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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

『LAST OF 8 HOURS』 後編

翌29日、『最後のハチタイ』の本番の日がやってきました。
AM8時スタート。
PM16時 ゴールです。

今回のコース図。
今までのパワーエンデューロより全長は短いですが 要所はある程度気合い入れて走らないと ハマったり そこで転倒したりしたら 余計な体力を削がれる感じです。
後半モトクロスコースもありますが一周の間で あまり休めない感じが下見では思えました。
前編であったドクロマークは 『SMALL RIVER』部。
一般、マニアの分岐は ピットエリア前の 赤い矢印部となります。
雨降ったら かなり地獄絵図になりえる様相が伺えたので どうか雨だけは降らないでと願ってました。
右下に『240000cm』と書いてありますが 実際は『330000cm』でしたが(笑)。

今回 tetsu、レース前に8時間走破するのは勿論 より高い順位でフィニッシュできるかを想定して8時間内でのピットイン時間での 給油や他食事、また休憩とる時間等のスケジュールを時間軸割りで考えた プラン表をA・B・C と3パターン考えてました。
Aプランはきっとその予定で走れれば アイアンマンでトップがとれるであろうプラン。
Bプランは若干余裕を見せますが やはりそれをこなすのは相当な根性が必要。
しかし下見の時点で A、Bプランは自分の現在のポテンシャルとこのコース設定ではありえないと却下(笑)。
残るCプランが現実的になんとかこなせそうな内容と考え 本番レースは このCプランを基本に走ることに決定です。
あとは本番中にどれだけそれに沿った走りが自分自身ができるかです。

ただダラダラと8時間走るのでは何も目標がなく あまりいい結果が望めないと考えるtetsuですので、無理にでも走る 理由となる『基準』を自分で設定したわけです。
その方が 不思議と緊張感と集中力が出て よりヤル気が出るのです。


天気は小康状態っぽく 夜中に降る予想だった雨もほぼ降らなかった様相。
このままレース最後まで降らないでいて欲しい!
朝7時前に 東京から応援観戦にセローで来た セロ男組合 組合長の yossyくん到着。
そのままシレっとセローで走ればいいのにって言っておきました(笑)。

レース前のブリーフィングです。

主宰 小林さんの話しではスタートして4時間したら 『超マニア』のセクションをオープンすると。
ここで前編の写真にもありました『一般』と『マニア』について説明。
簡単に言うと 「自信ない人や体力使いたくない人は一般行ってね」が『一般』。
対してマニアは 『俺ってかっこいいだろ~!って魅せたい人や 兎に角登りたい人。若干でもショートカットしたい人。等は マニア来てね』って感じでの分岐です。
こういうことから『超マニア』は『マニア』を上回るのですが 小林さんの話しでは難しさパワーアップだけど ショートカットどころか 逆に通常コースより遠回りになるとのこと(笑)。
だから 『マニア』という名称なのでしょうが(笑)。
難しくて遠回りとなる時点で ただでさえ『マニア』も最初から避けるtetsuとしては行く理由もないので レース中ここが開いても 絶対行かないこと決定!としたのですが 実はまさかの行くことになるとは.....(笑)。

最後のレース前 全体集合写真

向かって右下最前列辺りにtetsu、yossy、Sinくん、部長、Mくらくんといますよ。


スタートまで40分を切りました。みんなで準備体操してスタートに向かいます。
#84号車はスタートライダーは Mくらくんのようでした。
スタートは全員モトクロスコースの外周にゼッケン順に並べます。


スタート方式は 今回も往年のルマン式スタートです。
今まではK主任がスタートとゴールライダーを務めてもらってましたが 今回はtetsu独りの アイアンマンなので 初のスタートライダーは勿論のこと、万事何事もなく8時間を走り切れればハチタイゴールの初のチェッカーを受けることになります。
兎に角目標は 怪我無くが一番、そして手段はどうあれ 8時間先のチェッカーを無事に受けることです。っていうか受けたいです!!
という思いを集中力に 午前8時 、これまたいつもの 小林さんの打ち上げ花火の号令でスタート!!

