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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

MAX10A レース報告  前編



昨日 10月1日に筑波サーキットで行われた、MCFAJクラブマンロードレース内の一クラス 「MAX10A」(空冷外車 一周 1分10秒以上対象)にドゥカティ M900Sieで 長年参戦している お客様の Mr,Tことタカミくんのレースにピットクルーとして行ってきました。
天気もよく 絶好のレース日和でした。今回は もう一人お手伝いとして サーキット初触り(笑)の ミヤくんも同行。サーキット初心者でも 結果的に来てくれて非常に助かったっていう......




朝5時にミヤくんと待ち合わせで 東京を出発、現地でライダーさんと合流の予定です。で 6時前頃にあと サーキットまで10分ほどというところでタカミ氏から電話がかかってきました。出るなり かなり神妙な困惑している様子な電話です。「tetsuさん、大変な事をしてしまいましたぁ」と 泣きそうな感じで言ってくるので 何事かと思って聞いてみると.....

レース車両に積む バッテリーを家に忘れた......と......!!!

しばし tetsuも言葉が出ませんでした..... とはいえ 予選も 8時30分からですので まずは現地まで行き合流してから策を練る事に。ま、こういう時はやってしまった事はこの際 しょうがないので あーだこーだ言う前に 前に進むことを考えねばです。走れないって決まったわけではないですしね。

現地につき 暗~~い硬い表情の タカミ氏と合流。 前日にバッテリー充電の為 車体から外して 充電したまま家に忘れてきてしまったと....... 自分のしてしまった事を自分で責めて悔やんでいました。気持ちは解りますが そんな事より先の事を考えるのが先決なので まずは 受付に行ってもらいます。(大丈夫!!なんとかなる!!)
その間 ひとまずエンジンかけて走るのに必要な策を考えます。要は 12VDCバッテリーがあればいいので 車体に搭載できるバッテリーをなんとか 他の参加者の方から借りるというのが現実的な方向でした。とはいえ なんでもいいわけではなく モンスターのバッテリーBOXに入るものでないと走行するのは無理ですので。しかも 車体に搭載されているバッテリーをお借りするのは道義的に申し訳ないので 予備のバッテリーを持っていないかという線で聞いてみることに。

そんなこんなタカミ氏が受付を済ませ帰ってきたので、当日予定と当日のレースのエントリーリストを見せてもらいました。ざっと眺めて 知り合いがいないか見ていると..... 「お!」旧車レースにエントリーしている人で 25年来の旧知の ライダーを発見。アニマルボートというカスタムバイク屋を経営している ムカサくん。ホンダの CB77でエントリーしておりました。早速忙しい朝の用意の中 申し訳ないと思いつつも 電話してみますと すぐにつかまりました。こちらの状況を説明して予備のバッテリー持っていないか聞いてみると 「一つ持ってるよ」と!!
しかも 大きさ的にはスクーター等に使う 一番小さいバッテリー型式だったので M900には余裕で搭載できるので まずは走らせるだけならなんとかなるので それを借りることに。

で、このバッテリーの大きさですとセル始動は単体ではできないので ここで登場させるのが車のバッテリー。タカミ氏がバッテリージャンプコードは持っていたので、タカミ氏のハイエースからバッテリーを取り外して これを外部始動用バッテリーとして使用する事にしました。

借りたバッテリーを車体に装着。端子の向きが本来と逆だったので少し装着には手間取りましたがなんとか搭載には成功。これで 外部バッテリージャンプにて始動させてみました。
見事 エンジン始動できてジャンプケーブルを取り外しても アイドリングもブリッピングも問題なかったのでこれで予選は走れるでしょう。




予選まであと 30分。装備一式を用意して 予選開始時の始動要綱の段取りや3人の役割分担を説明して いざ暖気場へ。そこで 一度段取りを確認しつつ エンジン暖気。

いざ 予選へ!!

中編に続く.....
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