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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

8年目に突入  で思う事 諸々

昨日 30数年来の 超常連様からのメールで tetsuも気が付きましたが.....
早い物で 独立して 開業した 伊東二輪 は8年目に突入しました。

人間 歳をとるのも早く感じるようになったこの頃、バイク屋稼業自体も 来年で35年目になります。
tetsuが バイク屋始めたころに生まれた人も 35歳ってことですからね..... もうその人に子供がいてもおかしくないですし.....
私が独立直後に生まれた お子さん達も 8歳ってことですから、もう大分 いっぱしです。

そうそう 、小学校 低学年の頃から知っている(かれころ 30年弱ほど) お客様のお嬢様が この度結婚するとの知らせをいただきました。 おめでとうございますですね。

しかし こういうお知らせをもらうと 時代の流れを感じますね。

バイクを取り巻く環境もそうですね。
一番は 致し方ない 「排気ガス」問題。
これについてどうのこうの言っても 後戻りすることはあり得ないので 素直に今を楽しむしかないと思っております。
実際 現在のバイク体系ではなくなると(電動化とか) バイク屋さんの業務形態も大きく変わっていくと思います。

時代の流れに ついていくのも大切ですが 今までの流れを知った人間がある程度まで頑張る事も必要かとも思う 今日この頃です。

また 自分は今でも エンデューロレースという「レース環境」に携わっているので 昔のロードレース時代の自分と変わらないつもりでやってますが 周りの環境、また 年齢重ねた身体はそうはいかないのも実感してくる今日このごろ(特に 治りが......苦笑)。
立場的なものもありますしね。

バイク屋稼業もバイク乗る事自体もいつまで出来るか分かりませんが もう15年強くらいは頑張りたいと思います。

皆さまも これからも安全運転にて 楽しいバイクライフをお過ごしください。

今後とも 伊東二輪をご利用の際には 宜しくお願いいたします。

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Today ベルトバラバラ....以上に恐ろしい事が

初見のお客様からのご依頼。
走行中に突然スピードダウンして エンジン始動するけど 後輪回らないとのことでの修理依頼。

十中八九 駆動系に問題が出てますね。最低でも ドライブベルトが切れてますでしょう......

一年ほど前に 他のバイク屋さんで購入後 約1万キロ走行しているよう。
キャブTodayなので メーターが一万キロ行くとゼロに戻ってしまうので 確かな総走行距離が不明ですが メーター読み 8000km近辺なので 予想では 28000kmかと.....
4スト原付全般に大体 新車から 2万キロ~25000kmでドライブベルトの交換は推奨ですので.....
無交換でここまで来たなら 切れるタイミングかと......

左カバーを御開帳.....



中程度破損でした。
ベルトのみならず 吹っ飛んだベルトの破片がドライブ側プーリー外側のフィンを数か所破損させて折れてしまってました。その破片が中で飛び回ったらしく ドライブフェイス側(ウェイトローラが入っている部分)もかなり損傷を受けてます。


キックギア側にもほぐれたベルトの残骸が行き渡っていて こちらも一度取り外しのオーバーホールしなければでした。

まぁ 全て新品部品で修理可能でしたのでこの部分に関しては良かったのですが.....

恐ろしいことはこれよりも他にありまして。
お客様と修理受ける際のディスカッションで オイル交換の頻度を聞いたところ、驚愕な事が発覚!
購入後 一度もオイル交換していないという事が......
どうも 購入したバイク屋さんでオイル交換の説明をしてもらってなかったみたいで....(謎)
初めて乗る人だと そりゃ知らないでしょうね。ましてや自転車感覚で乗っていると....
オーナー様を責めれませんね。
伊東二輪では この手の原付は全般「2000km」内交換 絶対推奨なので 購入後 約1万キロ交換していないというのは もう エンジン的にどうなってしまっているのか想像もつきません。

