め 他のエンデューロ車も見ていて エンデューロレース使用車は フロントスプロケットが予想以上に摩耗します。


新品との比較。何気に 進行方向に波のり仕様なのがわかります。

おそらくマディ環境等で泥がチェーンにより運ばれてきてフロントスプロケットとエンジン本体との間に目詰まりするからと思います。それによる 「自然ヤスリ」状態で尚かつそんな状況なのでどうしてもエンジントルクを使って 低速ゴリゴリ走りをされるので フロントスプロケットは削れていってしまうのでしょう。
使えるっちゃ~使えますが、折角 チェーン新調ですしお高くないので安心の交換です。

 で、チェーンもかなり傷んでいたのでこちらも交換ですが ついでに色気づいて tetsu号FEで試着でご紹介した RKのオフロードレース用 限定カラーチェーン 「ブルー」に交換。


リヤスプロケットも摩耗していたので 伊東二輪 一押し、信頼の 「ISA」製へ交換。


う~ん、かっちょよくなりました。
でもマディ走ったら なんだかわからなくなりますがね(苦笑)


其の三に続く