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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

アヴェニス150 過充電


修理待ちでお待ちいただいていたアヴェニス150さん。お話しでは バッテリーが上がってしまって、新品に交換しても すぐにバッテリーがあがってしまうとのこと.....充電不良のような症状ですが.....
で、お預かりしたときはこのような状態でお持ちいただきました。車の大型バッテリーをシート下に搭載してジャンプケーブルで本来バッテリーが搭載されているフロント側へと繋いでおります。
まぁ 容量が多いバッテリーほど上がりづらいことはラジコンと同じ原理......荒技ですが......
まずはテスト用のバッテリーにて充電系統チェックです。通常ならアイドリングで 約14V越え。回転上げて 約14V丁度で制御されるはずなのですが.......充電してないどころか.....
結果、当該車両 充電不良ではなく、「過充電」でのバッテリーが負担になり最終的に壊れて終わるというものでした。回転上げると 16V後半くらいまで上がってしまうので バッテリーも持ちこたえられなくなったのでしょう。
ただし 当該車オーナーさんは費用を考え、激安な中華製 パチもの「ユアサ」バッテリー(tetsuはGSユアサ以外の偽物を全てこう呼びます)を購入して数回交換していたそうですが、これが 信頼できる 「GSユアサ」製品でしたら 倍以上は持ったことでしょう。でも、逆に言えば 安い中華パチものを使用したおかげで被害も安く?すんだのでしょうか? なんとも言えませんが。
その前にご相談いただければもっと違ったかもですね。

で、その電圧制御をしているものがよく聞く「レギュレータ」ですが、車種によりその搭載位置も様々です。特にスクーター系は紙一重で、取り外しやすいところと非常に大変なところにあったりもします。

アヴェニスはヘッドライト裏側の右側(バッテリーの下)に装着されておりましたが、これまた外装を外していくのが一筋縄ではいかない構造なのが、流石スズキ車でした。
なんとか取り外して裏側を見ると、既に亀裂が入り 一部内部部品が飛び出ている部分がありました。内部破損が目視できる状態でした。

新品交換して充電制御電圧も通常状態に治りました。

しかしなんであれほど世の中にインチキユアサが数多く存在しているのか。知っている限り、5~6種類くらいの「ユアサバッテリー」を見たことありますが(苦笑)......
全部 字の配列やら外観が微妙に違うのです。明らかに別会社がコピーして作ってますね。
皆様、お間違いなく 。信頼できるユアサは 「GSユアサ」です。おまけに安いものは100%パチものですので。正規品は安売りしてませんので。

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今日の店内


連日天気が不安定なので一部の車両が表に出せない中での作業ですが。先週末の天気の悪さで引き取りが一週間ずれてしまった車検その他変更のベイリスくん。そろそろ部品が揃って、諸作業して登録できるようになるかという長期お預かり中のM900さん。手前二台は先週売約済みになりました690エンデューロくんとM800さん、納車整備待ちです......しかし今日は 奥にいらっしゃる アヴェニス150さんの充電不良をまずはやらねばなのです。あ、モンスターの燃料タンクコーティングもあるぞぉ....しかも 二つ......これは 晴れないと出来ないなぁ.......登録も行かなきゃだし(汗)。。。まだまだお待ちいただいている修理車の方々、順番にこなしてますので どうかゆるやかにお待ちいただけますようお願いいたします。

スピードメータケーブル 切れてないときも

お隣の住人さんの2ストVINOさん。先週から急にスピードメーターが動かなくなったと.....
すぐに思いつくのは、「メーターケーブル切れ」。少ない確率では「メーターギア破損」辺りでしょうか。
でもその前に......ただメーター下部でケーブル本体が外れてしまっていることもあります.....
と覗いてみると.....その通り、ケーブルが外れてしまっていました。

写真の青丸印の部分に赤丸印部分が接続されているはずなのですが......
経年使用により、ロックのネジが外れてしまってる模様です。
フロント周りをバラシて、メータケーブルを引き出して、正規に場所に取り付けしました。

たまに切れるケーブルですが、こうやってキレてないこともありますので。

久しぶりの.... 900SS 在庫情報




伊東二輪 ドゥカティ勢で一番勢力の 「900SS」さんの 久しぶりな在庫情報です。
非常に程度のいいハーフフェアリング仕様。1995年式ですね。
北米仕様の平行輸入車らしく、メーターはマイル表示(内側にキロ表示あります)。
走行距離 7474マイル(12025km)です。
近年では非常にキレイな車両です。車検が29年1月付です。店頭販売価格 車両代税込み 58万円となります。昔からの憧れの方、長く愛してくれる方、気になる方 お気軽にお問合せください。

Today スピードメータケーブル 切れ


これも一年通して 原付スクーターでは多い修理事例ですが。
スピードメータケーブル切れによりメータ不動になるパターンは通常修理としては多い事例です。ケーブルを使用しているとその車体のメーターケーブルの取り回しによって切れやすさ、切れ難さがかなり変わってきます。

写真の赤丸印側が装着されていたケーブルです。新品はもう一つのように最初は真っすぐです。
当該車両のケーブルが切れていた部分がこの赤丸印部分ですが、車体に装着されている時にこのように曲がって装着せざろえない事が多々です。ケーブルはこのアウターのビニールの内部で走行中絶えず 回転しているのですが、本来定期的なグリスアップが望ましいのですが、そこまでする方は残念ながら皆無ですので いずれは摩擦によりグリスが無くなり 最終的に今回のように切れてしまいますね。
交換へのプロセスも意外と簡単なものから、大分バラバラにしなければいけないものまで多様ですが....
とにかく 交換せねば整備不良ですのでね。
スピードメーターが動かない状態で乗られている方もたまに見受けられますが、自分さえよければというお話しではないので 今回の当該車両のように気が付いた時点で是非しっかり修理してください。