690ENDURO クラッチ交換 全車皆兄弟 2018年12月06日 28年来お客様、Oくんの KTM 690LC4エンジンの クラッチ交換です。 9月くらいの林道中後から長時間走らせていると なんとなくクラッチが滑ってるような という発言から その兆候が徐々に 顕著に出てきたもので 最終的に tetsuがその症状の状態で乗り 「クラッチ滑り」と断定。クラッチ交換となりました。 普通 湿式クラッチ車、しかも 690cc単気筒のトルクともなると クラッチが滑り出したら そんなに長くは走れないものなのです。 しかし KTMの690系 LC4エンジンには 純正で APTCクラッチなるものが装備されており この効力のおかげで 滑っていても ある一定 走れてしまっていたという。 「APTCクラッチ」とは?なんぞや?と言う人は多いでしょうが。他には ドカのモンスター S2Rにも標準装備されている 優れモノクラッチシステムです。 APTCは 「アドラーパワートルククラッチ」の略称で アドラー社の特許が組み込まれた クラッチ機構です。今では SS車とかでは定番な 強大なエンジンブレーキ時に勝手にクラッチを滑らせてくれる スリッパークラッチ機構と共に、エンジン回転数が低い時は クラッチの切れを軽くしてくれるアシスト構造、逆に エンジンの負荷がかかるとより大きな力をクラッチに伝えるといういたれりつくせりクラッチなのです。 今回、この最後に書いた効力が逆に乗りての認識を遅くしてしまいましたね。 で、当該車両のクラッチバラしましたら 案の定 クラッチ真っ黒けっけ。今年 何気に 他のオフ車やドカで何度も見ているような光景です(苦笑)。ドライブプレートも一部 かなり減っている物も.... よく走ってましたよ これで。 10月最後の林道中もこれで走ってましたからね。 新品と比べると 尚更 その差が際立ちます。 やはり 林道での負担も大きかったか.....イヤ、乗り手が リアル 0.1トンなのもどこかに影響があると 他の林道部部員間では おおむね 一致した意見となっております(笑)。 交換して 先日の忘年ツーリングに出向きましたが 問題なく治っているようでしたね。 しかし Oくんは 以前乗っていた CRM250AR号も 他の人の半分の距離で色々な物がヘタってましたので もう少し自重して乗った方が バイク寿命は長くなりますが.....(苦笑) 本人曰くは 「我慢できない!」だそうで いつでも「全開!」だそうです(笑)。 じゃ、しょうがないですね(笑)。 また壊れたら 直せばいい 違った意味での「大人の走り」です。
2018 舗装部 忘年ツーリング 無事終了 全車皆兄弟 2018年12月03日 昨日 12/2の舗装部 忘年ツーリングは無事終了しました。5台という 近年最小人数でもツーリングでしたが 今年は寒さも厳しくなく 奥多摩の方は まだ紅葉も 遅い印象でした。 朝9時石川PA集合出発にて 上野原から小菅周りで大月~秋山にて 昨年同様 「ほうとう あずま」にて昼食。その後 帰路となりました。 天気も曇りベースでしたが 大きく崩れることもなく 楽しく走れて良かったです。 皆さまお疲れ様でした。 来年の舗装部のツーリングも不定期となりますが宜しくお願いします。
It's オートマ車バラエティー作業 全車皆兄弟 2018年11月30日 一つの写真に集約してますが、全部 違う車両たちのものです。 ①フォルツァZ さん フロントタイヤ、リヤブレーキパッド交換 ②アドレスV125さん リヤタイヤ交換 ③アドレスV100さん プラグ交換 これ以外に カブオイル交換&タイヤ交換もありました。 奇しくも全部 オートマ車でしたね。 最後に売約済み納車したのも TodayなオートマDayでした。
XR250 17インチリム組 全車皆兄弟 2018年11月29日 ノーマル XR250からの前後 17インチリム化依頼です。昔 モタードが流行り始めた頃 メーカーもまだ純正 モタード車など造ってなかったので よく組んだものでした。 今回は久しぶりとなります(スポーク組みも一年以上ぶりですかな)。 RKエクセルのブラックリムで。 まずはノーマルホイールをバラバラにします。ハブが必要ですのでね。 バラす前の写真を撮り忘れましたので バラけた後です(苦笑)。 これはリヤ側ですが tetsuは 昔から 前後で組む場合 どんな車両もなんとなく リヤホイールからやるんですよね。 何気にこのバラす作業も時間かかります。今回のようにホイール状態がよくて全ニップルがすんなり回る物は全然楽なのですが、サビサビの朽ちたスポークですと ニップルは回す方が大変(っていうか回りません)なのでサンダーでぶった切りの刑となります。これもまた結構面倒くさいのです。 で、話は戻り こちらが組み替える 新品エクセル ブラックリムくん。 これをある一定のルールでハブにスポークを入れて行き 組み上げます。 スポークの入れ方順番等を間違うと 最後に組めなくなって再度バラすはめになります。 で、仮に組み上がった図です。 見た目 これで既に使えそうな状態ですが これでもまだスポークは仮締めしかしてません。 ってそりゃ 写真では締め具合は伝わらないですよね(笑)。 ここからが本番です。お客様がいる時間にはできません(苦笑)。 集中力が必要ですので。なので フロント、リヤ 二日にかけてやりました。 リムの全体バランスをダイヤルゲージを当てながら スポークを締めて行き 最終的に リムの振れを納めます。これがまた人間の調子とリムの状態で バランスがすぐ出る時と時間を要す時とあります。またリムは必ず 一周のどこかで溶接で繋がっているのですがその部分の処理が悪くて その周辺だけ歪み加減が解りずらい物もあります。スポークが折れてしまっての交換のようにリムは既存の物をそのまま使用でも割とすんなりバランスが出ることがあれば、新品リムなのに 3時間くらい格闘しても全く出ず、一度バラバラにして再度組み直してみるなんてこともあります。 あ、因みに 新品リムはリム単体状態ですと 結構 グニャグニャで知らない人はビックリしますよ。 今回は 前後とも 割と一般的な時間では組めたのでいいほうでしたか。でも 先にやったリヤリムの方は 70%くらいの組み上げ時にバランスの出方が気に入らなかった(その後 苦労しそうだったので)ので一度 全部緩めて 再度締め直しましたが。なのでリヤの方が時間かかりましたね。 ということでXR250の前後 17インチ ブラックリム完成の図です。