どちらにしろ 即オイル交換も承りまして 抜いたオイルがこれ(汗)。


100cc残ってませんです。これもたまによく見る光景なのですが やはり毎回 イヤなものです。
Todayは 交換オイル量 約0.6Lなのですが 50cc空冷エンジンという特性もあり速度 40km以上で走る方や坂道登るのが多い方は 必然的にオイル燃えて減るんですよね.....
それもあって 最低限 2000km内で交換推奨なのです。2000km内でも足りなかったら 足すくらいがベストです。そうしないと 特に50ccエンジンなんてもちませんよ。
よく お客さまでも使用状況によって 強く125ccに変更することをおススメしますが、特に最近の 個人宅配さん達で50cc使用でいつでも全開で走ってられる方は 本当に壊れますから オイルは気にしましょう。バイクはオイル命ですから。

当該車両も 現状 少しエンジン音が出てますが 今後のオーナーのケア次第で延命できるとは思いますが.....

トリッカー 諸々 第一弾

作業等がブッチギリで忙しくて ブログ更新ができませんでしたが いい加減更新します(笑)。

ここ数年 伊東二輪ご利用いただいている 植木屋さんのオフ車チーム。
以前までは フルスケール車使用の方々だったのですが......
ここ最近で車両を乗り変えて 何故か 二人とも ヤマハ トリッカー しかもキャブ車。


外装外しているのでなんだか分かりませんね、でもこの写真しかないのです(苦笑)。
何気に今まで トリッカーのお客さんがいなかったので新鮮ですが 基本はセローと同じなので tetsu所有のXT250ともほぼ整備性は同じなのでどうという事もないでしょうが。

その諸々改造依頼。
第一弾というからには 第二弾もあるわけで、今回のは先に行う ライトカスタム車でしょうか(苦笑)。

定番のハンドル交換、ウィンカー交換、AI撤去 他と 大きく形は変えません。

トリッカーと言えば ヤマハオフ車で大人気の セロー250の兄弟車。
形は トライアル車を模してますが 方向性としては オフ車というよりファンライド 小型車と言いましょうか。
2005年~07年までがキャブ車。それ以降が インジェクション車になり その後 マイナー変更をしつつ 2020年で販売終了となっております。
現在でも後期型のインジェクションで程度良いものは中古車価格も高いです。
キャブ車の方が 数キロ軽いというメリットがあるので 今回の植木屋さんチームも 軽さ優先でキャブ車にしたようです。
ひっくりかえった時は 断然インジェクション車の方が楽でいいのですがね(笑)。
オフでは 「軽さは正義」という言葉がありますので ある意味 使用環境で特化させるなら 選択肢的には良いでしょう。
フレームとエンジンはセローと同じなのですが 大きな違いは 外観もそうですが 燃料タンク容量と前後のホイールの径。
オフで遊ぼうとすると タイヤの選択肢が少ないのがネックです。
トリッカーは フロント 19インチ、リヤ16インチ で特にリヤタイヤの選択肢がないです。
オフに特化させようとすると かなり無理があります。

巷では トリッカーをオフ使用とするのに 前後のホイールをセロー他 ヤマハ系のホイールに換装するのが手っ取り早い方法となります。「セロッカー」なんて呼ばれたりしてます(笑)。

余談ですが そんなセロッカーが 最近では tetsu参加するエンデューロレース でも 様々な場面で 上位席巻したりしてしまうこともあります。まぁ この場合 エンジン側(特にクラッチ)やサスにテコ入れもしていますが その性能がフル以上に発揮されるのは 乗り手 90%ですね。
車体の小ぶり度合いが最大の武器になる感じなのでしょうか。
先日 全日本エンデューロ選手権 北海道大会の NAクラスで Day1でブッチギリで優勝していたのが 速いライダーが乗る トリッカーでしたしね......意味不明です。全日本ですからね(苦笑)。

こういう結果を見てしまうとエンデューロレーサーの意味が問われますが......

