DB3 バッテリー移設
当ブログでもお馴染みになってるビモータ、DB3さん。とうとうこの日がやってきた、「バッテリー寿命による交換」。
とうとう....というのがキーワードなのですよ 「DB3」の場合。
当該車両のバッテリー交換は以前に一度 tetsuがしております。正直 並みの交換作業じゃ~ありません! つきっきりで ヤル気で一日、他の作業が入ったら さぁ大変!バラバラにして置いておくのが.....
写真黄色四角部分。
ヘッドライトからタンクまでが一体構造なDB3なのですが、バッテリーの搭載位置は タンクを外した下にあるっていう.....
このタンクを外すのに、ハンドル周り全て外さないとダメですし、それ以外でもブレーキ周りやクラッチ周り、アクセルワイヤー類が 超邪魔になります。流石の「作業性度外視車両=ビモータ」です。
しかも 搭載箇所がかなり限られてるので苦肉(最初から狙った?)の小容量のバッテリーを二個積んでいるんです。配管は勿論 並列繋ぎです。
上の写真が左右のバッテリー位置です。何度見ても「なんちゅー所にバッテリーを~!!」と言いたくなるのが分かります?
大きさ的に 国産250cc級のを2個。合計容量で 現行インジェクションドカくらいの容量になりますか。でも この場合寄量は稼げますが 最大の難点があります。
交換するのも大変ですが、そもそも二個のバッテリーが均等に弱らないだろうということです。
新品バッテリーを同時に同じような車両に各一個づつ検証して同じような使用環境ですと 普通 どちらも同じ年数もつとは限りません。どちらかは寿命が短いでしょう(今までの確率論的に)。
それと同じことが DB3の仕様でも言えるので 実際片方のバッテリーが弱ってきたら 始動性は悪くなりやすいですね。
外したバッテリー達。
なんとエンジン熱等で変形しております。側面凹んでいるのが分かります?
ドカの空冷2V900CC搭載ですので日本でゆっくり走ることは想定されてませんしね.....
これも寿命を早める要因ですがね。
ということで 前回(4年ほど前)に交換した際に 次回バッテリーがダメになったら バッテリーの搭載位置を変えましょうという意見にオーナー様も賛同。
で、今回それを実現しました。
ある程度 新規搭載場所は目処があったので 後は 要望を専門職に伝え 好きなようにやってもらいます。
この手の加工物は tetsuが以前から信頼ある 専門の加工業者さんに依頼します。綺麗に仕上がるのでやはり もちはもちやとtetsuは考えます。今回も納得の造作をしていただきありがとうございます!
こんな感じの場所にバッテリー積みます。ドカのSS1000DSやS4R等と同じ大きさのバッテリー一個となりますし、なにより交換も超楽になります。って言うか 他のお客様もこれ見てほぼ「なぜ最初からこの位置にバッテリー積まなかった!ビモータは!」と言ってました(苦笑)。
tetsuも最初からそう思ってましたよ~(笑)。
ま、フレーム屋さんのビモータ時代なので それは言いっこ無しです。そのおかげで 素晴らしいハンドリングが生まれているのも確かなことだと思いますので(これフォローしてる?)
配線類も一部造り直しで 電源配線は今までよりバッテリーまでが遠くなるので 通常の3倍ほどのスケールで製作しておきました。配線も新調したおかげでセル回りもすこぶる快調になりましたよ。
暖かくなったらまた乗り回してください!
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