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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

1098S タイヤ交換

先日 林道部員 長谷Gさん ご依頼の ドカの1098S 納車前整備の一環です。


タイヤは新品交換です。
車両仕入れ時 タイヤは 溝は十分あって車検も大丈夫なレベルでしたが 2017年製で 経年経っている事もあり気持ちよく乗るなら交換推奨にて 本人意向で交換となりました。

本人 あまり飛ばさない方と言いつつ tetsuのオススメもあったのと本人の乗って気持ち良さ優先というのもあり ハイグリップタイヤで行くことに。

一般スポーツタイヤより タイヤ代が高額になってしまいますが、乗車時の感動(特にワインディング)は 価格以上はありますので tetsu的には 趣味でバイク乗る人ほど 公道ハイグリップタイヤはお勧めです。
現代のは冷間時グリップ、ウェット性能も昔とは比べ物にならないくらいものすごくいいですから。
因みに たまに勘違いしている方もいますが サーキットがメインで使えるようなタイヤは(ピレリのスーパーコルサとか ミシュラン パワーカップ等)一般公道では今一性能ですので要注意ですよ。

話は元に戻りまして、長谷Gさん 当初 tetsuとのディスカッションの結果 ピレリの ロッソ4コルサ希望でしたが 9月に入り ミシュランのパワーGP2が キャンペーンとなりロッソ4コルサより安く買えるので そちらにスイッチ。ま、どっち入れても 性能自体は同レベルです。
タイヤの方向性の違いで 乗り味が違いますね。ただこれも乗り比べないと解らない。
どっちも長所があるので tetsu的には 好きなメーカー、入れたいメーカー、値段の安さ それぞれで選ぶでいいと思います。


それにしても毎回1098系のリヤホイールのセンターナットは 締め付けが硬いのですが(指定締め付けトルクが高いので)今回はマジで 外れないかと思うくらい締め付けられていた印象。
手持ちの インパクトの最強数打でも 当初ビクともしませんでしたから(汗)。
ま、それでも地道にやって外せましたので 問題なかったですが。

前後新品タイヤは気持ちいいですよ~。
でも もう少し涼しくならないと 運ちゃんは地獄の暑さ、ドカのSBKにはちょっとでも低速走行を強いられると エンジンには 過酷過ぎる暑さなので もう少し季節が変わるまで待ちましょうね。
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今だにたまにある.....

ウチのお客様の ヤマハ JOG FI以降の車両です。
ご近所の足で乗られてますが ここ最近 突然エンジンストップして再始動できないことがあるとのこと。ただ しばらく休ませると 再始動してなにごともなく走れるとの情報。

断定できませんが ヤマハの FIのJOG、VINO系に多いのは以前から定期的にこの症状で泣かされるのは 燃料ポンプ故障ですね。

初期モデルなんて 燃料ポンプに二回リコールが入っても 尚他のメーカーよりは壊れますので..... 根本的なにかが弱いのでしょうね.....

お客さんに エンジンストップからの再始動時に 燃料ポンプの音がしているか確認しましたがその時は焦っていたのもあり確認してなかったとのこと。

そのまま検証で乗っておりましたが 先日 伊東二輪よりすぐ近所で同様の状況になり 暑い中 押してこられました。
この時点でtetsu キーオンで確認、やはり燃料ポンプの起動音がしませんでした。
ほぼ断定的です。

一応 ポンプ下部のカプラまで電源来ているか確認、問題ないので 燃料ポンプ交換です。



原付は特に燃料タンクが小さいので 燃料が少なくなってきたときは この暑い時期では ポンプ自体に負荷かかりますよね。
ましてやここ最近の35度を超える暑さで野外 直射日光放置してる場合 燃料タンク内の温度はハンパないでしょうから 尚更 ポンプはガソリンに漬けておきたいイメージです。

大型バイクでも基本 燃料ポンプはインタンク方式ですので 暑い時期は特に燃料は常時 タンク半分以上は入れておくのがいいと思います。

おそらく この暑さで壊れる物も燃料ポンプに限らず きっと昔より多くなってきているはずです。
今年は これ以外でも この夏の猛暑日連続のせいか バイク屋人生では無かったような修理案件が立て続けに来ましたしね.....

