忍者ブログ
あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

DRZ400S 車検他 車体整備 リヤ偏

で、後ろに回り スイングアーム周りとリンク周りのグリスアップもします。
こちら周辺もオフロード車としてのオフロード使われな車体はステムベアリング並みに酷な条件下におかれております。
しかも 結構ベアリング逝きかかっていても ほぼ気が付かないパターンが多いです。

で、リンク周りは順序よく外れていき 内部ベアリング、カラーも状態は悪くなくこちらはグリスアップのみで良さげな状態でしたが......

スイングアームを外す段階で、そもそものスイングアームのピボットシャフトが抜けません。
これもオフ車に限らずオンロード車でも結構あることですが......何回遭遇してもいい気分しません。だって、試行錯誤で疲れるんです....しかも最終的に抜けないともっと大変.....(汗)
格闘すること 40分ほどで 少しづつ光明が見えてきまして 最終的に抜くことができました。
余談ですが、昔 SR400でこの部分のシャフトがびくともしなく 油圧プレスを駆使しながら ピボットシャフトを途中から切断したことがあります。あれは大変だった.........
あ、CRMでもエンジンおろせなくて困ったことも.....思うと 結構あるなぁ.....

本題に戻り 抜けてきたシャフトの状態。

御覧の通り、サビサビ固着です。この時点で嫌な予感。

こういう場合、内部のベアリングも酷いことになっている事 ほぼ.....

で、案の定 車体右側のスイングアームベアリングとベアリングカラーがこんな状態に(恐)


終わってました。バラして正解でしたね。スイングアームベアリング、カラーは全入れ替えです。

反対側は綺麗でしたね。普通 駆動側(チェーン側)のベアリングの方が逝きやすいのですがね。特にCRMはほぼそうですし。


新品との比較。


一番外側に入っているスラストベアリングも片側は終わってました。
新旧比較。


ピボットシャフトも。


DRZはこの辺も 他の国産とレールと違って この辺もかなり凝って考えた造り(レーサー的)ですが、やはり「強固な造り」と「メンテサイクル長め」というのはイコールでない例ですね。
今後はもう少し短いスパンで整備いたしましょうね。という例でした。
車体もリフレッシュされて また林道中でお会いしましょう。
PR

DRZ400S 車検他 車体整備 フロント偏


林道部フジさんのスズキ DRZ400Sさん車検です。トラスト時代の5年ほど前に販売したときが 走行距離 3000kmにも満たない車両でしたが 現在 17000km。その間 日ごろの足もそうですが 林道使用も多々。その傾向も考え今回は ステム周り、リヤスイングアーム周りの 全バラ整備も行います。フロントはフォーク外すついでもあり、フォークオイル交換もしておきます。
オフ車をオフ車として使っていると、この辺りのベアリング類の負担は 一般舗装使用に比べ遥かに負担、消耗が早いので 本当はマメなグリスアップが長もちの秘訣です。実際モトクロッサーやエンデューロレーサーは最低でも一年に一度は全バラです(使用環境によっては半年にいっぺん以上も)。

で、本人は気が付いてなかったですが 既にステムベアリングは末期症状に。バラす前にお店周辺を試走してみましたが すぐにハンドル周りの異変あり。真っすぐ走れませんし、曲がり角でセルフステアが全くありません。ので ものすごく乗り手の腕が疲れます。
典型的な ステムベアリングが逝っている症状です。これ気が付く方と気が付かない方に分かれるのですが、結構 曲がる時の違和感で症状を伝えてくる方が多いのですが、フジくんはタイヤ交換後 そのタイヤのフィーリングでそうなっていると勝手に思い込んでいたようでした.....既に昨年から兆候があったようです。


で、ステムバラした図。アンダー側です。末期でよく見る光景ですが、グリスが全くないどころかサビサビです。

車体側のアンダーレースもこの通り......



対してアッパー側。こちらもよく見る図で、アンダーがヒドイ割にアッパーは意外と普通....ってことが多いです。こちらもグリスはほぼ流れてしまってますがまだアンダーほどでもなく レースの段付きもヒドくないですね。力学的にアンダー側の方が遥かに 車体全体の走行時の力を受けてますしね。


それにしても 毎回関心する、流石のDRZのステムシャフト。一般市販車(トレール車)では珍しい アルミ機械加工シャフトです。ここはお金かかってますよ。普通 鉄シャフトですから。車体の軽量化、ハンドリングの軽さに反映されますよね。因みに KTM250系のシックスデイズやハスクのエンデューロ車全般は ステムのブラケット部もアルミのマシニング削り加工の物なので ステムバラした時でもカッコイイです(意味不明 (笑))
ベアリング打ち換え、フォークオイルも交換してフロント周りは完了。

リヤ周りに続く

KTM250EXC-F ウォーターポンプシール交換


先のハッピーエンデューロ2ndに参戦した時の 渡くん。3Hレース中の写真です。ダートスポーツ写真担当の REDさんに撮っていただいた一コマを拝借しました。

渡君号は 元tetsu練習号にて 2011年 250EXCFです。
今回の作業はレース2週間を切った出来事ですが.....
修理預かり中に 渡くんはエントリーしたっていう 強者です。
結果的に部品も間に合い 無事作業も完了して レースも完走出来て良かったです。