手前から3人目 オレンジヘルメットがtetsuです。



写真判定だとSinくんの方がスタート早かったですね。
tetsuあまり急がず若干の余裕でマシンに跨りエンジンスタート。この時点で普通に発進できればゼッケン順有利もあり結構上位でスタート切れたのですが 2速にギア入れた瞬間にエンジンストール。
tetsu号は エンジン冷間時にクラッチが張り付く傾向があるのを忘れてまして レース前の暖機でギアを入れて確認するのを忘れてました(泣)。
冷静にすぐに再始動して周りの安全見ながらスタート。
まぁ まだ  ”ほぼ”  8時間ありますから ダイジョウブ、ダイジョウブって感じでまずは 路面の感じとかや要所の『押さえどころ』(ミスをしないようにするところ)を確認しつつ 一周目は何事もなく通過。

序盤の林道部員の各写真、まだまだ元気ハツラツですよ!(笑)






しかし 2周目突入後のコース半ばで早速の渋滞発生。
丁度マップ上で言う 『UP DOWN』から『WOODS』にかけてです。
ここの区間はレース最後までどこかしらで ハマっている人がいて その度合で渋滞になったりとするのを時に待ったり、時に上手く回避しながら通過していました。
この時は 前半の浅い左コーナーから若干の荒れたツル路面を登る箇所で 複数台スタックでのものでした。
5分ほど待っていると マーシャル介入によりスタック車を一台づつ登らせていきますが その部分に後から突っ込んで行く車両がまたもスタックという悪循環状態になり すったもんだそこをなんとかクリアして先に行きますが その先のまた 若干長めのツルツル路面の登りとその先の登り路面両方で 連続渋滞が発生。
もう こうなるとタイミング見て早いもの勝ちのごとく 登るしかありません。
半分運を天にっていう感じです(笑)。登っている最中に 前走車がスタックしてラインを塞ぐ、転倒に巻き込まれる、予定のラインを使えず難しいラインを試す=結果失敗転倒 という色々なリスクがあるのを当たり前の中 行くしかないんです(泣)。
そうでないと先に進めませんので。
そんな事を数周繰り返しながら スタートから約1時間過ぎたあたりから 渋滞カ所も 台数が分散するようになりスタック車がいても基本失敗しなければ通過できるようになっていきました。
当初の予定通り スタートから2時間で最初のピットインします。
体力的には3時間までは走れる感じでしたが 逆にそこまでの蓄積疲労もより多くなることを考えると 早めの休憩を入れた方が得策と考えました。
渋滞待ちとかあったので当初の想像よりガソリンは使ってなかったのでこのピットインでは無給油で再コースイン。休憩 3分ほどでした。

まだまだ元気な 午前中の写真(笑)。









これは コース後半の『SMALL RIVER』で カメラマンさん発見!
後ろから誰も来てないの確認して レース中にもかかわらず その場で止まってサムアップさせていただきました(笑)。
まだまだ本人に余裕ある時です(笑)。これも8時間もあるエンデューロレースならではです。


次にピットインしたのが 約1時間30分後の11時40分頃。
この時は若干の疲れとピットインすることでの安心感からか コース ウッズセクションの最後のある下りの急斜面で集中力を欠いて フロント滑らせて この日初転倒。
斜面上で転倒だったのでリカバリーに結構な体力使いましたが そのままその周にピットイン予定だったのでラッキーでした。
この時は長めの約10分休憩。
その間に ピット要員としても活躍していただいた くまさんにガソリン補給してもらいました。



恒例のバナナを2本食べて アミノバイタル補給、ゴーグル交換、ハイドレーション交換 して再コースインです。

この後 また先のセクションで渋滞したところがまた停滞気味になっていました。
なんとか ハマっている方々をかいくぐりながら 渋滞後部のセクション手前の左側の空いている空間に停車させると 丁度 コースオフィシャルが左側のコーステープを外しています。
そちらに別の走行ルートが出現したので すかさずtetsu、オフィシャルに質問。
『そこって 超マニアですか?』
帰ってきた答えは 「この先渋滞が激しいので こっちのルート、遠回りになるけど 行けるならどうぞ!!」とのこと。
どこにも『超マニア』という言葉がなかったので tetsuも考え浅く 迷わず 新規ルートに突入。
この時点で 時計は12時頃だったので、実は朝のブリーフィングで小林さんが言っていた通りですね(苦笑)。
数十メートル下った先の小山を乗り越えて出現したのが 山の木々を抜け切れる 30mほどのV字谷気味の直登クライム(汗)。


↑これは公式フォトより別の人ですが入口のみを撮った写真、分りづらいですが 右上に登って行きます。

見た目 K主任やSinくんは楽勝に登れるでしょうが なんせお山練習をほぼしていないtetsuなので それが心配!(笑)。
しかも 路面は全く乾いてもいない グリップの期待も出来そうにない 路面。
あ~、これ 『超マニア』だわと気が付いた時は遅し。
もう行くしかないと腹をくくり 『超マニア』行きます!!
って気合入れて行ってみたら なんとかノーミスで登りきりましたよ。
その後も 一般ルートが渋滞気味なのを後目に 毎回超マニアをチャレンジして 時に前走車が途中転倒して一部ラインを塞いでいることもありましたが全ラインを塞ぐことがなかったのもあり 最後までノーミスで登り切ることができました。
因みに tetsuが『超マニアを最初にオープンされて走行した最初のライダーでしょう(笑)。
そしてそこから3周ほどで『超マニアの看板がこのコーナーに設置されてました(苦笑)。

