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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

998R 水タンク交換


伊東二輪 舗装部で 現在なおレースしている Mr.Tくんの公道車両 ドカの 998R。タンブリーニ車最終形態です。
3年ほど前にも同じ作業してますが、タンブリーニ916系お約束の 水漏れによる 水タンク交換です。


写真の物が新品ですが、これ一見 ラジエターリザーバータンクに見えますが 916系の場合 これにラジエターキャップが付いてまして これからラジエター本体に水が行きます。勿論 この樹脂タンクに更に リザーバータンクが接続していますが ここが樹脂が為に 温度上昇させての走行は勿論、経年劣化での破損が必ず やってきます。伊東二輪 在籍 タンブリーニ車では tetsuの996Rが新車から最長もってましたが一昨年辺りから怪しくなり 昨年交換しました。

整形樹脂なので内圧上昇に強いわけありません....と思うのですがね。それを警戒してか ラジエターキャップも 開弁圧力が 0.9キロとわざと低めになってます。それでいてラジエターの容量は初期の916からほぼ変わらないので 排気量が増大していくにつれて 冷却効率も落ちてきます。
更に 996R以降 998系はサイドカウルのダクトもなくなるので 余計に走ってないと  温度下げるの無理!ってなります。因みに 996R以降 冷却ファンが2個になりますが 全く意味はありません。(苦笑)。なので 伊東二輪では 外気温 30度以上の日には 乗る事をお勧めしておりません。(マジ)。乗る場合 自己責任です(笑)。 でも それくらい 気にしてないと この手のSBKを東京で走らせるのは無理なのです。

ほぼ全裸にしていかないとこの水タンクは交換できません。黄色印部です。



外したタンクですが整形で繋げている辺りが漏れた形跡ありますね。3年ほどの期間なので内圧上昇に負けてのピンホールでしょうか。


今回はラジエターキャップも新品交換しておきます。その新品キャップですが、いまだに キャップ上面に 「象さんマーク」が入っているのがいいですね。916がカジバ時代に出来た証が今でも残っているっていう..... 1994年ですからね、916の出現は。

水タンク交換してせっせと組み上げて行きます。


それにしても 毎度ながら いつ見ても 裸の姿もカッコイイ!!(笑)。

自分も好きで乗っているので タンブリーニ車ひいきはお許しを!!(笑)。
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DB3 バッテリー移設


当ブログでもお馴染みになってるビモータ、DB3さん。とうとうこの日がやってきた、「バッテリー寿命による交換」。
とうとう....というのがキーワードなのですよ 「DB3」の場合。
当該車両のバッテリー交換は以前に一度 tetsuがしております。正直 並みの交換作業じゃ~ありません! つきっきりで ヤル気で一日、他の作業が入ったら さぁ大変!バラバラにして置いておくのが.....


写真黄色四角部分。
ヘッドライトからタンクまでが一体構造なDB3なのですが、バッテリーの搭載位置は タンクを外した下にあるっていう.....
このタンクを外すのに、ハンドル周り全て外さないとダメですし、それ以外でもブレーキ周りやクラッチ周り、アクセルワイヤー類が 超邪魔になります。流石の「作業性度外視車両=ビモータ」です。
しかも 搭載箇所がかなり限られてるので苦肉(最初から狙った?)の小容量のバッテリーを二個積んでいるんです。配管は勿論 並列繋ぎです。



上の写真が左右のバッテリー位置です。何度見ても「なんちゅー所にバッテリーを~!!」と言いたくなるのが分かります?
大きさ的に 国産250cc級のを2個。合計容量で 現行インジェクションドカくらいの容量になりますか。でも この場合寄量は稼げますが 最大の難点があります。
交換するのも大変ですが、そもそも二個のバッテリーが均等に弱らないだろうということです。
新品バッテリーを同時に同じような車両に各一個づつ検証して同じような使用環境ですと 普通 どちらも同じ年数もつとは限りません。どちらかは寿命が短いでしょう(今までの確率論的に)。
それと同じことが DB3の仕様でも言えるので 実際片方のバッテリーが弱ってきたら 始動性は悪くなりやすいですね。
外したバッテリー達。


なんとエンジン熱等で変形しております。側面凹んでいるのが分かります?
ドカの空冷2V900CC搭載ですので日本でゆっくり走ることは想定されてませんしね.....
これも寿命を早める要因ですがね。

ということで 前回(4年ほど前)に交換した際に 次回バッテリーがダメになったら バッテリーの搭載位置を変えましょうという意見にオーナー様も賛同。

で、今回それを実現しました。
ある程度 新規搭載場所は目処があったので 後は 要望を専門職に伝え 好きなようにやってもらいます。
この手の加工物は tetsuが以前から信頼ある 専門の加工業者さんに依頼します。綺麗に仕上がるのでやはり もちはもちやとtetsuは考えます。今回も納得の造作をしていただきありがとうございます!

