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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

今頃ですが M7RR

最近の物価高の影響はタイヤ業界にも響いてまして 今年は2回の値上げがあり 各各タイヤの価格が上がって困っている方々も多いことでしょう。
ま、それでも減って交換しないと走れない事になるので 止む無く交換は定期的に必須なのですが 特に 大型車系のタイヤは元々 価格が高い......
最新鋭なタイヤは 前後で優に7万超えてきますしね(汗)。
それでも 走り重視な方は ど~んと! 投入したいところですが そうもいかないくらいの値段になりますよね.......

そんなこんなで 価格抑えたい方には 最近 伊東二輪で交換するタイヤで大型系でおススメなのが メッツェラー社の スポルテック M7RR。

今さらながらにこんな事ネタにしているところもないでしょうが.....(苦笑)
発売されてかれこれ8年ほどになる基本設計は既に古くなりますが 普通に峠を走るライダーレベルでは今でも十分な性能でしょう。
現行モデルは 後継のM9RRになりますが 価格を廉価されて併売されている点が良いところですね。

サーキットまで行かず、ワインディングもそこそこな方々には 良いのではないかというもの。
元々 タイヤ選択肢を特に希望でない方には ミシュランのパイロットパワー2CTがリーズナブル且つ ライフ、性能とバランス取れたタイヤなので そちらをおススメしますが 「もう少しワイルドに走りたい」なんて方や冷間時、急な雨天時でのパフォーマンスも必要な方などには M7RRは良いタイヤだと思います。


上記写真は 900SSの5インチリヤホイールに180/55組んだ写真ですが 思ったより横のエラが出ていなく サイドウォールもストンと切り立っているので 他のタイヤより若干細く見えるところが tetsu個人的に 「このタイヤいい仕事しそう」って感じがしていいですね。
フロントの写真ないですが結構尖がっているので 公道で必要な軽快感はありそうです。

因みに メッツェラーの現行のラインナップでは 最新型は M9RRとなっており パターンも全く違うものですが 両方履いたことある方などは M7RRの感触の方が 攻撃的な感じで好きという方もいるようで。

なにより 発売時のM7RRのキャッチコピーが 「公道レースから生まれたタイヤ」です。
『公道レース』で有名な マン島TT等 ヨーロッパのその手のレースで培った技術で 「一般公道最高のタイヤ」をコンセプトに造りあげたそうです。
こういう 熱い情熱が入ったタイヤは興味ありますね(笑)。
騙されてやってもいいぞって感じでしょうか(爆)。

タイヤの進化は目覚ましいものがありますが ことハイグリップタイヤはどの程度のパフォーマンスで公道レベルでは十分なのかなかなか計り知れませんので 最終的には「好み」と「相性」となる気が昔からします。あと 見た目のパターンもね。
でも いい物入れている プラシーボ効果も走っている時の安心感は絶大なのも事実です(笑)。

外国製タイヤ派で ピレリのロッソコルサもロッソコルサ2も無くなった今 迷える方々は M7RR履いてみるのも手かと。
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トリッカー 諸々第二弾

ちょっと前にアップした トリッカーネタ  第二弾車両です。
  (既にリヤ周り外してからの写真ですが(笑))


コチラの方が 先の第一弾車両より遥かに『色々やってくれ』的な内容が多いのと先が見えない作業もあったので お預かりも余裕もってもらいました。

結果的にはまとまって良かったのですがね(苦笑)。

作業途中の写真が一切ないのが 多様な作業があったと 推測してください(笑)。

作業前は いたって普通の車両に見えますが.....

この車両 既に 前後ホイールがセローの フロント21インチ、リヤ 18インチ(ノーマル車は F19、R16)になってまして いわゆる 俗に言う 『セロッカー』になりつつある状態。

今回の依頼内容は ざっと
ハンドル・グリップ交換、メーター周り交換、ライトカウル装着、ウィンカー前後交換、前後タイヤ交換、チェーン交換、フォークブーツ装着、リヤフェンダー上部カウル装着、ETC装着
とまぁ 色々あるのはありがたいのですが、元々ない リヤフェンダー上部カウル装着が一番 考えますね......

とはいえ今では 先人の方々がきっとやっているであろうと思いその手の内容をウェブで拾ってきつつ オフ走行でもある程度耐用できる仕様で装着すること考えて装着してみました。
大体 ミニオフ系のフェンダーの大きさだろうなと見当してましたが その通りでした。
ただ着けるだけは 結構どうにでもなるようでしたが ある程度しっかりとなると 最低でも 4点留めくらいにはしたいと思いまして.......

結果 ノーマルテールランプ周りをそのまま使用しつつ 上部フェンダーを装着できたので tetsuもオーナーも満足! 無駄にフェンダーレスのような汎用キット(トリッカー用もありましたが)買わなくて良かった。
まぁ 後ろからの写真がないのでわかりづらいのですがね(苦笑)。

完成全体はこんな感じです。

個人的には フロントフェンダーは オフ車と同じく ステム側に這わすとよりカッコイイような気も....
取り付けたリヤの上部カウルは 『純正でこの形の方がいいんしゃない?』と他の複数のお客様も言うように 自然にカッコよくなりました。tetsuも この形の方がいいのではと思います(笑)。
tetsuがトリッカー所有していたら 真似します(笑)。

カウルが黒でバックも一部黒いので分かりづらいですが......

