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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

DRZ400S 車検他 車体整備 フロント偏


林道部フジさんのスズキ DRZ400Sさん車検です。トラスト時代の5年ほど前に販売したときが 走行距離 3000kmにも満たない車両でしたが 現在 17000km。その間 日ごろの足もそうですが 林道使用も多々。その傾向も考え今回は ステム周り、リヤスイングアーム周りの 全バラ整備も行います。フロントはフォーク外すついでもあり、フォークオイル交換もしておきます。
オフ車をオフ車として使っていると、この辺りのベアリング類の負担は 一般舗装使用に比べ遥かに負担、消耗が早いので 本当はマメなグリスアップが長もちの秘訣です。実際モトクロッサーやエンデューロレーサーは最低でも一年に一度は全バラです(使用環境によっては半年にいっぺん以上も)。

で、本人は気が付いてなかったですが 既にステムベアリングは末期症状に。バラす前にお店周辺を試走してみましたが すぐにハンドル周りの異変あり。真っすぐ走れませんし、曲がり角でセルフステアが全くありません。ので ものすごく乗り手の腕が疲れます。
典型的な ステムベアリングが逝っている症状です。これ気が付く方と気が付かない方に分かれるのですが、結構 曲がる時の違和感で症状を伝えてくる方が多いのですが、フジくんはタイヤ交換後 そのタイヤのフィーリングでそうなっていると勝手に思い込んでいたようでした.....既に昨年から兆候があったようです。


で、ステムバラした図。アンダー側です。末期でよく見る光景ですが、グリスが全くないどころかサビサビです。

車体側のアンダーレースもこの通り......



対してアッパー側。こちらもよく見る図で、アンダーがヒドイ割にアッパーは意外と普通....ってことが多いです。こちらもグリスはほぼ流れてしまってますがまだアンダーほどでもなく レースの段付きもヒドくないですね。力学的にアンダー側の方が遥かに 車体全体の走行時の力を受けてますしね。


それにしても 毎回関心する、流石のDRZのステムシャフト。一般市販車(トレール車)では珍しい アルミ機械加工シャフトです。ここはお金かかってますよ。普通 鉄シャフトですから。車体の軽量化、ハンドリングの軽さに反映されますよね。因みに KTM250系のシックスデイズやハスクのエンデューロ車全般は ステムのブラケット部もアルミのマシニング削り加工の物なので ステムバラした時でもカッコイイです(意味不明 (笑))
ベアリング打ち換え、フォークオイルも交換してフロント周りは完了。

リヤ周りに続く
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