復活!!
4月半ばに不幸にもタイミングベルトが切れました97年 900SSくん。本日復活を遂げました!連休前に仕上げたかったのですが他の作業や納車等もあり 連休前にヘッド周りの作業までで終わってました。残り組み込み作業~エンジン始動までを本日行い、無事 エンジン再始動できました。
tetsuの経歴でもタイミングベルトが切れた車両は今回が初。やはり、使用環境が多大なる影響を及ぼすのは明白ですね。今回の車両、販売時 7000km、現在 42000km。ずっと、tetsuが見てきた車両で 放置歴もなく 逆に稼働しているのが日々多いと言った方がいい車両でした。21000km時に タイミングベルトは新品交換しおります。丁度 今回で 約20000kmでした.....今年1月に 丁度40000km時にキャブレターの点検、調整、セッティング変更でお預かりした際に、「もうそろそろタイベルは交換しましょうね~」と言ってあったのですが.....それから約 1500km走っておりましたので....
この方、遠出も勿論するのですが、近場 都内の走りもよくしてしまうのです。やはり、この使い方ですとどうしてもエンジン温度が高めのまま推移していきますので、自然とタイベル周りの部品にも影響が出ます。また今回は もう一つ原因が、タイミングベルトにテンションをかけておく調整式のアームに取り付けてあるローラベアリングの表面が一部 サビで表面剥離している箇所がありました。この部分も絶えず ベルトの表面に接触してますので 少なからず 攻撃していることになります。
これらの要因が加味されて 最終的に切れてしまったのです。運が良かったのは下道、しかも低回転だったこと。ホリゾンタル側(フロント、今回の被害の方)は 吸気側バルブが締まっていくときに ベルトが切れた模様で 本当に吸気バルブのバルブステム根元の傘部分が少し変形してしまっただけでとどまりました。排気側は無傷。ピストン側も問題は見当たりませんでした。この場合 上死点のタイミング的に バーチカル側(リヤ)がこの時には、ほぼ上死点のはずです。リヤは圧縮が問題なくあり、バルブ開閉もしているので、タイミング的にほぼ上死点で切れた模様でした。
とはいえ、この切れるタイミングも自分では決められませんので神のみぞ知る。更に予防するには、やはり 15000km~20000kmで もしくは 距離乗ってなくても 4~5年に一度交換。定期的な調整他の整備は必須と考えるのがベストですね。
今まで 定期点検を怠っていたり、過度に距離を走りすぎた車両で、片手ほどは この綱渡りな瞬間をかいくぐった車両もいますが、それはたまたま運が良かっただけですので。
このお客様もまだまだ元気に 乗っていけるよう、更なる手助けができればと思っております。
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