プラグのギャップ

先日エンジン不調という案件でお預かりした ホンダ エイプ100さん。

一年半ほど 放置していたのを久しぶりに始動させてから 低回転時が安定しないことで悩まされていると。

見て見ると 始動性はそれほど悪くないですが アイドリングがおぼつかないのと低回転からの吹け上りもおかしいですね。

オーナー本人が 放置から復帰時に プラグとエアクリーナは新品交換したとのこと。

 放置歴からもキャブレターの汚れ等はまずは疑いますので まずはキャブレターは清掃となります。

キャブのガスケット類が新品来て キャブレター開けましたが 汚れてはいましたが放置歴での汚れというほどではない感じ。放置特有のガソリン劣化跡もなかったですね。
一応 ジェット類は全て外して 清掃、エアブローにて組み込み。

再度エンジン始動させてみると バラす前よりはマシな程度であまり状況が変わらない感じ。

感覚的に低回転でカブっている感じ。
この時にプラグの焼け具合を見て見ようと 外した時に発覚しました.....


プラグギャップがほぼないことに(汗汗)

よく点火できてましたよ......

オーナーさん新品に交換したって言ってましたが確かに新品から間もないプラグの様相でしたが まさかの先端ギャップがほぼないとは.....

おそらくオーナーさんが新品プラグを装着時に一度落とされたのではないかと推測します。
その時に運悪く ギャップが潰れてしまったのでしょう。

当該プラグのギャップを正規な幅に戻して再装着始動させてみましたが 不正爆発を繰り替えしたことで碍子が真っ黒になっていて燃焼を上手く出来ない模様だったので 新品に再度交換。

無事 アイドリングも安定、低回転の吹けも戻りました。

プラグの電極ギャップ、狭すぎも開きすぎもよくないですがどちらかというと開きすぎの方が普通には点火できるでしょう。
今回先端が潰れ切ってなかったのが 原因を分かりづらくする要因でした。
隙間ゼロなら点火できなく始動不能になるのでもう少し早く原因解ったでしょうね。

お客さんが触った箇所でも tetsuの手を出してないところは 疑う事は昔から鉄則なんですというのを思い出した一例でした。

何故にこんなにサビる.....

先日 診た スズキ アドレスV125さん。
アクセル開けていても エンジンの力が出ないという案件でのご相談。

ご来店してエンジン始動させて瞬時に『なんじゃこりゃ?!』って思ったのが 異様なアクセルの重さ。しかも アクセルが全開から3分の一くらいしか開けられない(謎)。


明らかにアクセルのなにかのシステムがおかしいのは確かです。
が、本人はアクセルが重いのは以前からだと主張。

しかしどう考えても アクセルが開かない⇒エンジン回転上がらない⇒スピード出ない=坂道登らない の図式なので 一旦お預かりにてバラして検証することに。


そして原因はすぐに判明。
なんと スロットルコーンが回るハンドル本体部分が恐ろしくサビていたのです(汗汗)。


長年バイク屋やってますが ここまでサビてしまったハンドルも初めて見ました。

当初 アクセルワイヤーがダメかと思いましたが そちらは全然OK。
ということでここを耐水ペーパーである程度キレイにして グリスまみれにして再組み込み。
一応 綺麗に開いて自力で閉じるようになりました。

当該車両は社外グリップ装着されてましたが ウチの他のお客さんのでも社外グリップいますがこんなサビたことはないですので 車両前歴でどこかで水が溜まってしまってこんなにサビてしまったのでしょう。
こんな事もあるのですね~。

2025 スーパー林道中 最終日

8月12日、早くも三日目最終日となりました。

この日は朝から雨予報。またも雨間を縫って 積み込みして午前 8時30分頃 サササと出発です。

福島県全域は一日 雨予報だったので どうせなのでtetsuもしばらく行ってない 会津若松以南の林道を幾つかチョイスして 最後に 福島県~栃木県に抜ける この辺では最長の 約35kmの林道抜けて 最後にしようかという計画です。