ということで 植木屋さんチームの次に来る車両がそのセロッカー仕様なのですが こっちは色々やってくれとのことなので 今から気持ちブルーです(笑)。

最近 事故案件が多いですのでご注意を

業務連絡です。

ここ最近 お客様の事故案件が多くなっております。
回避できない事例もありましょうが  なるべくご自身で 事故の当事者にならないよう 日頃から心がけて運転してください。
人間怪我すると面倒です。
また愛するバイクが傷つくだけではなく 修理不能にもなりかねないです。
事故に遭遇していいことなにもありませんので......

事故はご自身の日頃の 走り方、走らせ方、考え方で大分 回避できるとtetsuは思っております。
くれぐれも 日々の通勤でもツーリングでも 「全集中」にて 安全運転でお願いいたします。

今度は点火系

前記事は 「発電・充電トラブル」でしたが 今回は「点火系」。
しかも ウチの代車......
伊東二輪の 緊急用代車 のアドレスV125Sが 先週からなにか始動不調になってきて 最終的にエンジン不始動になってしまった.....
元々 お店入庫時(お客様下取り)も不調車をある程度修理して使用可能に戻した車両でしたが 使われ方もそれほど丁寧ではない 車体雰囲気でしたので(オイル交換もマメではなかった感じ) 今回のような事例になっても「しょうがないね」って思えてしまうのは悲しいところ。
でも tetsu 「V125愛」がありますので(笑) 治せるなら治そうと思うわけで。
でも、でも 自分のバイク治すのは いつも面倒くさいんですよね...... 
この気持ち 分かってくれる同業者さんは沢山いるはずです(笑)。

約3日ほどの試走でおおよそダメそうな部分は感じとっていたのだけど ちょっと高額部品がダメそうなのが お店としては困るところ(笑)。

でも治さないと 車両として使えないのでさっさと片付けたい。

ということで 今回の内容はお客様の車両の場合はやりませんが 自分のところのバイクならでは修理で治してしまいます。

ダメな箇所は「ピックアップコイル」と断定しておりました。
FIエラー出ませんが 長年のV125たまにアルアルなので おおよそ試走でわかりました。
当該部分が不良に行きつく理由は色々あるので割愛しますが V125の場合この症例だと ほぼそれでしょう(経験談です)。

ピックアップコイルはエンジンのクランク角度をこの部分で拾って 点火タイミングの算出に使われているものです。現代では「クランクポジションセンサー」なん呼び名が主流ですが オジサンには ピックアップコイル、パルサーコイル なんて呼び名の方が通例です。

話は戻り、本来 ここがダメな場合 ステータコイル(発電機)を丸ごと交換となります。
先のドカネタと同じ箇所ですね......
ドカの場合 ステータコイルとピックアップコイルは別々ですので 今回のような事例の場合は個々に治せますが 原付系の場合は大抵 配線ひとまとめで この二種が一体化されているのが通例なのです。

で、たまたま二週間前に お客様のV125G(後期)でステータコイル不良で交換した残骸が残っておりまして。これに付いている ピックアップコイルを移植してしまおうという作戦です。

V125系のステータコイル側のエンジンカバー外すのは ちと面倒くさいので 全集中のヤル気でバタバタとバラしていきまして こんな感じ。

前ネタと同じような写真ですね(笑)。
右に見える緑色っぽい小さな物体が問題の部分。
既に配線ぶった切った後に 写真撮ってますが(笑)。

でピックアップコイルがこれ。

これは ダメな方を配線ぶった切った状態。ぶった切ったところにもう一方の生きているピックアップコイルをハンダ接続にて再組立て。

そしてバタバタと再組立てして エンジン無事始動OK!!

2日 通勤で使用しましたが 問題なく通常始動を毎回しますので 完治しましたよ。
こういう時に 使えそうな物をとっておいて良かったケースですね。
ま、結果的に治ったから良かったようなものですが所詮 スワップ物なのでいつ逝くかは解りません。次はそのまま使用したステータが逝くかもしれませんし。
ここで新品投入していればしばらくはこの部分は安泰ですからね。

それにしても 他にも使えそうな物がお店の中には沢山ありまして.....
一万年使用していない部品が山ほどあるのも問題ですがね(苦笑)。
今度 一度捨てなければですが 捨てれないんですよね~(笑)。