この看板が先に出されていたら 絶対にtetsuはそっちには進入しなかったでしょうから ある意味 知らずに行けたのがレース後半にはプラス要因だったとレース後は思いました。
4時間辺りまでは #84号車よりtetsuが勝っていたようですが(レース後の周回記録みて判明)それ以降から如実に順位が落ちてました。
因みに その辺りまでは tetsu 全体の 14~18位くらいを推移してましたので 予想外の活躍です(笑)。
#84号車は前半の渋滞等で相当時間をとられたっぽかったですね。
逆にSinくんはと言うと、こちらは超マイペースで いかに疲れないようにとか渋滞にハマらないようにがメインの考え方なので 前半で既にかなりの休憩をしていた模様(苦笑)。
だってtetsuがピットインした半分以上ではピットでSinくん 余裕な顔で休んでましたもの(笑)。
ま、それも各自の考えあってのレースですが。

Sinくんはいつでも元気そうでしたね(笑)。




レースも後半に入りtetsuの順位が落ちていった理由は単純です。
スタート後 5時間越えた辺りから 連続して走れるのが 1時間続けないようになり 以降 50分ごとにピットインするようにして 休憩時間も 10分強はとるようになっていきました。
この辺のピットインのタイミングは 当初のCプラン通りな展開でしたが 休憩時間は当初の予定よりとりましたね。
なんせ レース後半は連続して走っていると 右腕から右手が筋肉疲労からなのか 痛くて アクセルあけれない、ブレーキ握れないという状況になってましたので.....
コース後半の モトクロスコースに出る前の 『Small River』のセクションが泥の深い轍が出来て そこを通過する際もかなり集中力と体力を消費したのもあったりとして 6時間越えた辺りでは 頭の回転自体が働かなくなってきました。
ミスも多くなり レース中 4回の転倒は全て 下り(うち3回は同じセクション)でした。

それでも 淡々と走り続け、要所のポイントでのスタック等だけ注意して それ以外のルートではほぼ上半身は全脱力(な雰囲気です)して なるべく右腕をフリーにできるような事を考えながら 後半戦は走ってました。
この辺りから 「ランナーズハイってこういう感じかな?」という感覚になり 疲れているのだけどなんとなくそれまでの頭のボヤ~としたものが晴れてきて なにか清々しくも感じる走りが数週できるようになったのは驚きました。ヘルメットの中でヘラヘラしそうでした(笑)。
なにかヤバそうだったのでいい気になって走りはしませんでしたが(笑)。

『無』の表情です!(笑)
以前から写真撮られると 何故か 全くオーラも感じさせない走りなんですよ~(苦笑)。
自称 往年の『ラジコンライダー』スタイルで走り続けてます(笑)。

最期まで 自分で決めた一定のペースを崩さず 当初の目標通り「ミスを最小限にして走り切る!」を頭に全集中で残り時間を攻めていきます(攻めれてませんが(笑))。



レース途中 小雨がパラつくことがありましたがそのまま降り続けることなく 結果最後まで雨に困らせられることはなかったです。よかった~。

そして レースも残り一時間を切った 3時5分頃、この時は身体的に もう一周行けた感じでしたが残り時間を考え 早めでしたが 最期のピットインしました。
パワーエンデューロの競技規約で チェッカー前30分になると ピットイン、ピットアウト共できなくなります。
なので 最期は入らず走り続けるか tetsuのように事前に入って 残り30分前にピットアウトという手法をとるわけです。
残り ピットゲートクローズ 10分前に 最期のコースイン。時間的にハマらなければあと3周できそうです。
たまたまですが 先にピットで休んでいた Sinくんが一緒にコースインしました。
部長、Mくら組は 残り1時間チェッカーまでを部長が走ることで既にピットインはないとのこと。

レース最後半での 部長のマニア登り。




今回の部長の写真はどれも力強く 部長らしくて やっと 部長に戻ったようでした(笑)。
tetsuは『マニア』は一度も通りませんでしたが 『超マニア』は毎周制覇してました。
結果的にはこれは良しだったのですが 傍から見たら謎の行動をしておりましたね(笑)。
無駄な体力は使いたくなかったんですもの~


tetsuが最期にコースインした周だけは一部 ハマっている方たちで渋滞気味になりましたが tetsu、sinくんは共にハマらず 結果 チェッカー5分前くらいにコントロールラインを通過できたので最後にもう一周入れました。
部長はどこ走っているか分かりませんでしたが。
もう最後の周と分かると気力を振り絞ることも出来るもので、なんとか走りきることに集中できましたがそれでも体力的にはほぼ限界なのか 要所要所ではヘロヘロでしか走れなく 後ろにいたSinくんに先を譲って もうコース後半は惰性で走っていた感じでした。
でも モトクロスコースに入り チェッカーが近づくと なんか嬉しくなってきて 無駄にジャンプしてみたりしてその反動で着地で転倒しそうになったりして 自分で笑いながら 『LAST OF 8 HOURS』のチェッカーを無事受けることができました!





