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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

タイヤのヒビ割れ

原付スクーターのタイヤの 突然の空気抜けでの修理依頼。

見ると タイヤの溝自体はまだ残ってましたが 良く見ると 溝の間に細かいひび割れが....
更にサイドウォール(タイヤ側面)を見ると 全周に渡り 大小無数のヒビ割れが(汗汗)。


タイヤとして終わってます.....

製造年月日はまだ6年ほどでしたが おそらくタイヤの空気圧をマメに点検調整していなかったのでしょう。

このような状態では パンクの元凶を突き止めるまでもなく タイヤ交換となります。
こうなっていると あらゆる箇所からスローパンク(ゆっくり空気が抜ける)ことが想定できますし なにより タイヤとしての性能がゼロですので 普通に乗るのも危険です!

気が付かずに乗られている方も多いですが タイヤの空気圧をマメに見ない人で 経年使用のタイヤは 早期劣化によりこうなりますので みなさん気を付けてください。
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セロー250 腰上点検ついで

伊東二輪 セロ男組合の組合長 yossy号のエンジンバラシ図です。


組合長のは 初期型 2005年 キャブ車の セロー生誕 20thアニバーサリーモデル。
かれこれ 約20年選手になりますね。

現在 走行距離は23000kmほどですが ここ最近若干 気になるエンジン音の相談で この姿へ.....


ま、組合長 元々 ハーレーやSRを経て 現在 ドカも乗ってますが どれも 基本 エンジンメカノイズが大き目な車両ではあります。またその音に関しての許容範囲もある程度乗り手側も持ち合わせないと乗れない車両でもありますよね。

それと比べてしまうからか セローはやっぱり現代優等生的位置づけになるので 妙なエンジン異音はやはり気になるようです。

ま、林道であれだけぶっ飛ばしていれば 『こういう音出るよね』って納得もしてしまうのですが(苦笑)。

相談時にtetsuがエンジン音聞いても たまに聞こえる ジャラカチャ音が確かに気になります。
エンジン温度が上がって来ると 更に大きくなるので 一度 エンジンリフレッシュも兼ねて 腰上開けてみますかと。
ついでに カチャ音では近しい音の部類に入る カムチェーンは交換しましょうということで右エンジンカバーも開いております。

で、腰上の状態はと言いますと....

カムシャフト、ロッカーアーム、ピストン、シリンダー共 綺麗で全く問題なしと言える 状態。




ここは予想通りでもありました。
今年の2月頃に エンジンOHした DG31Jセロー250が もっと過酷な使い方されていたのに 腰上は意外とどこも綺麗でしたので。


ピストン脇もトップリング上まででしかカーボン蓄積もないので下への吹き抜けは皆無と言えます。
ヘッド燃焼室のカーボンは距離的にもこんなものでしょう。


今回はバルブ周りは特に問題なさそうなので手を出しません(費用が大分変りますし)。

で、やはり 2月の時と同じ カムシャフト奥(車体向かって左側)のベアリングに回転の違和感があるのも同じでしたので ここはセロー250系のエンジンの持病かもしれませんね。



ということで 交換するのは ピストンリング、カムチェーン、カムスプロケット、カム奥ベアリング、キャブのインテークマニホールド、各ガスケット・Oリング類、ついでに汚かった エアクリーナエレメント ってところです。

ヘッドとピストントップのカーボン除去で圧縮比が元に戻る(若干上がっていたはず(笑))とピストンリング新品効果で エンジンのパワフルさはチャラかと(笑)。


そして この車体の作業で一番時間を費やしたのが

『人生はガスケット剥がしだよ!!』  です(涙)。

シリンダーベースガスケットで1時間30分.....


右クランケースカバーガスケット剥がしで 1時間30分......

ここまでで長編映画くらい一本 観れますよ(苦笑)。

AIロボットで 『必殺!ガスケット剥がし!』ってロボット作ってくれたら購入考えますよ!(笑)。

それくらい 大変なものは大変なんです!!(整備士の方々はみなわかってくれるはず)

そして 終盤の極めつけは エンジン作業着手する最初の段階で これまた取り外しに難儀した マフラーとエキパイの接続部。

ここマジで最初はビクともしなくて 破壊工作しかないかという様相だったんですよ。
この手のマフラー接続部には石綿ベースで形成された筒状のガスケットが入っているのですが、長年この部分を外す行為をしてないと 経年のサビと腐食で 一体化してしまうんです。
そのため おいそれとはボルト類も緩まない、また接続部も回転すらできないというのがよくある話しなんですが 組合長号は近年 一番の大変さでした(汗)。
結果外れたので良かったですが 外すのにも 約1時間かけました......
そんな最初の苦労から エンジン他作業完了して最後にエキゾーストパイプとマフラーを装着する段階で またもこの部分の残ったガスケットに難儀したっていう.......
こびりついたガスケットをバラバラにしながら剥がしたのですが マフラー、エキパイ側共ベースがサビて腐ってこびりついていますのでキレイに剥がれないんですよ!(泣泣)
更に剥がした後も 表面をヤスリで修正しないと新品のガスケットが綺麗に入らないしそもそも マフラーも上手く入らないので 装着まで何回も修正したっていう......