この時は 国産車等でもたまにある エンジンオイル内へのクーラント混入でした。河原鍛錬をしていて休憩中にエンジンオイルの白濁に気が付き そのまま入院へ。
水冷エンジンのクーラントがエンジン内混入経路には 幾つかありますが、一番多いパターンは ウォーターポンプシャフトシール抜けによるもの。その他、水路のどこかでリークしたりというのもありますが。
国産車の場合 このシールが2層になっていることが多く手前が 水側、奥が エンジンオイル側を止める役目をしています。国産車の場合 「メカニカルシール」と称することもありますね。確かに ちょっと変わった構造のシールしてますので。そして、このシールが抜けた場合 水、もしくはオイルが外部に漏れてきて その部分のシール破損を教えてくれるのですが、当該年式の EXCFにはそれがありません。
しかも ポンプシャフトシールも 一層のみのタイプ。確かに 回転抵抗は少なく、エンジンブロックも簡易に造れますが。因みに 2013年~辺りの同系統エンジンはこの部分は2層のシール構造になってました。


ポンプカバーを取り外した状態。グレーの部分がポンプシャフトシールです。見た目 どのように逝っているかは分かりづらいのもこの部分。メチャメチャサビてたりしたら解りやすいですがそうでもないので 通常使用による劣化ですか。この手のエンデューロレーサーは ラジエターキャップ圧力も 1.8kgとかなり高めの設定なので 必然的にエンジン温度上がった時の各部への負担も大きいです。オーバーヒート状態になって 一番負担になって抜けやすいのもシール類と考えられますね。
このEXCFの場合ポンプシャフトと言っても バランサーシャフトですが、これ 690のLC4系も同じような構造で取り付けられてます。違いは 690はポンプシャフトがエンジン本体に打ち込まれているので 取り外すのにも一苦労。対して 当該EXCFは最悪 右ケースカバーを取り外せば シールを安易に外せそう。でもそこまでバラすのも悔しいので(なにが?(笑))690系のを外すのと同じ手でいきました。っていうか本来 どんな特殊工具使うのか.....使わないで素直にバラバラにするのかな....(苦笑)

で伊東二輪方法にて除去成功。抜いたらこんな感じです。


新品入れて後は組むだけ。クーラント入れて 後はエンジン内オイルをフラッシングすること 3回。3回目にはほとんど白濁もなく綺麗になりました。
690もそうですが この辺の部品は特にKTM系は定期交換にしているといいかもしれませんね。

GSXS1000F フロントブレーキディスク 交換


伊東二輪 保険担当 シーエムオー 熊さん車。日ごろの(通勤や移動が多ですが....苦笑) ハードブレーキングがたたって フロントブレーキディスクローターが終わりました。
ということで わざわざ純正にすることはないので、こういうハードな方には社外品おススメ。
当該車種は 選択肢が3社ほどあって、tetsu個人的には BRAKING のウェーブローターがお勧めだったのですが、入荷に相当時間がかかるため 却下。結局、安定の サンスターさんで。
こちらもローターの種類が選べましたが 、tetsuの996Rフロントでも使用している 「プレミアムレーシング」タイプで 厚みも厚い方の 5.5mmをチョイス。


新品で送られてきた箱を開けると、一枚づつ 丁寧に専用の包装袋に入っております。昔は プチプチとダンボールの積層梱包でしたので 名前に恥じず プレミアム感を出してきたのかな(笑)?

取り出しても 以前よりインナーローターの造形がかっこいいです。色も黒なのがtetsu好み。以前のシャンパンゴールドインナーや ブレンボとかのゴールドインナーは今一好きでないんですよね~(個人的にですから)。


GSXSの黒ホイールにマッチして渋カッコイイです。
これで安心して 毎日 ハードブレーキングで通勤できますね(笑)。

ハッピーエンデューロ2nd 6/9


昨日 6/9 ダートスポーツ主催の ハッピーエンデューロ2ndが 群馬県 藤岡市にある 日野カントリーオフロードランドにて開催されました。これに 伊東二輪林道部 より 4台、5人 参戦してきました。tetsu店長、S部長、K主任、Sin、渡くんの 5人です。
3時間耐久 オープンクラスにエントリー。無事 全員 3時間完走しました。
3時間クラスは 総エントリー 50台(オープンクラス 40台、小排気量 10台)での出走。


そして 嬉しいことに S部長が最高位の 3位獲得!! 表彰台でした!!!
流石 部長です。あ、今回から名前改め 「生ビール部長」でしたっけ?(笑)
なにはともあれ おめでとうございます!!!


以下 K主任・Sin組が 8位。tetsu店長 12位。渡くん 25位 という結果でした。
詳細はまた後日アップします。

公式リザルトはこちら。
3時間総合⇒ https://speedhive.mylaps.com/Sessions/5404081
3時間Bクラス(オープン)⇒ https://speedhive.mylaps.com/Sessions/5404868

ひとまず、皆さま お疲れ様でした!!