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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

水はどこいった.....

ハスクバーナ スヴァルトピレン401さんの オイル交換がてらの 各部点検依頼。

新車で購入後 今年が初車検だそうですが 現在 約13000km。

オイル交換はしっかりやってきたようですが 他の部分の点検、調整等が今一だったのか......

チェーンは購入後 一度も調整していないようで メチャ伸びてました(汗)。

そして驚いたのが クーラントが リザーバタンク内 空っていうこと(汗汗)。


写真見ての通り 空なんです。

クーラントが残っていれば 緑色(KTMの場合 車両によって ピンク色もある)が見えるのですが全くないです。


心配になり ラジエターキャップ開けて 上から見たところ ラジエター部でも 半分ほどしか入ってないのではくらいなかったこと。

写真ではその水面までも確認できませんよね(汗汗汗)


エンジンオイルを抜いた際には特に クーラントの混入はなかったですね。
ラジエターホース類の接続部からも特に漏れた形跡もないし......

で、オーナーさんにこの件に心当たりないか聞いたところ 一年前に お住まいの近所の車屋さん兼 バイクも触れるところで クーラントの入れ替えをお願いしたとのこと...... ですが...... どう見ても 少ないですよ。謎は深まるばかり.....

入れ忘れたわけではないと思いますが(いくらか入っているので)、意味不明です。
よほど 夏場の走行で 渋滞路ハマりまくって オーバーヒート気味を繰り返していればですが.....

ひとまず ラジエターにクーラント足し、リザーバタンクにも規定量入れて大丈夫だとは思いますが.......

初見の車両ってたまに こういう謎のことがたまにあるので 冷や汗ものです。

ひとまず 車検まで様子見です。
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JOG ZR エンジン不調

ちょっと前に依頼された JOG ZRさん(4ストFI)のエンジン不調修理の図。

型式 SA58Jなので ヤマハエンジンとしては最終モデルとなる 2018年頃のJOGですね。
この後 JOGもVINOも 車体・エンジン含め ホンダのタクトがOEMベースとなるのです。

今回 初見車両なので まずは 電話でトリアージしたところ 半月ほど前から 始動困難になり 最終的にバッテリーも弱くなり始動不能状態になったよう。
元々 tetsuがエンジン始動時の状態を確認していない車両って なにかと修理では困ること多いんですよ。そもそも 以前の状態で壊れているケースもありますので それを知らず頑張ってあれやこれややっても 無駄にお金がかかるだけなので。
と言う事を説明して まずは軽く診て見て判断ということでご本人がウチまで押してきました。
メインキー入れると 燃料ポンプの音はしていますが エンジンチェックランプも点灯しており 現時点ではバッテリーが原因なのか はたまたチェックランプのエラーが原因なのかが不明でしたので一旦お預かり。
この年式の ヤマハ車、面倒なのが バッテリー電圧異常でもチェックランプ点くので。

ここで 初見車両なので 本人に聞いたところ チェックランプは以前から点きっぱなしで乗っているとのこと(汗)。
要は セーフモードで乗れていただけの可能性もあるので それは それでダメですよ。
こういう修理時にそもそもなにが根本原因だかわからなくなるので困ります。

この年式のJOGは ダイアグテスタがOBD2化されたからか、 以前のモデルのように エンジンチェックランプ点滅回数でのエラーコード確認ができません。また エラー履歴もテスタでないと消せないのは一般人には面倒なので それを億劫がってそのまま走っている人もいるようですが....
ある意味面倒だけど ある意味 汎用のOBD2用のテスタでは診れるので そちらで診て エラー解決した後 履歴を消去しておけばよかったのですが、それを怠っていたということです。ま、それを注意するバイク屋さんにも今まで行ってなかったようなのでしょうがないですが。
因みに 車検のあるバイクはこれ点きっぱなしだと 車検が通りませんので。

で、まずは エラーコードは後で見るとして テスト用バッテリー接続してスタータでセルは回りましたが 一向に始動する気配なし。
プラグを外してみて点火確認すると 火花は通常レベルで出てますね。
とすると 燃料か圧縮に問題あり という話になります。

