ムルティストラーダ1000DS あれやこれや 其の1
伊東二輪では初取り扱いの ドカの初代ムルティくん。その奇抜なスタイルから賛否両論(賛はあったのか?......)だった当時、なんやかんや 後期モデルは1100エンジンとなります。
ヨーロッパで昔から人気の「デュアルパーパス」に参入した野心的モデルでした。とはいえ、やはり産みは「ドカ」。しかもこの頃はまだドカのスパルタンさも残した車両造りでしたので走りも軽快ですし、このようにパーニアケースを装着しての使用もなんのその。
現在16000km。車検はユーザー車検にて通してきたようで、それ以外の基本整備も特に不具合がなければお店に診せてもいなかったとのこと。この度 他のお客様に当店を紹介にて 不調の内容を聞いての整備修理依頼となりました。なぜか 購入店にて「ドカのディーラーに行くのがいいのでは?」という勧めを貰ったとか....謎々ですよね.....自分とこで放棄するとは.....ま、他様の事ですので....
しかもご本人の気にしていた箇所以外の部分もこちらは気になりまして.....
初めてご来店時になにを驚いたかって、「クラッチ音」!当該車両、よくある社外のオープンクラッチカバーではなく ノーマルのフルカバーのクラッチカバーでした。しかし、尋常ではないくらい「ウルサイ」のです。特に気になるのは打音でした。クラッチ切った時のシャラシャラ音もガタガタ音で振動も伴ってます。実走16000km.....話をきくと、一度もクラッチ周りは整備したことがないと!以前、SS900ieのお客様で新車より15000km、他で診せていたようですが やはり一度も点検、整備されてなかった車両の事を思い出しました。おそらく、その時の車両と同じクラッチアウターバスケットがガタガタに削れていると思います。
それ以外にも、「タイミングベルト」も一度も診ていないと......(汗)
もれなく、タイベルとクラッチ周りは要整備(交換修理)ということに.....
これ以外にもなにか発覚しなければいいのですが..... つづく
PR