こんな感じの場所にバッテリー積みます。ドカのSS1000DSやS4R等と同じ大きさのバッテリー一個となりますし、なにより交換も超楽になります。って言うか 他のお客様もこれ見てほぼ「なぜ最初からこの位置にバッテリー積まなかった!ビモータは!」と言ってました(苦笑)。
tetsuも最初からそう思ってましたよ~(笑)。
ま、フレーム屋さんのビモータ時代なので それは言いっこ無しです。そのおかげで 素晴らしいハンドリングが生まれているのも確かなことだと思いますので(これフォローしてる?)

配線類も一部造り直しで 電源配線は今までよりバッテリーまでが遠くなるので 通常の3倍ほどのスケールで製作しておきました。配線も新調したおかげでセル回りもすこぶる快調になりましたよ。
暖かくなったらまた乗り回してください!

スーパー林道中2018 一日目



参加した方できなかった方、お待たせしました。

林道シーズンを外しての アップです(狙ってますので(笑)) 
忘れた頃に思い出す あの感動(爆)って感じです。(笑)

約半年前にさかのぼること.......昨年 夏休みの スーパー林道中をアップしていきたいと思います。

昨年は 2泊3日。15年前ほどの初代スーパー林道中の時よりは日程が少ないですが(昔は 4泊5日とか行ってました) 伊東二輪林道部としては初の 3日道中。参加人数も 多くなり、今回は 全員で 5人。しかし 初日出発時からは 3人。初日途中で 一人。二日目に一人という感じで途中合流していくことに。

今回の3日間のルートは 1日目 郡山集合出発~山形 蔵王 。 2日目 山形蔵王~宮城縦断~ 鳴子温泉。 3日目 宮城からひたすら 北上岩手県境いをかすめ 最終目的地 秋田県 真昼岳林道 往復 ~弾丸 帰京。という 東北地方 福島県、山形県、宮城県、岩手県、秋田県 に跨ぐ林道を 上手く繋いで 林道だけで 300キロ弱を走ろうという計画です。

1日目の郡山からの出発で揃ったのは 3人。tetsu KTM690EDR、O田くん=KTM690ED、フジくんDRZ400S。

朝7時のコンビニ集合でしたが夜中走りをしてくるのがツラいと 他二人は ビジネスホテルにて宿泊してきました。そのビジネスホテル、昔は ラブホだったらしいですが(苦笑)。その駐車場の写真をフジくんが撮ってましたが....造りがそれっぽいですな(笑)。二人してちゃんと寝れましたか?(笑)。
この日は 昼頃に 山形県米沢市のとある駅で 後発の ササくんCRM250Rと合流予定です。


3台で出発して まずは猪苗代湖 北東側の林道を北上して 桧原湖へ。 ここいら辺は特に問題なく走破していきました。

この間で Oたくんがシートの前端の留め具が外れて 走行中にパカパカなるということで、見て診たら シート側の引っかかる部分が半分割れてしまっていたため 走行中の振動で外れてしまう模様。とりあえず応急処置で ビニールテープで縛っておくことに。Oたくんのすぐに使えるビニテが今回も活躍しました。(笑)。


桧原湖から更に北上して 山形県に越境する林道に入ったところ 入口に工事中の看板が..... が、連休ということもあり 「行けるでしょう」と突き進んでいったところ 全長7キロの林道の本当に最後 山形県側で 本当に工事中にて通行できませんことに。道の崩落を修繕中で 重機が道一杯に止まっているのでこれは回避も無理です。黙って Uターンです。計画的に 林道の距離を延ばす技ではありませんので(笑)。


県道に戻って迂回しながら ササくんとの待ち合わせ場所、山形新幹線の駅「関根駅」目指します。ほぼ集合予定時間通りに到着しましたが ササくんはまだのようです。


っていうか...... ここ本当に山形新幹線の駅なの???とみなで不安に。

駅員もいない 無人駅なのはともかく 駅全長も短くない!?と 散策していたら 電車が来る音が。

なんと 間違いなく 山形新幹線が走ってまいりました。 我々 部員は電車マニアでないのに 揃って 山形新幹線を写真撮るって言う図。 新幹線に乗っている人からしたら オフロードの恰好した変な3人組が 物珍しそうに 新幹線を写真撮っているという変な光景だったでしょう。

そうこうしているうちにササくんのCRMの音が。やってまいりました。

ここからは4台での走行。関根駅からすぐの林道を周り 北東に進みます。

この間にころあいよく食事どころ発見。 tetsuはここのおススメラーメン(牛スジ入り)を食べました。美味しかったですね。ササくんは いつものお約束の 「カレーライス」でしたが(笑)。

この後、福島県と宮城県の県境いにある 茂庭っ湖という湖の近くの林道を北上。宮城県に入ります。



この林道でtetsu アクシデント発生!

比較的荒れた路面のつづら折れを軽快スピードで走行中にUターン気味の立ち上がりで 拳大の石に後輪がヒットしてそのまま跳ね上がって 右に転倒横倒しになりながら滑走。その後 自力でバイクを起こそうとしたら なぜか右足が抜けません。後ろ走っていたササくんが起こしてくれようとしますが なぜか起こすのに連動して右足が引っ張り上げられます。よく見ると ブレーキペダルに右足のブーツのソール挟まっている(食い込んでいる?)状態に。四苦八苦しながら なんとか ブーツを引き抜いて 起こすことができました。外傷は ほぼないですが、ブレーキペダルが悲惨な事に.....