プラグの電極が結構減っていたので ひとまずそこらへんにあった使えそうな中古プラグで再始動を試してみます。
バッテリージャンプ用の大型バッテリーも駆使していみたら なんとか始動させることに成功。

しかし やたらエンジンの吹けが悪い。アイドリングもままならなく停止。
その後の再始動も 本人言う通り かなり苦労します。

ということでここで OBD2テスタ接続してエラーコードを見てみますと。
なんと5つの履歴が出てきましたよ(汗汗)。
ここで他の内容は端折って書きませんが、一番新しいのが履歴的には 『O2センサヒータ電圧異常 』でその一個前が 『O2センサシグナル異常』だったので この二つが同時に起こっていても経験上と理論上でも 基本これほど調子は悪くならないはずなのですが......

一瞬 謎々調子悪い子の沼に落ちるところでしたが この後 この原因を点きとめました。

吹けが悪いので まさかと思いつつ エアクリーナを診て見ましたら。

汚れまくっているエレメントが登場(汗)。


しかしこれだけではなかったです。

エレメント外したら BOX内からオイルがドバっと出てきましたよ!(驚)

そう、これが原因でした。

エンジンブリーザーからエアクリーナBOXに戻ったエンジンオイルをエアクリーナ側から吸って クリーナが目詰まりして 空気が吸えなくなったというもの。
試しに クリーナ外した状態で始動させてみると 最初は残留オイルで何度かエンジン停止しましたが その後徐々に調子がよくなってきて アイドリングもするようになり吹けも一般的な状態に回復できました。

問題はなんで こんなにブリーザーからオイルが戻ったかですが.....
通常 この量だと エンジンオイル量がメチャ多すぎた か ある程度長い時間 バイクが横倒しになっていたなら考えられます。
エンジンオイル量はオイルフィラーで確認した限り ライン真ん中あたりでした。
仮に前回のオイル交換でライン目一杯まで入れてあったとするなら 上記の推測でブリーザーからBOXに戻った量としてはあり得ます。
ただ 本人にその事を聞いてみても 心当たりはないとのこと。
ただ 知らない間に倒されていたのが 起こされていたりしたら分らないですがね。

ひとまず プラグ、エアクリーナは新品交換。バッテリーは満充電できたのでそのまま使用。
エラーコードは全て消して 再度点灯したので確認すると やはり O2センサシグナル異常と出るので O2センサが壊れているのでしょう。
因みに ヤマハ車は 近年モデルの一部の車両は バッテリー電圧の異常の延長で O2センサのヒータ電圧の異常をヤケに拾うようで 実際なんともないのに 突然エンジンチェックランプが点くというのが多いようです。
セロー250のDG31型なんてこの症例で有名です。
でもチェックランプ消すのにも いちいちテスタ繋がないといけないので みなさん困っていて 可哀そうですよ。っていうか 我々も困りますよ。いちいち面倒だし。

と最後は愚痴も入りましたが ひとまず 大事修理でなくてよかったということで。

続 CRF250L<S>のABSについて

連続CRF250Lネタです。

リヤブレーキでのABSは効かせてみました。

昨日 雨上がりの帰りに 停止する際に わざと リヤをフルロックになるよう踏んでみたところ 感覚的には『ここでスベる』っていうところより若干手前で ABSのアクチュエータ辺りからか 『ガッ!ガッ!ガッ!』って音と共に 結構な振動がリヤブレーキペダルに感じられるような作動印象でした。

正直 今まで ロック近辺をコントロールすることに慣れている人間からすると ABSが作動することで この 音と振動で逆にビックリします。
また やはりと思いましたが ABS起動すると 全くコントローラブルではないですな。

オフ寄りのタイヤにしたらABS介入がもっと顕著に出そうなので いつでもリヤは解除かなとか思ったりしています。

という続 インプレでした。

CRF250L<S>のインプレ

突然ですが 一部の気になるリスナー向けです(笑)。

気になる方だけどうぞお読みください。

ホンダの CRF250L<S> の 一週間 通勤他で使ってみてのインプレ内容です。
当該車両は 2023年マイナーチェンジした現行車となります。


tetsu が先週から通勤他でお店検証車として使っている車両となります。
2021年にフルモデルチェンジにて現在の容姿になった現行 CRF250。
発売当初から各方面のインプレはあらゆる方面の方々にも非常に高評価なものが多かったのを見ていて 『それだけ言うなら』という感じでトレール車をトレール車として乗るtetsu自身で一度は乗って体感して見たかったのが今回のネタの最大の理由。
こういうバイクの検証ネタほど 人のいう事より自身の体験が重要だと昔から思います。

