CD50 ミッション破損
これは珍しい案件でしたが。カブにCD50Sのエンジンを搭載して結構なカスタムして乗ってらっしゃるお客様より依頼。ミッショントラブルです。
基本 オーナー様、自分でできる範囲は作業するようですが、以前からどうしても出来ない部分はご依頼されるスタイルです。
今回はというと、事の発端は キックがある一定から踏み降ろせなくなったというもの。
カブのキックはクラッチ介してクランクさせているのですがクラッチカバー外しただけではキックシャフトが取り外せない構造になっており、こういったトラブルの場合 エンジンを降ろして 全バラしないといけませんので厄介でもあります。
で、ご本人 降ろして 外せるものは外してきて 残るはエンジン割って内部確認状態で持ってこられました。この状態で見ていても どうもミッションになにかが起こっていると推測。
その時にオーナー様がクラッチカバーをバラした時に出てきた金属片を見せてみらいました。
写真撮り忘れましたが、見た目 どこかのギアの歯ですね。
バラしたところ 更にもう一個同じような金属片が落ちてました。(黄色四角印内の物)
これもギアの歯ですね。
で、ミッション側をみて診ましたら メインシャフトの一速のギアが 2枚吹き飛んでました。
カブ系のミッションでここの部分が折れたのは初めてやりました。
他の部分に影響がなかっただけラッキーでした。
新品部品もまだ入手できたので普通に修理できてよかったですね。
で、新品ミッションをサクサク組んでも いつもこの手の作業で労力も時間もかかるガスケット剥がしです(涙)
綺麗に剥がして、オイルストーンで面取りして 仮組み上げへ。
仮組完了してミッション動作OKにてオーナー様にお渡しです。
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