ほぼ真後ろに向いてしまってますね。690EDRのブレーキペダルはアルミ製なので過度な力を加えると折れます。ですので 完璧には戻せませんが このままではリヤブレーキが利いた状態なので まずはそれを解除しないわけには先に行けません。最悪 リヤブレーキなしで残りの2日間を走るようです。手持ちの工具を駆使して 意を決して 一発曲げ(途中で止めない)で進行方向側に曲がりを戻すことに成功しました。全体が屈曲して曲がっていたので 踏み込みの長さが短くなってしまいましたが これでなんとか走れますし、リヤブレーキも利かそうとすれば踏める状態に戻せました。剥がれたブーツのソールは今までも3回ほど剥がれてますので これは対応簡単です。こちらもビニテでグルグル巻きにて ひとまず走行OKです。

あと一本、この日のメインの 南蔵王林道を通り抜けて 1日目の宿に向かいます。

南蔵王林道を抜けて 上山市内へ。一日目の予約した宿は 「有馬館」という 温泉宿。綺麗すぎて 我々林道部が泥だらけでお世話になるのはどうかという.....ま、粗相のないように お世話になりましたがね(笑)。
写真では解りづらいですが(っていうか玄関側から写真撮ればよかった) 本当に綺麗で行き届いた宿でした。食事も美味しく次回もここに泊まりたいと思いました! いいですよ、「有馬館」。

この宿に着く前に 近くに コメリがあるのを発見したので 夕食前にtetsuはブーツ修理用の材料を買い出しに。ブレーキペダルがソールとブーツ本体の間に刺さったため ソールが半分ほど剥がれてしまっていたので(林道から 宿まではひとまず ビニールテープグルグル巻きでの応急処置)それを修復するべくです。この手に強い接着剤と脱脂クリーナー、ペーパーウェスを購入してきました。この後 クリーナーとウェスは後半でも活躍することになるとは...(苦笑)

 
修理完了して後はしっかり乾かすだけで。寝ている間に期待で一日目は就寝です。
2日目に ミヤくんKTM690EDRと合流です。

2日目に続く

カタナ250 配線不良


今では珍しい スズキのカタナ250さんです。ドカ他でもお世話させていただいているお客様の通勤車両ですが 自宅にて始動不能に。セルは回るけど始動しないというもの。本人 プラグの火が飛んでいないことから安易に  ECUと思い込み ネットで中華製の物を入手して交換してみたが やはりプラグに火は飛ばず....と困って ヘルプの電話が来た次第です。
余談ですが 中華製を買わずとも まだ新品の純正ECUがスズキさんから出るので それを買うのが 信頼性ってものです。tetsu的には この中華製のECUも信用できませんので.....

話は戻り そもそも こういう場合でもプラグに点火しない原因なんて 考えられることだけでも 幾つも思い浮かんできます。それをただ点火しないのは 「ECUだ!」なんて 決めつけるのは いけませんですな。ま、確率論で それで治るパターンも多いですが、残念ながら今回は違ったようで。

で、レッカー搬送されてきましたので 順に疑いの部分を点検していきます。外装裸にしていき 最終的にフロントカウルも外し......行きついた 結論は。「キルスイッチ配線のどこかでの断線」でした。

スイッチは生きているのですが、その後の配線導通がどこぞで切れてます。どうもメインハーネスに入って行くところなので 厄介です。最悪は バイパス配線化で修理した方が安くすみますが、まずは発見できるところまで頑張ってみます。

と怪しい部分発見。丁度 ハンドルからメインハーネスに入る辺りの配線束ねている被服が一部切れております。その部分を更に割いてみますと 内部の配線が ほぼ切れているのを発見。
お探しの配線でした。この部分で断線しておりました。



当該車両 個人売買で入手したようで、ハンドル周りにグリップヒーター他 DIY作業をやった形跡がありました。この部分とかもなにか手を出したのか....
感じからしたら配線の取り回しをテキトーにして ハンドルロックに挟んだというのが原因のような気がします。
ま、年式的にも 配線劣化で折れて切れることもありますのでなんとも言えませんが。
兎に角 元配線を一部きりとり 新調配線を間にハンダして 修復完了。
エンジンも問題なく始動できるようになりました。
みなさんも 特に電気物は安易に結論を出しての部品交換はダメですからね。

やっと キーホルダー


開店 4年目突入して [やっと」作りました。
伊東二輪 キーホルダーです。

御覧の通り なにもカッコつけてなく 気取ってもない 勝手にいい意味で 街のバイク屋さんらしい 仕上がりです(笑)。シンプル好きなのですみません

ビニール製ですのでキー周辺の物に傷をつける心配もありませんし ある程度曲がりに対しての柔軟性もありますのでご安心を。
大きさ比較は 自分の996Rドカキーと比べてこんなものです。


2015年 開店後 伊東二輪にて 車両購入いただいた方には 無料で差し上げます。その他 欲しい方いらっしゃいましたら 有料となりますがご相談ください。