忍者ブログ
あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

今週のドカ達④

この前の内容の900SS続きがありまして この車両で一番最後に回した作業案件.......「ステムベアリング交換」。

ステアリングステムの上下に入っているベアリングですが よくある段付き消耗している雰囲気。オンロード車は比較的逝きずらい傾向ですが アメリカンやオフロード車は距離相応に顕著に減る傾向だと思います。車体構成が大きく関与しているのでしょうか。
オンロード車はオフロード車(オフ使用)ほどの消耗度ではないですし、保管環境や適度な稼働環境ならロードバイクのステム周りは結構もちます。勿論 エンデューロレース車両のように 一年に一度くらいグリスアップすればもつのでしょうが ロードバイク、特にカウル付き車とか外すものも多いし フロントアップさせておくのも色々と大変だし それに係わる費用もあるのでおいそれとはいきませんね。グリスアップするならそのまま交換推奨ですし......
ドカ系はアンダーフレームもないので結構この作業は 重作業です。ま、国産のSS系も同じことですが(苦笑)


今回は オーナーご本人は気がついてませんでしたが(結構このパターンが多いです) 車両預かり時にtetsuが車体押し引き時にハンドル違和感に気が付いた次第です。



アッパー側もアンダー側もグリス腐り切れ切れのレース段付き状態でしたね。
これくらいになっていると走行時、ライダーが気が付かないうちにかなり腕に力が入ってしまい(スムーズなハンドル操作ができないので)走らせるだけで疲れたはずです。

この辺りの年式は一度交換してない車両はどこかのタイミングでベアリング入れ替え作業をやっておいたほうがいいと思います。

そしてまだまだ祭りは続くのです(泣)
PR

今週のドカ達③

先週やったものではないですが その前の 今月前半 900SS部隊の方ですが。
タイミングベルト、レイシャフトシール交換した車両は クラッチ周りも一式交換でした。

距離的に 3万キロ後半にさしかかるので 距離的には妥当なところでしょう。tetsuが歴代診て来た車両ですので ここまでクラッチも延命できましたが 流石に この頃純正の スチール製 クラッチバスケットですのでガタガタになってきていたので 2002年以降のドカ後年式同様の アルミアウター、アルミクラッチに一式交換です。

新品はいいですよ。オープンクラッチカバーでも「ガチャガチャ」音が皆無になって 歴代皆 オーナーさん達は驚くんです。「これが新車の感触か~」って言って(笑)。
「走りたくない」っていう距離伸ばして 減らしたくないっていう意味で言っているのでしょうが 意味不明です(笑)。
気持ちはわかりますが ガンガンに乗ってあげるのが 動くバイクにとっていいことでしょう。
消耗品は減りますがね....(苦笑)
今回のオーナー様も 納車時に同じく 感動してましたね。
ま、特にドカ系車両は 酷暑の夏と 厳寒な冬は無理に乗る必要はないので(場合によって調子悪くなります) そこで皆さんバランスとってください。
と 伊東二輪のドカ乗りの方々には言ってありますが。

今週のドカ達②

今週は車両が大幅入れ替わり一気に水冷4V化です。

ほぼタンブリーニ車っていうのは tetsuの個人的方向性とは一切関係ありませんので!(笑)。
たまたま集っているだけです。車検に修理にカスタムに......


ベイリスの前オーナーさんはこの写真見ると なにが変わったか一目瞭然ですよね?
このたび 正常進化(変更?)してしまいました。
写真のはしっこにそっと写っている マジェスティSと その他 RZ250がドカ作業以外で 現実逃避できるところですか....(笑) でもこちらの車両たちもやること多いんですよね(泣泣)。
でも まだまだ続く ドカ祭りなのです(苦笑)

アドレス110 ライト配線溶け

ドカ祭りだろうが 通常「街のバイク屋」業務も勿論ありまして。
ご近所に通勤来ている スズキ アドレス110さん ヘッドライト消灯により修理依頼。
走行中に ロービームが切れて そのうちハイビームも切れたということ。
一見ヘッドライト球のようですが これが結構 車種によっては球だけでは済まないケースが多々ありまして......これもそのケースでした。

ヘッドライト球のソケット受け部が溶けて半壊状態でして(汗)。


原付で多いパターンは球をソケットの後ろ側から押さえつけて装着されてますが 経年の走行微振動等で 球の電源接点部分が少しづつ摩耗してきて 徐々に押さえつけられている圧力が弱まるのか、そのうち 接点間で接点不良を起こし始めて 結果 電気的抵抗が大きくなってその周辺が熱をもつ⇒ 熱に弱い部分から溶ける というケースがほとんどです。今回の場合は ソケットと球で済んでおりますが ヒドイ場合は ヘッドライトケース側までダメになることもしばしばです。


で、新品交換なのですが これまたスズキさんは ヘッドライトソケットだけの交換を許してくれず、無駄に左右のウィンカー配線まで組まれた状態での交換っていう...... どこがエコなんだろうか.....
ま、メーカーさんの考えは庶民には分かりませんが 「大人の事情」があるのでしょうね(笑)。
とまたメーカー相手に 文句を言ってしまう オヤジtetsuです(オヤジですからいいんです!)。
無事交換して終了です。

今週のドカ達①

ドカ祭りの一部です(苦笑)。
今週は 何故かタイミングベルト祭りの様相?!でした.....

車検でお預かり中の900SSさんはタイベル交換他に レイシャフトのセンターシール漏れもあったのでこの機に交換。このシールを抜くのが意外と面倒で.....

..


外したタイベルは交換推奨距離を少し出てましたがリヤバンク側のタイベルは表面に小さな亀裂が入っていたので「セーフ」でしたね。特に空冷系はリヤ側のベルトはフロントに比べ熱的な影響か 同距離使用していても緩みやすいし痛む傾向ですね。当該車両はたまにサーキットも走っているのでそれもあるでしょうが。


そしてこちらは モンスターS4さん。

ウチで販売車両ではありませんが お客さんの紹介にて昨年から何度か診させて頂いております。中古で入手時からオーナー様も「いつタイミングベルト周りを交換したか」も知らなったようなので 適当な時期に一度 点検、もしくは交換を推奨しておりました。結局 今回を機に 新品交換依頼でしたが それは正解でしたね。


外した タイベルの背面は テンションローラベアリングとの接触摩耗で テカテカに磨かれてしまってましたから(汗)。プーリー接触側のコグ(溝)側もカピカピに油分がない状態でしたし......
水冷のベルトの方が空冷系より耐摩耗性に対して余裕があるイメージですが(値段も高いので) 流石に これを過ぎると 一気にマズそうです。カムも一個多く回してますし、ベルト経路も複雑になってますからね。

ということでまだまだ祭りは続くのです(苦笑)......