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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

今度は点火系

前記事は 「発電・充電トラブル」でしたが 今回は「点火系」。
しかも ウチの代車......
伊東二輪の 緊急用代車 のアドレスV125Sが 先週からなにか始動不調になってきて 最終的にエンジン不始動になってしまった.....
元々 お店入庫時(お客様下取り)も不調車をある程度修理して使用可能に戻した車両でしたが 使われ方もそれほど丁寧ではない 車体雰囲気でしたので(オイル交換もマメではなかった感じ) 今回のような事例になっても「しょうがないね」って思えてしまうのは悲しいところ。
でも tetsu 「V125愛」がありますので(笑) 治せるなら治そうと思うわけで。
でも、でも 自分のバイク治すのは いつも面倒くさいんですよね...... 
この気持ち 分かってくれる同業者さんは沢山いるはずです(笑)。

約3日ほどの試走でおおよそダメそうな部分は感じとっていたのだけど ちょっと高額部品がダメそうなのが お店としては困るところ(笑)。

でも治さないと 車両として使えないのでさっさと片付けたい。

ということで 今回の内容はお客様の車両の場合はやりませんが 自分のところのバイクならでは修理で治してしまいます。

ダメな箇所は「ピックアップコイル」と断定しておりました。
FIエラー出ませんが 長年のV125たまにアルアルなので おおよそ試走でわかりました。
当該部分が不良に行きつく理由は色々あるので割愛しますが V125の場合この症例だと ほぼそれでしょう(経験談です)。

ピックアップコイルはエンジンのクランク角度をこの部分で拾って 点火タイミングの算出に使われているものです。現代では「クランクポジションセンサー」なん呼び名が主流ですが オジサンには ピックアップコイル、パルサーコイル なんて呼び名の方が通例です。

話は戻り、本来 ここがダメな場合 ステータコイル(発電機)を丸ごと交換となります。
先のドカネタと同じ箇所ですね......
ドカの場合 ステータコイルとピックアップコイルは別々ですので 今回のような事例の場合は個々に治せますが 原付系の場合は大抵 配線ひとまとめで この二種が一体化されているのが通例なのです。

で、たまたま二週間前に お客様のV125G(後期)でステータコイル不良で交換した残骸が残っておりまして。これに付いている ピックアップコイルを移植してしまおうという作戦です。

V125系のステータコイル側のエンジンカバー外すのは ちと面倒くさいので 全集中のヤル気でバタバタとバラしていきまして こんな感じ。

前ネタと同じような写真ですね(笑)。
右に見える緑色っぽい小さな物体が問題の部分。
既に配線ぶった切った後に 写真撮ってますが(笑)。

でピックアップコイルがこれ。

これは ダメな方を配線ぶった切った状態。ぶった切ったところにもう一方の生きているピックアップコイルをハンダ接続にて再組立て。

そしてバタバタと再組立てして エンジン無事始動OK!!

2日 通勤で使用しましたが 問題なく通常始動を毎回しますので 完治しましたよ。
こういう時に 使えそうな物をとっておいて良かったケースですね。
ま、結果的に治ったから良かったようなものですが所詮 スワップ物なのでいつ逝くかは解りません。次はそのまま使用したステータが逝くかもしれませんし。
ここで新品投入していればしばらくはこの部分は安泰ですからね。

それにしても 他にも使えそうな物がお店の中には沢山ありまして.....
一万年使用していない部品が山ほどあるのも問題ですがね(苦笑)。
今度 一度捨てなければですが 捨てれないんですよね~(笑)。
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