現行 CRF250Lには セロー250と同一シート高となる標準モデルと 名前の後ろに<S>が付く オフロード性能を上げた足長(サスペンションが標準車より長い)モデルがあります。
当該検証車両はこちらの足長くんとなります。

オフ車を長年 普通の足としても使うtetsuとしては 『老後のバイク』としては車高も低く CRFより軽い ヤマハ セロー250 (DG17J型)と今でも心に決めておりますが 現行で乗るのはやはり乗れる限りは林道にも使うので、やはり フルスケール車に載っとくべきということもあり どうせ乗ってみるなら サスペンションが長い方の <S>モデルとなりました。
因みにもう歳を重ねてきたのもあり、こういうバイクに 馬力性能等は全く求めません。その辺はエンデューロレースでいろいろ体感したことが大きいですね。
感覚的には セローの時と同じで 乗った印象だけで自分にハマるものを求めます。
どちらかと言うとtetsu個人の現在のトレール車への評価としての 要点は『乗って楽しいこと』『扱いやすいこと』『整備性がそこそこいいこと』が焦点となります。
ただ 遠方までの林道中とかで使用することも考えると 長距離での疲れづらさも必要です。

諸元で シート高880mmとありますが 跨ると適度に沈むサスのおかげと 車体の細さのおかげで 思ったより足つきはいいと感じました。
また車重 141kgとセローよりも5キロほど重いですが これまた走らせるとこの重さをほぼ感じないのも不思議。これは各方面のインプレでも言われている通りだと思いました。
単純なことでは言えないのでしょうが 車体造りと それを感じさせないエンジン特性との組み合わせでそういう感じに出来ているのではと思います。

その驚いたのは エンジン特性。
なんとうか、フリクションを削りに削ったのではと思うくらい キレイにスルスル回るエンジン特性。
嫌味な振動もなく キレイに高回転まで回って行くのは 往年のホンダ車っぽいエンジンだなと久しぶりに感じました。
以前 CRM250ARを新車より乗り林道に使いまくっていた頃以来の ホンダ車検証ですが
CRM時同様、『やはり!!これですよね!』と納得してしまったのが シフトフィーリング。
『やっぱりシフトタッチはホンダが一番』と再認識させる なにも不満のないタッチ。
ま、これは好みも別れますが 歴代色々乗った車両でも tetsu的には シフトタッチやミッションフィーリングはどんな車両もホンダがブッチギリにいいと思いますね。
ミッションは6速ありますが この6速だけがオーバードライブ以上に高速走行振りにしているのがいいです。
なので その辺街中走るのは 通常なら5速で十分。この5速内でもCRFはDOHCエンジンにて豊な中間トルクも相まって OHCエンジンのセローの5速内の走行とは比べられない 走行性能を発揮してます。
まだ高速道路走行をしていないので6速は数回くらいしか入れてません(笑)。


あとは tetsu所有車両でも初装備のABSがどんなものか。
個人的には 今でもABSはバイクにいらないと考えてますが.....
理由は 単純にシステムが複雑になるのを嫌うのと ABSの補器類のおかげで2~3キロほど車重が重くなることが嫌でなりません。
そもそも ABSが装着されていても 転ぶものは転びますよ。バイクは二輪なんだから(苦笑)。
それに ロック時のバイクの挙動を知っている事の方が 本来の操作技術の向上にも役立つはずです。
こういう事も含め 長年乗っているライダー間では 『バイクは五感で乗るもの。ABSなんていらないでしょう』というのは一般的見解なのは一理あります。
でも世の中的の世界的規制上 現行モデルは ABSを取り付けなければいけないわけなので それはそれで致し方ないと諦めて乗るよりも、逆に 現代技術のその出来栄えがどの程度使えるのかと ライダー自身で検証してみるべきだとtetsuは最近考えるようにしました。
 そもそも 国産車にABSが装着されるようになって 既に10年以上となってきましたので システム的にはある程度完成域での構築がされていておかしくありませんのでその辺の検証も興味深かったです。