いや~、今までで一番の『達成感』ってヤツでしたね~。
8時間走りきれた自分を褒めてやりました(笑)。
あ、それを支えてくれた 250EXC-F号にも感謝しましたよ。
更に ピットインごとに色々面倒や意見、声をかけてくれた くまさんにも大感謝でした。


そしてここからは笑い話。
レース後 伊東二輪林道部、誰もリザルトは見ずに さっさと後片付けに入ります。
そろそろ表彰式っていうアナウンスらしきものが聞こえましたが それも全員無視。
なんせ感覚的には誰も表彰圏内にはいないだろうという認識でしたので(苦笑)。
で、せっかちなSinくんが一番最初に片付け、積み込み完了して なにげなくスマホでリザルト見ていましたら 一言。
「伊東さん アイアンマン 3位じゃないですか?!」
という謎の発言..........
tetsu的には 自分では満足行く走りでしたが 流石に3位まで入る走りではないだろうと思ってましたので....
当初の裏目標では『アイアンマンで6位以内』というものはありましたが まさかの3位なんて。
と思いつつも みんなで 正式なリザルトが貼りだされている大会本部に行って見ましたところ.....
tetsu 本当に アイアンマン 3位でしたぁ!! 
なんということでしょう。本人もビックリですが なんか ジ~ンともしたり。
実感なかったですがね(笑)。
それよりも悲しかったのは 表彰式は既に終わって 既に ジャンケン大会が始まっているではないですか~~~~(泣)



アイアンマン表彰式の公式フォトですが..... 勿論 tetsuいませんよ(泣)
本来はこの写真の左に立っているべきでしたが tetsuがいなかったので 主催者の小林さんが立ってます(笑)。
ということで スゴスゴと申し訳なさそうに ジャンケン大会やっている中 前方にある 盾と副賞が置いてある机に行き
「すみません 片付けしてて気が付きませんでしたが、アイアンマンの表彰式でいなかった3位の者です」と言ったら関係者さん達  快く 「おめでとうございます!盾と副賞どうぞ! ゆっくり休んでください!」と笑顔で言っていただき 大変恐縮してしまいました。
この場をもって 再度 表彰式に出れなかったこと 反省しておりますので 関係者各位 お許しください!!
それでも 公式カメラマンさんに写真を撮っていただけたので感謝いたします。

一人表彰式です(笑)。


以下 伊東二輪林道部 の正式結果です。
● # 3 tetsu  総合:32位(107台中) オープンクラス:21位(58台中)  アイアンマンクラス:3位(33台中)

● # 7 Sin    総合:69位  オープンクラス:41位  アイアンマンクラス:14位

●#84 部長・Mくら   総合:25位  オープンクラス:17位

以下の公式HPにて結果表見れます。
https://motopower.jp/race-result.html


全員 大きなトラブルもなく無事完走しました。
ただ部長は最後の走りで走行中足を着いた際に足を痛めて 片付けの際にはほぼ歩けない状態で心配でしたが 翌日の病院の検査結果で 太もも裏のハムストリングスの肉離れということで 約一カ月は負傷した足は安静にすることとのこと。
まぁ それ以上の大事ではなくてよかったです。
 

伊東二輪林道部として 2018年を最初に 今回までで計5回、tetsuとしては4回  パワーエンデューロにエントリーして楽しませていただきましたが それも今回で最後との事。
パワーエンデューロが終了した理由は小林氏の体力低下とスタッフの高齢化だそうです。
そうですよね 40年も同じ方々がやって来ているのだから そうなりますよね。
でも またどこかで楽しい催し企画してくれることを期待しつつ 一旦は ご苦労さまでした。
主催者並びに 関係者各位、また参戦したライダーの方々、観戦、応援、お手伝いしてくれた方々 楽しいレースをありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしております!!


2024年参戦  伊東二輪林道部 メンツ&くまさん


最期のハチタイで 特製の盾を頂けたことが tetsu的には 大変満足な結果でした!

無欲で臨んだとはいえ 『努力と気力』(とちょっとした運)が後押ししてくれた結果だと思ってます!