とはいえ会津若松までも結構距離があります。ということで.....
福島飯坂インターから高速乗り 猪苗代湖脇まで高速使用で時短です。

東北道走っている時はそれほどでもなかったですが 磐越自動車道に入って内陸に向かうほど 雨粒も大きくなってきて時折 激しく降る箇所もありましたが パーキングで休憩するときなどは小降りになってくれたりしてなにかとラッキーな場面もありました。

ただ 思った以上に気温が低かった。
この時点で高速道路の気温計は 『22度』表示。
tetsuは元々 カッパの下のジャケットが3シーズン用なので寒さは感じませんでしたが 数人は雨に濡れているのもあってか 寒いと訴えているほどでした。

宿から約80km高速移動して 一度ガス給油しておきます。

最近この辺を来てないので ガソリンスタンド事情が分からないのもあり 昔は 林道突入時点のトリップ距離が約100km近かったら まずは燃料はガソリンスタンド見つけたら入れておくという 魚雷師匠の教えを守ってます。
場所によってはガソリン求めて いらぬ方角に20kmほど行かねばいけない事もしばしばありましたので.....
しかも最近は 昔あったガススタでも今は閉業とか結構あったりしますので 、特にこの先向かう 只見方面とかは要注意なのです。

この日一本目の林道は 猪苗代湖 南西部の 一ノ瀬戸四屋林道。
今まで数回来ているはずなのですが いつも入口をおぼれげでしか覚えていない。
しかしここは毎回通行止め等なく 走れないことないのも覚えてます。


この林道 全長 約15kmですが 途中 分岐がいくつもありそこに 各林道のおおまかな地図がある看板があるのですが それがまた 解釈不明なんです。どっちに向いていてどこにいるのかが分からない(苦笑)
その結果 毎回 一度は方向間違うんですよ(笑)。
で、今回も一度間違いました(笑)。
この林道区間では結構な雨量でしたが木々の中を走っているのもあってか 雨で視界不良になることはなかったですが 止まったり 後続を待っている間に ゴーグル内部が曇ってくるのはこの日も避けれませんでした。


そんなこんな林道終盤で舗装路に切り替わるところで左側にベンチ付き小屋発見。
ここで小休憩することに。
しっかり雨降ってましたので助かります。



この日は雨と気温が低いのもあってかあまり虫を警戒することはなかったのは休憩時の救いでした。

次に向かったのが 大昔 tetsuが林道走り始めて 2~3年、この辺に日帰りで来ていた頃に必ず走っていた 七ツケ岳林道へ向かってみます。
ここは 7年前に 一度通れた時がありましたが その後も崩落個所の修繕等で 通り抜けできないことが多かった模様。
部長も昨年走った時は途中から全面通行止めだったということ。
ま、 お盆時期という事で 工事が休止中な事を願って 行ってみる事に。

北側からの入口は昔知っていた頃となんら変わらず「ここ!ここ!」ってすぐに分かりました。
工事車両が通っているからか 昔より路面が整備された印象でしたが 奥に行くにつれて そうでもなく 昔ながらの面影も出てきてホッとしました。

途中 工事休止箇所がありましたが そこは無難に抜けれて 更に進んで行きます。
その後も快調に走れていたのですが、全長 約16kmのほぼ後半の辺りで もう一か所 大規模な工事個所が出現(汗)。
100mほどの距離ですが 路面を大幅修理(舗装化?)しているようで 手前と奥に ショベルカーが置いてあり 一見抜けれるか不安に....
Sinくんが先を見に偵察がてらショベルカーをすり抜けて進んで行きました。
tetsuは歩いて偵察に向かうと 反対側のショベルカーの向こうでピーピー言いながらバックしてくる大型ダンプが(汗)。
すると 道路脇下段を向こうから歩いてくる 工事関係者っぽい人が.....
『え!マジ お盆休みなしで工事しているの?!』と一瞬ひるみそうでしたが そこは地方の方々の優しさを傍受できた瞬間が来ます(涙)。

工事関係者さん=「何台で来てるの~?」
tetsu=『すみませ~ん。5台です~』
工事関係者さん= 「手前のショベルカーを抜けて来れるなら通っていいよ~」
tetsu=『抜けれます!抜けれます! ありがとうございます~~~~~!!』

とお代官様に感謝する気持ちで 通してもらえましたよ(嬉)。
ここが抜けれなかったら 戻ることと迂回ルートで行かないといけなくなるのでかなりの時間のロスになったので この時は本当に助かりました。


無事 この林道も抜けれて 一安心。
この時点で 午後2時。そろそろ食事処と行きたいところ。
この時点でコンビニでも良かったのですが なんせ雨が降っているので出来れば雨宿りしながら昼飯は食べたい心境でもありました。
しかも そのコンビニすらないっていう状況.....