で、このABS。今のところ どのタイミングでABSが利くのかが体感的にも分かりません。
というのも ABS利かせたくて 何度か わざとフルブレーキで止まってみたりしましたがロックする前に停止できてしまうくらいブレーキ制御も良くできてます。ただ『これABS作動の振動では?』というのが何度かありますが そのアシストが絶妙な感覚がします。
結果的にはロックせずに止まっていること考えると ロック手前の段階も判断しているってことなので。これについては 装備していることが今のところ邪魔にもならないので 実際操作で邪魔になることを危惧していたのよりは一般使いでは全く問題ないです。
レースみたいなシチュエイションではABSは必要ないのは分かりますが、今後 林道でどの程度邪魔になるかが今後の焦点です。
ただ 現行CRF250Lは オフ走行時にリヤブレーキロックできるように リヤブレーキ側のABSのみ解除できるボタンがあるので それ併用とはなるのでしょうが。
多分 この先 濡れた路面でブレーキした時に いきなりABSが効いて イヤな思いをしそうでは今でも心の中では思っていますがね(苦笑)。『やっぱり無くていいいんだよ!』って思いそう(笑)。


総じて 今のところの公道使用での不満点はほぼないという高評価。
忖度なく よく出来たオフロードバイクですよ。
なんというか 『これぞホンダの力』というのを感じられた一台です。
これで60万円台で造れるホンダも凄いかも。ま、オールタイ生産っぽいですが。

以下はたまたま伊東二輪で流行っているセロー250と比べた感じですが、
ホンダ↔ヤマハ、水冷↔空冷、DOHC↔OHC、ABSアリ↔ABSなし とメーカーならず 機構、装備面でも違うところは言わずもがなの違いがあるし そもそものセローは基本構成が初期モデルから最終モデルまで FI化くらいしか変化がなかったのに対して CRFは初期モデルから数えて3モデルチェンジの間でもエンジン等にアップデートが入っている違いもあるのもありますが 現行モデルは セローとは別次元のバイクであることは間違いないです。
ただ どちらも オフロードはもとより一般使いもメインに使える懐の深さがあります。
先に書いておきますが セロー250にはCRFにはない セローなりの良さがありますことは申しておきます。
ただ 比べるものではないけど 個人的感じ方では エンジンの走行性能に絞って言うと 現行CRFはセローをほぼ兼ねれますね。逆は無理ですが.....
それ考えるとセロー250と同一シート高となる 標準CRF250Lはある意味 現行で入手できるオンオフ兼用車では 色々な人の思惑を載せてくれるバイクなのではと感じておりまず。


どんなバイクも自分で乗るときには 楽しく乗れることがバイク選びでは重要なtetsuですが 現行 CRF250Lはかなりいい線で 楽しく乗れるバイクだと思いました。

後日 林道使用にてオフロードインプレもありますので一部の方はお楽しみに(笑)。

歴代SBK

最近 たまたま DUCATI の HPを見まわしていて こんな写真を見つけて  「お!」となりスクリーンショットしてしまいましたネタです(笑)


歴代 ドカの スーパーバイクシリーズがラインナップされている なかなかいい絵柄と思いました。

右奥からシリーズ分けとして 
『851~888、916~998、999、1098~1198、1199パニガーレ~1299パニガーレ、パニガーレV4、最新 パニガーレV4』
という風になってます。

1988年~2025年という tetsuのバイク屋人生より長い ドカのSBKランナップですが それでもエンジンの形で大別されるのは たったの 3機種(Lツインが長いので)というのがある意味スゴイです。

余談となりますが、モトGPもSBKも ドカに限らず外車勢が席巻している昨今ですが 30年前はそれが逆だったこと考えると 現在の国産勢には 是非 盛り返して欲しいところではあります。

自分が体力的に乗れるウチに 最新鋭のドカも乗ってみたいですが なんせ価格がすえ恐ろしいですわ(苦笑)