*写真は 公式フォト、Sinくん、yossy 、tetsu からいただいたのをランダムに使わせてもらいました。
ありがとうございました。*
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『LAST OF 8 HOURS』 前編

今回で最後となる オフロードのハチタイ。

38th  POWER ENDURO『LAST OF 8HOURS』に 伊東二輪林道部として tetsu含め 部員4人で 参戦してきましたレポートです。

伊東二輪林道部としては 2018年に 部長・K主任・渡くんの3人がCRMで初参戦以来 今回まで入れて 計5回 欠かさず参戦してきました。
9月29日(日) 場所は 福島県 白河市にある 『白河エンジョイスポーツランド』。 
ハチタイでは初開催となる地が 最期のハチタイの地ともなるのは少し寂しいかぎりなのですが、始まりがあるものは終わりもあるので 最期のハチタイ 存分に味わってきたいと思います。
林道部員は全員前日の28日(土)に現地入りです。
事前の天気予報がコロコロ変わる予報で 「雨降るの?降らないの?」な感じで終始推移していました。
今回 伊東二輪林道部より参戦するのは。
tetsu、Sinくん、部長、Mくらくんの4人。
クラス分けは ナンバー付き一般オフロード車クラスの『トレール』クラス、コンペモデル(ナンバーつかない車両)でも 4スト150cc以下、2スト112cc以下が該当する 『スモール』クラス 、これら以外は全て 『オープン』クラスとなる 全3クラス。
この全クラスの中で 女性のみで編成されているチームが 『レディース』クラスとして。
また 8時間を一人で走る変態さんたち(笑)のクラス。『アイアンマン』クラス の両方が別で順位がつきます。
レディースクラス以外は 各クラス上位 3位までが 特性の『盾』を授与されます。
オープンクラスのみ 他 10位までが表彰されます。
前回 37回開催では tetsu・K主任・Sinくんの3人で組んで オープンクラス 念願の6位入賞果たしました。
伊東二輪からは 今回も全員 オープンクラス(レーサークラス)ですが 内 tetsuとSinくんは 一人でエントリーですので『アイアンマン』クラスともなります。

●ゼッケン3番 tetsu (オープンクラス&アイアンマンクラス)マシン:KTM250 EXC-F


●ゼッケン7番 Sin  (オープンクラス&アイアンマンクラス) マシン:KTM 150EXC TPI


●ゼッケン84番 部長・Mくら組 (オープンクラス) マシン:ハスクバーナ FE250



Sinくんはハチタイ初参加時にアイアンマン経験がありますがtetsuは今回が初。
部長とMくらくんが初コンビで出走となります。

因みにゼッケンはエントリーの速い者順。
今回は全体で 112台のエントリーでした。
現地に一番乗りは Sinくんでした。
tetsuが東京を出ようかというタイミングで現地着のSinくんから電話もらったのが朝9時(笑)。
場所を確保いただきありがとうございました!
順に 部長、tetsu、Mくらくんと到着。
雨も降ってなく 時間に余裕あったので まずはコース下見に。


ハチタイは歴代 コース長を長くとることにポリシーをもってコース開拓してきたそうですが 今回は場所の規模と制限もある中 最大限にガンバって開拓したけど 今までより大分短い設定ということは事前情報で主催者から知らされてました。
今まで 林道部として参戦したハチタイは全て 猪苗代にある『チーズナッツパーク』で その時の開催時のコース長も 一周約8キロくらいはあったであろうもの。
しかし今回は 約3.3キロと大分短いのが分ります。しかし その辺はパワーエンデューロらしいコース造りに精が出たようでもありました。

お山の中のルートと表のモトクロスコースを組み合わせたようなコースレイアウトですが お山の中はそれほどハイスピードでは走れなく、しかも コース幅が狭いので前走者を抜くのは結構難しい印象。
欲をかくと そのまま土手落ち(場合によっては崖落ち)にてコース復帰すらできない箇所もあったので集中力必須です。

登山ステッキをもって下見していても登りの路面がツルツルぎみで登れなかったり 逆に下りで踏ん張れずに転んだりとしながら ほぼ一周下見してきました。
何カ所かイヤらしい箇所があり しくじるとかなり大変な状態になってしまうのが想像できて走る前からイヤな気分です(笑)。
下見前情報より 思ったよりアップダウンもあります。

特に下見でツルツル急坂のようなところは 雨でも降ったら 地獄絵図になるのも目に見えているので その時間を共有することを想像するだけでも憂鬱になります.(苦笑)......

