忍者ブログ
あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

CD50 ミッション破損


これは珍しい案件でしたが。カブにCD50Sのエンジンを搭載して結構なカスタムして乗ってらっしゃるお客様より依頼。ミッショントラブルです。
基本 オーナー様、自分でできる範囲は作業するようですが、以前からどうしても出来ない部分はご依頼されるスタイルです。
今回はというと、事の発端は キックがある一定から踏み降ろせなくなったというもの。
カブのキックはクラッチ介してクランクさせているのですがクラッチカバー外しただけではキックシャフトが取り外せない構造になっており、こういったトラブルの場合 エンジンを降ろして 全バラしないといけませんので厄介でもあります。

で、ご本人 降ろして 外せるものは外してきて 残るはエンジン割って内部確認状態で持ってこられました。この状態で見ていても どうもミッションになにかが起こっていると推測。

その時にオーナー様がクラッチカバーをバラした時に出てきた金属片を見せてみらいました。
写真撮り忘れましたが、見た目 どこかのギアの歯ですね。


バラしたところ 更にもう一個同じような金属片が落ちてました。(黄色四角印内の物)
これもギアの歯ですね。

で、ミッション側をみて診ましたら メインシャフトの一速のギアが 2枚吹き飛んでました。

カブ系のミッションでここの部分が折れたのは初めてやりました。
他の部分に影響がなかっただけラッキーでした。

新品部品もまだ入手できたので普通に修理できてよかったですね。


で、新品ミッションをサクサク組んでも いつもこの手の作業で労力も時間もかかるガスケット剥がしです(涙)

綺麗に剥がして、オイルストーンで面取りして 仮組み上げへ。

仮組完了してミッション動作OKにてオーナー様にお渡しです。
PR

伊東二輪 舗装部 Tシャツ

以前に伊東二輪 林道部 Tシャツを紹介しましたが、それに感化されて 伊東二輪 舗装部側でも動きがありました(笑)。
「舗装部」のTシャツも作っちゃいました。

↑ 表

今回は 「舗装部Tシャツ作ろう!」という声の主(笑)、999のお客様 ユザ様のサポート及び デザインにて 制作は Tシャツプリント屋さんにて依頼作成したものとなります。
個人的にこの裏のワンピポイントデザインが気に入っておりますが(笑)。

↓裏


M5枚、L5枚。計10枚で 営業度外視で作成してみました。
一枚 2200円(税込)となります。
欲しい方がいらっしゃいましたら ご連絡ください。
今のところ L1枚、M 2枚が売約済みです。宜しくです~。

S4R 内圧コントロールバルブ不良


ちょっと前の作業内容になりますが その後の状況がよろしいようなのでアップです。
トラスト時代からちょくちょく診させて頂いている ご近所のツカさん S4Rさん。驚くことではないですが、やはりドカ系のこの手だとなかなかいない.....


現在 9万キロ突破しております。よくパーキングエリアで休憩しているとビックリされると言ってました。乗り手の使い方、走らせ方が良いようで 今年車検でお預かりした時も 9万キロとは思えない 調子の良さでした。正直 下手な 2万キロ程の車両より 全体的バランス雰囲気が 非常に心地よく 気持ちいいい車両です。
現在も非常に調子よく乗っていらっしゃいます。
いつものようにツーリングに行った際、たまに エンジン右側から 「シャラシャラ」したような音がするというもの.....
この手のドカでシャラシャラ系だと 一番にクラッチ周り、二番に ベルト周りを疑いますがクラッチは今年の車検時に診ましたし....ベルトも点検しております。
とはいえ 距離も乗ってきてますので何が突然起こるかは分かりません.....
お店に来た時は 異音は全く出てなかったので益々 謎です。
ひとまず 疑われる箇所をバラしましょうか.....と思った矢先 今年同じような異音で やった案件を思いだしました。
「内圧コントロールバルブの不良」による 異音発生というのを 実は 他のお客様の車両 S2Rでやっておりました。この時は 来店時に既に音がしていて 聞いて事もない音でした。
しかもS2Rなので 湿式クラッチ。クラッチ側からそれほどの異音が出るわけでもないはず。
その割に アイドリングしていると かなりの打音がして不快です。昔ながらな方法で長いドライバーを聴診器代わりにして 色々聞いていると どうも クランクケース後端が一番音がうるさいですね。
その時気が付いたのが、アイドリングから少しでも回転上げると 音が消えるということ。
という事はエンジン回転に密接に関係していることが分かりました。
で、通常なら ベアリング類の類と推測しますが 実はこの原因が 内圧コントロールバルブだったのです。
その時の車両も今回の車両も共通しているのが 社外の内圧コントロールバルブ。


このタイプは内部構造はノーマルと結構 同じで、圧力コントロールしている弁がカーボン板を使用しているくらいのもの。性能評価は各個人の見解に任せて、外観は アルマイトでセレブ感出してます?(笑)

今回のオーナー ツカさんは ノーマルのバルブを持っているということで ひとまずそれに交換して様子を見る事に。
その後 長距離ツーリングに行っても 問題なくその異音は出ないようなので ビンゴだったのでしょう。なかなか こういう謎の異音系は 遭遇していないと 判断がつかない事も多いので良かったです。まだまだ 楽しく乗れて、走って 10万キロは普通に超えると思いますよ。

ドカ祭りに突入しそう・・・


今週はドカドカに携わる事多し!でした。
①クラッチトラブル修理のS4Rさん
②久しぶりのエンジン始動に失敗してプラグカブり&タイヤ交換の 900SSさん
③納車整備後半戦のSS1000DSくん
④舗装部ツーリングに行くのに tetsuの996R 以前から気になってやってなかった 燃料ポンプ交換
(これが一番めんどくさかった、自分のなので閉店後に 泣きながらやるような(笑))

この後に 二年に一度の900SS祭りが今月はやってきます.....(汗)

SS1000DS 納車整備 だったのをサボってました


本当は先週納車予定だった 売約済みのSS1000DSさん。オーナー事情により11月未定に延期になったので それを知った時点で 他の車両の作業をやっていたりしてこちらの作業はそのままになってましたが、さて 11月に突入したので 残りの部分をチャチャチャとやってお待ちしましょう。
Aさん、ちゃんと仕上げておきますのでお時間できたら宜しくお願いします!