次の林道まで 30kmほど走るので途中出て来るであろう 道の駅で食事とすることに。
国道352号を走っていると ほどなくして 「道の駅 番屋」というとことがありまして 入ってみたのですが まさかの 火曜日は食事処はお休みとな!?(悲)
おそらく カレンダー上では前日11日(月)が祝日だったこともあるのでしょう.....

気を取り直して 先に進みます。この辺で途中出てきたガススタで再度給油します。

最後の林道入る手前に この辺では大き目な道の駅 『尾瀬桧枝岐』があります。
流石にここは食事できるだろうと思いながら 到着したのは午後3時頃。
当初目星つけたところは2時で閉店という看板が....
しかし sinくんがグルって探索してきて 手前の食堂がやっているのを発見、無事 昼食にありつけることになりました。


日が傾いて来ているので 食事をササッと終わらせて 最後の林道向かいます。

この林道 川俣桧枝岐林道と言いますが 昨年 部長が通った時は 完抜きできたとのこと。
ただ 峠を越えて 栃木側は結構ガレていたりして 通行規制している模様でもあります。

ここも お盆休みというのを願って 行って見ます!
こここそ通り抜けできないと ほぼほぼ今まで通ってきた道を戻らなくていけないので 恐ろしい運命になるので 是非抜けたい!
でもここで更に問題が。
突入時に時計は 午後4時を過ぎてました。
8月は既に日の入りが早くなってきています。
午後5時には林道の中は結構な暗さになる事を知っています。
しかもこの日は雨模様なので尚更視界不良になるので それこそササササと抜けたいところでした。

tetsuここは歴代 一度、約20年前に栃木側から抜けた記憶がありましたがその時は規制なしで抜けれた貴重な時でした。その頃から 栃木側は結構 崩落修繕で通行止めな事が多かったですね。

県境にある 広場は 帝釈山の登山道への入口となっており 福島県側はそれを顧慮してか 比較的路面は安定している状況が多かったです。

ここで珍しく みんなでバイク並べて 記念写真。


そして栃木県側へ突入。すると ほどなくして 石ゴロゴロの路面、流れた水でえぐられた 深い轍路面が永遠と続いていくことに(汗)
こういうのも楽しいは楽しいですが 時間に追われている身としは あまり嬉しくもなかったりします。
そんな時に誰か パンクなんてしようものならホント泣きますよ。

とあれこれ考えていると石にハンドルとられて転びますので全集中で走って行きます。

途中 落石を工事関係者か誰かが 撤去せずに 粉砕だけしてくれて通れるようになっている箇所もあったりで エンデューロ慣れしている tetsu、部長、Sinくんは難なくクリアでしたが 他二人はアドベンチャーイベントの様相もありましたが 無事クリア。




でも写真以上に周辺は暗くなってきました(汗)。

その後なんとか抜けきることが出来て 無事 最終日の予定林道も完走!


あとは 高速乗って帰るだけですが ここからがまた大雨に見舞われたって言う.....


東北道の大谷PAで休憩しましたが バイクの屋根付きPAは誰もおず、我々一行だけだったので雨宿り的にもラッキーでした。

30分ほど休んで みなで帰路につきました。
この時点で 午後6時30分頃。

天気も悪かったのもあり高速もそれほど渋滞箇所もなく 意外とすんなり帰れました。


全行程三日間で  約 1300km(tetsuで)の道中。
雨が多かった道中でしたが 逆に30度を超える日もなかったので それはそれでよかったかと。
なにより 雨でも 当初 予定していた林道はほぼ行けたので 満足、有意義な2025年のスーパー林道中でした!

また来年も企画したいものです。

参加者メンバー 雨の中 三日間 ご同行 お疲れ様でした~。
写真も各自 ありがとうございました!

毎度ながら あ~楽しかった!!