こんな表示もチラホラ(汗)
大体 そういうところは渋滞箇所にもなるので 個人のスキルで攻略できても他者の影響で攻略が至難になることも多々あるのが パワーエンデューロならではなので(苦笑)。

そしてパワーエンデューロでは 毎回有名なこの表示



一般』と『マニア』に分岐するということなのですが.....
これは後編で触れましょう(笑)。
更に今回は超マニアも用意されているというのは当日に発覚します(笑)。
陣営に戻ってきて しばし談笑。

午後3時頃には 観戦&お手伝いでの 伊東二輪 担当 保険屋さんの くまさんも到着。
後で 夜の焼き物ふるまいしてくれるそうで それも楽しみです。
午後4時から 前日受付&車検 が始まります。
ヘルメット、ブレストガード、ハイドレーション、消火器と車体をもって車検に臨みます。
各チーム問題なく クリア。

陣営では くまさんがせっせと「焼き物ふるまい」の用意をしてくれてます。
それをよそに 部長とSinくんは先にカンパイモード。




くまさんの焼き物ふるまい。


くまさんも思う存分焼き物が出来て楽しかったようです。

美味しいふるまいありがとうございました!!

そして日の入りも早いので夜になるのもはやいのです。


夜は気温も20度下回ってきて上着がないと寒い環境でした。

夜21時頃にはSInくんとMくらくんは宿に向かいました。
部長、tetsu、くまさんが 車中泊です。
今回もtetsuは軽トラ幌内泊でしたが 前回時よりかなり暖かかったので 前回に習い また下に段ボール敷き詰め その上にエアマット(今回は銀マットなし)で3シーズン用の寝袋で全然OKでした。

他のチームはかなり夜中まで宴会して盛り上がっていたようですが 伊東二輪林道部はおとなしく 22時過ぎには就寝です(笑)。
夜中の雨が降らないこと祈りつつ(どちらにしろ 夜露で濡れますが(苦笑)) 決戦の翌日を迎えます。
後編につづく

身体中イタイ でも 大満足

昨日 9/29 開催の エンデューロレースの ハチタイ、 伊東二輪林道部より参戦の4人は  誰も怪我もなく 無事完走してきましたよ。

それにしても tetsuは 初めてエンデューロレースを出た時くらいの身体中のイタさですよ。
イタイのは転んだからではなくアイアンマンにより一人で8時間 走れる限り走った結果の 筋肉疲労 その他からです(苦笑).....
よく昨日中に自力運転して福島から無事に帰ってこれましたよ。
マニュアル軽トラで(笑)。
でもちゃんと今日はお仕事しましたよ!


tetsuは告知で『アイアンマン』クラス(一人で8時間走る人ってこと)エントリーでしたが まさかの クラス 3位という結果に 本人もビックリ。

密かに欲しかった 『盾』(各クラス3位までがもらえる)をいただきました。

*ゼッケンNoと順位は関係ありませんので*

yossyが『努力と気力が勝ちましたね!!』とメールで言ってくれましたが ほぼその通りと自分も思えたので 何事も 継続は力なりと感じたレースでした。

tetsu的には 大満足な結果が残せました。

後日 レース内容は再度アップします。

今回の LASTパワーエンデューロの大会運営の方々は勿論の事、参戦、観戦した全ての方々 お疲れ様でした!

ありがとうございました!!

8時間耐久レースの用意

と言っても エンデューロレースの8時間耐久ですよ(笑)。
来たる 9月29日に 開催される 『38th パワーエンデューロ 8時間耐久レース』由緒正しい 『オフロードのハチタイ』です。

興味ある方はコチラのHPをどうぞ。
https://motopower.jp/

tetsuがK主任に誘われて エンデューロレースを本格的にやるきっかけとなったレースです。
tetsu自体は 2019年から参戦してまして 今回で 4回目となります。

一昨年 伊東二輪林道部として K主任・Sinくん・tetsu の3人組体制で 念願の6位入賞したレースですね。
昨年は開催場所が決まらなく 開催なしでしたが今年は無事開催のようです.....が......

今回で 38回目を数えますが 開催40周年をもって今回がラストというなんとも寂しいことではありますが、物事始まりあれば終わりもあるので ラスト開催に出場できるだけありがたいと思い 頑張ってくる次第です!

今回は K主任が参加できないので 『どうせなら 全員 アイアンマンでエントリー!』というノリでレース参戦できそうな部員にtetsu発信したのですがなぜか 足並みそろわず(苦笑)。
4人エントリー中 tetsuとSinくんが アイアンマン。
部長とM倉くんが ペアで組んで参戦という形に。
なにが納得いかないって、 部長組は 伊東二輪林道部でも 「若手」ですからね(笑)。
何故に部内 年寄り トップツーの 50オーバー二人がアイアンマンなのさ!