まぁ でも 最後はちゃんと納まるんでしょ、なんやかんや(笑)。

ということで全作業完了、エンジン再始動にて 気になる異音もなく リフレッシュ感が出て良かった最後でした。

組合長、今後はあまりセローくんではどこでも背伸びして頑張らないことですよ。
ドカもあることですし(苦笑)
『セローにはセローの道がある』です!

スクーターのドライブベルト切れ

時々注意喚起もかねてアップしてる案件。

原付スクーターの走行中のドライブベルト切れの修理案件。

ヤマハ JOGさん。メーター走行距離 約28000km。
新車から一度も駆動系は触ってないので そろそろ切れます距離でした。


見事、この通り 切れてしまってましたね。

ということで みなさま 新車から 20000km~せいぜい  25000km近辺でベルト周りは交換推奨ですよ。
また走行環境、走らせ方、車種によってベルトの摩耗も変わりますので 早めの交換が推奨です。

切れたら走れなくなるのは当たり前ですが、切れ方によって他の部分も壊す可能性もありますので。

ご注意を!

CBR600RR ステムベアリング交換

たまたまベアリングネタ続きです。

3年ほど前から診ている お客様の ホンダ CBR600RR (07)さんのステアリングステムベアリング交換依頼です。

依頼というか この部分は既に約一年前からtetsuが指摘していたのですが その間に先に 交換するべく作業があり 費用の問題もあり 時期が後延ばしになっていたものがやっとという流れです。

約一年前でも 車両押し引きで解るくらい ステムベアリングの引っかかりが気になるものでしたが ここ最近はそれが増長されてきていて 乗ってて怖くないのかと心配になるくらいでした(汗)。

CBRくんはステム抜くまでも まぁまぁ面倒ですが ヤル気を出して一気にやっつけましたよ(笑)。

なので恒例 ステム抜いた時の写真しかありません。

アッパー側。


やはり先にグリスが流れ出て カピカピ状態でした。
ベアリングレースの段付きも結構なものです。そりゃそうですよ、あれだけ感じれば。

アンダー側はかろうじてグリスが残ってましたが、ロード車なので おそらく新車時のグリスでしょうね。オフ車はこの距離までベアリングが持ちませんのでね。特にオフ走行交えていたら尚のことです。

それに比べ オンロードは経験上 保管環境や走らせる環境で かな~りこの辺はもってしまいますので。

CBR600RRはフレーム側の圧入レースも取り外ししやすい構造で 好感もてましたよ。

作業完了、納車 後日 オーナー M嶋さんは そのハンドリングの素直さに感動しておりました(笑)。
そりゃそうです!!

アドレスV50 ホイールベアリング

スズキ アドレスV50のお客様。

急に 前ブレーキが効かなくなったとのことで修理依頼。
一カ月ほど前に 個人売買で入手したとのこと....
この時点で信用できません。
全部が全部ではないでしょうが、長年の経験上 tetsu個人的な見解です。

この車両、前後ドラムブレーキですが見たところ ワイヤーの動きもしてますし、シューの残量もまだありそうですが 調整をキツ目にしていくと ホイールがひきずりますね。

と前輪を手で触っていて 異常に気が付きました。

ホイールベアリングがダメです。
しかも 感覚的に 2個あるうちの一個は粉砕しているであろう ガタ。
よく走れていたくらいな感じです。

ホイール外して ピンポン。

ブレーキ側のベアリングは写真の通り 内部のボールがほぼ無くなっているくらい粉砕してました(汗)。



反対側も風前の灯的で ギリセーフで修理となり良かったです。


っていうか こうなる前に前輪がブレて真っすぐ走るのも怖かったはずなのですがね.....

新品はこれこの通り 綺麗なボールベアリングが並んでいるのですよ。


これくらいで済んで良かった案件でしたが おそらく 購入時に既にダメだったと推測できます。
個人売買で買うのは 自己責任ですが 物の判断がつかないなら辞めとくのが吉とtetsuは思いますが......

ともあれ ひとまず交換で修理完了できただけ良かったかと。