でも ここまでやっても あまり車体は軽くはならない事も分かったので やはり セロッカー使いの方々は 車体がコンパクトなのが有利と見ているのか.....ハンドルが激切れするのもいいとは思うところもありますが。

という 今後 そうそうないであろう依頼内容でした。

伊東二輪は『オフ車屋でもない』ですよ......

よく言われ続けた 『ドカ屋ですか?』からとうとう 最近たまに『オフ車がメインですか?』と言われることも多くなりまして(苦笑)。

まぁ こんな 現在の店舗前の状態見たら そう思うよね~。
こうしたくて意図的にしているわけではありませぬから。


しかし 見た目 外車レーサー(といかオレンジ率高し)ばかりですし、怪しいのなんの(笑)。
この他 店内にも 修理預かり車とか入れると オフ車だけで 11台ほどあるっていう....
それ見たら 初見の人は 「オフロードバイクがメイン?」ってなるのもうなずけます(笑)。

tetsuが エンデューロレースやり始めてから 一般のオフロードバイクのお客様も増えたのも事実なのですが....,. やはり一言言っておかねば。

伊東二輪は 「ドカ屋でもオフ車屋でもありませんから!」 です(笑)。

セロー250 公道しか使わない

たまにこの場でも紹介している『バイクのある風景』の写真を撮っている だーやまさん 、それまでの愛車 TW225が距離的な問題で 不具合が多発して 止むなく車両乗り換えです。

兼ねてからtetsuも奨めてきた インジェクション セロー250ですね。

一昨年 生産終了から中古相場も高くなっているセローですが tetsu的には性能面でも わざわざ最後期を狙う必要もないので 2018年以前のモデルで程度いいものをお探しして 納車に至っている状態です。

仕入れた車両は前後タイヤがほぼ無かったので 交換でしたが 本人の趣向で「絶対 オフロードは走らない!」との事だったので 迷わず ブリジストンの BW201、202に換装に。




オフ車として使わないセローも 街乗りチョイノリから ロングツーリングまでなんでもこなせる万能バイクで 本当にいいバイクです。
だーやまさんも 新たなバイクで心機一転 『バイクのある風景』写真を撮りにいってください!

GSX-Rよどこに行く

写真は 先日タイヤ交換等で作業した お客様の スズキ GSX-R750


スズキ車両の中でも GSX-Rシリーズ(600,750,1000) の中で750は ベストバランスと称されるほど玄人車両。
スズキ 社内でも GSX-Rシリーズは別格にて 技術力を最大限に投入していると昔から聞いておりました。

しかしそこに時代の流れが立ちふさがりまして......

巷でちょっと前から取りざたされている 案件....

スズキのGSX-R1000 が今年10月をもって生産終了との事。
現行モデルの排気ガス規制対応が 平成28年度のものまでというのが大きな理由。
今後の再販があるかは現状わかりませんが......

諸々の理由は分かりませんが 販売主戦場の ヨーロッパにで EURO5にも対応できてないところも大きな問題だったのでしょうが それ以上に会社方針が絡んでいる気も tetsu個人的に感じます。
風のウワサでも 現行エンジンのままで EURO5に対応させるためにはかなりのエンジン出力を落とさないといけないとか なんとか.....
それを考えると その後2024年から更に厳しくなるEURO6には到底対応できないとも推測されます。対応可能としても莫大な開発費が必要な感じもしますので かなり現実的ではないような。

スズキ社の今後の会社方針の中で
「当社は、持続可能な事業活動を進めるために事業リスクや機会の特定を進めています。」とあります。
このご時世 エンジンを取り扱う会社としては全うな方針ですよね。
でもこの方針 イコール それほど遠くない将来で 内燃機関には力は入れて行かないと思えます。

スズキは ここ数年 エポックな車両が本当に数少なくなりました。
オフロードバイクも強かったスズキというのは 既に昔のお話し。
2007年のDRZ400を最後に 市販車オフロードバイク自体の新型も出さず 生産も行わないところも 会社体制の変遷が伺えました。一時 全日本MX選手権で スズキがチャンピオンになった! にも関わらず 市販車でオフロードバイクがない!? っていう 悲しい構図ができあがっていたのは ある意味 変な違和感を感じました。
その後も レーサーのRM-Zシリーズも モデルチェンジせず 最後までセル着かないし.....

スズキ二輪部門の威信とも言える GSX-Rシリーズがもしこれで終焉となるようでしたら 環境対策や会社方針は置いておいて 個人的に 結構 悲しいことでもありますね。

まぁ 時代の流れ的に 他のメーカーの車両も同じような物でしょうが 排気ガス対応昨今、落ちるパワーを排気量上げてカバーするという苦肉の策もしてたりするのでこうなると 技術力を投入するにも限度(お金の問題も)があるということでしょう。
そもそも  オートバイの4気筒の存在意義も現在では少なからず 議論されているようですので それを考えると スーパーバイクのホモロゲーションを目的とした 1000ccスーパースポーツ4気筒勢は 存続の過渡期を迎えているかもしれませんね。
とはいえ 他国内3メーカーの SS現行モデルは 平成32年規制までは対応してたりしてますが(その先は知りませんが)。
それ考えると GSX-Rシリーズは現行以上の開発をストップせざろえなかった感じがしますね。

GSX-Rよ 「永遠に」とはならない事を祈るばかりです。