ま、このペアには 当日 目にもの見せてやりますよ!一周だけ(笑)。

それはさておき レースとなるとレース前準備での依頼が来るわけでして タイヤ交換も計こんなように。

まだ3台だからいいですが エンデューロ部員全員エントリーで全員アイアンマンだったらって考えると 一年くらいタイヤ交換したくなくなりますね(苦笑)。

我々の車両はリヤにビードストッパー2つ入れてのレース用ハードチューブなので 交換時に体力使います...... なので連続してやるのには オジサン大変なんですよ。チェンジャーはあまり意味なさないですし......

こちらはSinくん KTM 150EXC 号。

エントリーナンバー ゼッケン 7番でございます。
部内対決を制するために 密かにミッションを一速固定にしておきました(笑)。
ウソですが(笑)。


そして こちら tetsu KTM 250 EXC-F 号。

エントリーナンバー ゼッケン 3番でございます。
一昨年と外装は同じですが 車体が新規になってます。
何気にフレームの色がオレンジになっております(どうでもいいですが)。
運ちゃんがヘボいからバイクにガンバってもらいます!(笑)。


この2台はアイアンマンクラスなので 白地に赤ゼッケンなんです。
通常は 白地に黒ゼッケンです(一昨年はそうでした)。

Sinくんは 2019年のハチタイ初参加時に一度アイアンマンを経験しているのでまだいいですが tetsuは初にして最期となるので 満足行く走りができればと思っております。
まずは 怪我しないことですけど お尻がおかしくなりそうなのが怖いっす(苦笑)

約一年以上ぶりのレース、しかもハイタイ、しかもアイアンマンでの出場なので 楽しみと不安とが入り混じってますが どうせ なるようにはなるのでなんとか完走だけはしてきまっす!

ということで 9月29日のハチタイ、伊東二輪林道部 4人の活躍を応援くださいませ(笑)!

JNCC ビッグバード高井富士

久しぶりのエンデューロレースネタとなります。

っていうか、今年初レースなのでね(苦笑)。

先々週 6月11日に開催された JNCC ビッグバード高井富士 の FUN Cクラスに tetsuと部長で参戦してきました。


当ブログではほぼ出て来なかった『JNCC』。
以前にここが主催する  WEXには幾度か部員共々参戦しており 当ブログにもアップしております。そのWEXよりより 本格派向けレースという感じなのでしょうか。
「Japan・National・Cross・Country」の略でして 要は 「クロスカントリーレース」を主に主催する団体です。tetsuが以前から出ている MFJ主催の 『JEC』とは全く別のレースカテゴリーとなります。
ググってみて要約だと
野原,草原,丘陵,森林など自然の地形を利用し,変化のあるコースを選んで行う長距離競走。』
日本では主だったところでは今回のレースのような スキー場ゲレンデ等での ある程度ハイスピードを主とするレースと言いましょうか。勿論 ウッズなんかもあるのですが比較的それでもテクでハイスピード気味で通過していけるレイアウトです。

アメリカで行われている 『GNCC』(アメリカ東部を舞台に年間シリーズ戦で行われているクロスカントリーレース)というレースが有名です。

平均レーススピードが比較的 上がる....と言っても 平均時速 30キロ台まで出れば速いほうなので ロード側の人にはハイスピード気味のレースと言ってもピンと来ないでしょうね(苦笑)。

実は 昨年の8月に JNCC 神立(神立スキーリゾート)に同じく 部長と参戦したのですが それはネタにするヒマがなくお蔵入りしてました(笑)。

今回の会場は 長野北部の高井富士スキー場。 FUNクラスは 全長5.9kmのコースとなります。
こちらが 今回のレースのコースマップ(最下部辺りからスタート、右周りです)。



見ずらいですが 白いラインが基本コースで赤は上級クラスのCOMPクラスで使用するところ。
FUNは白のみです。
マップ上 上が登っていくことになりますので 途中、登ったり下ったりをしながらなので ハイスピードと言えど 下りはそれほど飛ばせません。また 下りから上りに切り替わる箇所は キャンバーターン気味になるので 難しいですね。
特に今回は レース当日が雨模様だったので 軽いマディ路面というのも相まって更に加速体勢に入るのがムズかったです。
更に ウッズがなかなかクセもので、それほど飛ばせないのですがラインが数本あり どれも走破力あれば難なく通れるのですが 場所によって連続丸太越えがあったりして、やはり今回のように雨模様だと丸太他 木の根、石も滑るので油断大敵でした。
また スキー場特有の水切りがある箇所でも大き目の部分は底辺部がかなりぬかるんでマディマディ状態になっていたため 集中力が大事でした。


ということで前日下見も大事なので 前日10日の昼過ぎに現地到着。
本来 部長が先に着いているはずなのですが 出がけにトランポのバッテリーが突然死したためバッテリーをホームセンターに買いにいったりしたりその後のプチトラブルで家を出たのが 11時過ぎになってしまったため いません(涙)。
しょうがないので テント出して まずは場所取り。

この後 コース下見行くのでバイク等はまだ降ろしません。一人寂しくコース下見行きましたよ!部長!!

前日は雨もまだ降っていなく この状態で走ればかなり気持ちよさそうな雰囲気でした。
今回のゲレンデは一部 草の上も走るので新鮮です。グリップ感が判らないのでその辺が気になるところでしたが 実際レース時は思った以上に直線はグリップしてましたね。
ウッズも長短 合わせて 5か所あり、特に前半の長いところと後半最後のウッズはライン選択誤ると難しくなる感じでした。レース当日は ハマる人等で渋滞を顧慮してか 2カ所のウッズはカットになりましたが.......

そんなウッズの途中の 『枝くぐり』ライン。

下見を終えて駐車場帰ると部長が到着しておりました。この時点で午後4時なので部長は下見諦めてました(トホホ....)
しょうがないので二人で寂しく写真でも(笑)。


受付行って 後は夕ご飯食べて 寝るだけです。

tetsuキャンプ派ではないですが、昨年の8耐で軽トラ泊に目覚めて 今回も軽トラ泊です。
8耐の時ほど寒くないので今回は幌の下に直接 コットにマットに寝袋という手法で寝てみます。
予報では明け方から雨が降るようなので その対策で幌の内部に 屋根のみの簡易テントを取り付けておきました(これ正解でした)。


更に ご飯も簡易的ながら作ってみたくなり アルコールバーナーでご飯炊飯&サバのトマト煮なんかを作って どちらも上手くできたので満足でした。


で、レース当日は先に明記した通り。朝方5時くらいから雨が降ってきて時折 強く振る事......
しかしFUNクラスがスタートする午前9時頃には降ったり止んだりと小康状態になってました。
このおかげでレース中 ゴーグルが見えなくなることはなかったのでラッキーでした。
tetsuはゴーグルにロールオフという対雨、マディ対策グッズを装備してないので 見えなくなったら『ジ・エンド』なので(苦笑)。コンタクトライダーなのでゴーグル外すのは決死の覚悟ですので 実際そうなったらペースあげれないですが(ゴーグルあってもペース上げれませんがね(笑))。

FUNクラスのでレースは 通常 100分走りますが、今回は路面コンディションも顧慮して10分短縮という形になりました。
途中 ウッズ内で滑る丸太で一回、後半 集中力が落ちて来たところでキャンバー直線でフロントが石で滑って 左に結構な勢いで転倒....まんまと治り切ってない左肩をまた強打してしまいました。
が それでもtetsuは 1時間25分強走りチェッカーは受けましたので 練習もほぼしていない中 なんとか走り切れただけでも良かったかなと自己肯定(笑)。
ついでに 部長に一分差で勝てたのも プチ嬉しかった(笑)。
部長は毎週 ウッズでなにかしらハマったらしいこと言ってましたが、前日下見が出来なかったことが敗因でしょう(苦笑)。
部長、ここで言っておきますよ!
「レースはレース前から始まっているんですよ!(笑)」

上り激走中のtetsu マシンは MY23 KTM250EXC-F


同じく激走中の部長 マシンは MY22 BETA RR2T200


どちらも前走車の泥を受けているのでゼッケン見えませんがね(苦笑)。

そんな事いいながらも二人のリザルトは Cクラスで 87台中 51位と58位。
FUNクラス総合で 220台中 118位と127位だったのでどちらも半分以内にも入れず 「ま、こんなものでしょう」的な平凡な成績でした。
唯一 「50歳~59歳」クラスでは tetsu 78台中 36位でしたのでなんとかここだけでも半分以内に収まることができたかなという感じ。でも結果的にあまり変わらないですがね(苦笑)


因みに 年齢別のクラス分けで 興味深いのがその参加者人数。
40歳~49歳 =56人
50歳~59歳 =78人
60歳~69歳 =23人
70歳~   =3人

実に FUNクラス 参加者220人中 40歳以上が160人というのも、tetsuの年齢層が一番人数多いのもバイク人口比率として納得してしまいますが....70オーバーもお三方いらっしゃるのはメチャ励みになります。

いや~、大怪我しなければ モータースポーツのくくりではオフのエンデューロレースがある程度高年齢でも一番楽しめるかもしれませんね。

今回のレースは生憎の雨となってしまいましたが それでもtetsuのレース平均時速は 約28キロだったのでハッピーエンデューロやクロスカップからしたら大分速いほうです(ま、走行環境自体が違いますので一概に比べるものではありませんが)。
今回2度目のゲレンデレースでしたが 個人的には 楽しいと感じられたので是非次回にはベスコンでゲレンデを走破したいものですね。

ということで なんの感動もない ありきたりなレースレポでした(笑)。