忍者ブログ
あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

定期案件のシート張り替え

トラスト時代からの お客さんの スズキ アドレスV125さんのシート張り替えです。


原付シート張り替え依頼も 定期的案件ですね。
当該車両は2回目の張り替えです。

屋外雨天放置&乗るのもたまにという使用状況なので 紫外線等でシート表皮自体が劣化するのも早いのでしょうね。
特に 太陽の直射日光を受けるか否かで劣化度合がかなり違う印象です。
バイクカバーするだけでも随分違うはずですが......

今回のは浸水する前の交換依頼だったので交換も比較的スムースに行き まだよかったです。


毎回思いますがシートスポンジがしっかりしている物は 交換後は綺麗になって気持ちいいですよ。
PR

900SL 復活

既に半月前に納車されてますが 1月中旬にお預かりした ドカの 900SLくん。

先のアップで8年放置からの再起の依頼は記事にしました。
エンジン始動確認してから 約1か月 交換部品や手を入れる箇所は ままありましたが 無事 登録車検も完了して 晴れて 公道走れるようになり先日 無事 オーナー Hさんに納車されました。

手を入れた箇所は多岐に渡るので かなり端折った内容だけ(苦笑)。

燃料タンク内は 経年のためガソリン残量もほぼ無かったですがその残りのガスは腐っていたのは当然でそのせいで タンク最下部は腐食、一部サビ化があったので 錆取り→タンクコーティングしました。



そして 燃料タンク内の燃料ポンプも流石の8年放置車なので 動くわけないと思ってましたが、ポンプ配線に電源は来ているの確認、外して電源直結しても 全く動く気配もなく、予想通り壊れてしまってました。

外した 燃料ポンプ、フィルター類。オール新品にします。
純正新品燃料ポンプはお高いですが 安い社外ポンプも多数存在しますが それらは99% 製造国やコストの問題でか 耐久性に難ありなので 電気部品はやはり純正で修理です。


その流れでキャブ側です。

900SSのキャブはダウンドラフト式ですが 上部にBOX兼バッテリーケースや点火装置が装着されていてなりに外すまでは大変です。

 外したキャブのバラした図。

8年放置の割にまともな方ですが それでもフロート室に残ったガソリンの影響で腐ってますよ。
久しぶりの キャブクリーナー使っての ほぼフルOHでしたね。
各部主要箇所のOリングは全交換。
SSのキャブはミクニ製でケイヒンと違って要交換ゴム類が多いのが難点です。


完成してキャブ装着後の バキュームゲージにて同調調整も久しぶりですね。
大きなずれもないですが 微妙なずれは気持ちよくないので調整しますが この調整ネジが900SSはやりづらい!! 調整しているときはいつも変な顔になっているはずです(笑)。



タイベル周りも サビサビでしたね~(泣)

この頃の 900SS、SLは タイミングベルトのプーリーも純正は全て鉄製なので 不動歴長い車両の場合 屋内、屋外関係なく 錆びてしまいますね。
予算が許せば 2000年以降の空冷900に使われるアルミプーリーに交換というのが理想ですが 一辺に交換となるとそれ相応の金額するので ここは どうせタイベル交換でプーリーを外す手間はあるので外した時に地道にサビ取りで対応です。
テンショナベアリングは交換です。

サビ腐食の影響は見えない部分もあって、前後タイヤ交換もあるのですが リヤのアクスルシャフトが最初抜けなかったのは難儀しました。

抜けてきたリヤのアクスルシャフト。サビより腐食が多いでした。
昔のホンダ車ならもっと抜けなかったでしょうね.......
CB400SFやCRMの前期モデルなんて新品アクスルシャフトを用意しておかないと....なんて事があったのを思い出します(苦笑)。


そして登録車検が完了して軽く試走で追加トラブルが フロントフォークシールからのオイル漏れ。

これは 不動車再起の場合に そのまま大丈夫なものもあれば今回のようにすぐにダメなパターンもありますが 今回はすぐでしたので 有無も言わず フォークシール交換です。
どうせなので左右交換します。



これ以外でも 他色々作業がありましたが 約一カ月で復旧できたのは良かったです。
やはり最初にエンジン始動がある程度すんなりいったことも大きいですね。

オール完成後の完成写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)。

オーナーは今月半ばまで出張で納車されても乗れない状況でしたが 暖かくなってくる月末からまずはナラシがてら 定期的に乗ってバイクも人間もナラして行ってください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
注釈):
今回のような長期放置車は 全てがこのように復旧できるとは限らないことをご承知ください。


因みに 今回のような 長期放置車復旧案件は 伊東二輪では いつでもお引き受けするわけではありません。
理由は 確実に作業時間もかかるのと 一番は 車両復旧させる費用対効果を 必ず考えますもので......

また お引き受けの条件もありまして、基本 伊東二輪が販売した車両、ある程度長く携わった車両、復旧の見込みが臨めそうなもの、 限定でのお引き受けとなります。

上記以外のパターンの車両の場合 まずはご相談からとなりますのでご了承ください。

-------------------------------------------

スポーク緩み修理

常連さんのクロスカブ110にRKエキセルのリムキットを入れた車両の フロントホイールのスポーク緩み修理依頼です。

見た見たら 全体的にユルユルでした(汗)。

特段どこかリムが変形して緩んだとかではなさそうなので通常使用による緩みの模様。
このキットのスポークはステンレス製なので それが一因のような気もします。
ステンレススポークはサビなくていいのと強度はありますが スチールのような粘りがないので 少しでも緩むだけでテンションが抜けるので スポークとしては一長一短だと思います。

スポークは一本緩むと アッ言う間に 全体的に緩みます。
そのまま走行し続けていると スポークが折れて 最悪 転倒してしまう原因にもなります。
またリムも変形してしまう可能性もあり スポーク張り直しでも 修正不可能になりかねないので 早めの対処が必要です。

久しぶりのスポーク関係の作業です。

いつも このダイヤルゲージがお店のどこいったか探すのに苦労します(苦笑)。
こういう時にしか使わないので(笑)。

全体的に一度緩め 再度普通に芯出ししていきます。

このスポークがステンレス製なのは先にも書きましたが 張って行くとテンションかかり始めが一気にかかるので通常スポークより追い込みの調整が張りづらいです。

スポーク緩んだまま走行していたので一部スポークが固着気味になっていた箇所もありましたが なんとか回すことができ ある程度ちゃんと修復することができました。

ゲージで振れ 0.5mm以内で収めて シャーっと回して確認完了です。

第二回『セロ男たちでの ゆる~いツーリング』

はい 昨年から突発的に考え付いた企画です(笑)。

 今年もやりました。っていうかこの寒い時期にしか出来ないかもしれないので(苦笑)。
行くとこないので(笑)。

ということで 今回も 伊東二輪でのセロー250乗りだけを集めてでの ゆる~いツーリングです。
昨年は1月末でしたが 今年はtetsuの都合もあり 2月末に決行。

今回も昨年同様 全行程 『下道のみ』使用です。
行先、行程もほぼ昨年と同じ  逗子で食事 →  七里ガ浜でお茶 → 相模川でプチダート遊び
という内容。

参加者は当初 7台予定でしたが 二人病欠、一人 ギックリ腰にて 計3人が欠席。この3人は昨年参加者なので各自残念がってました。
で、 当初4人の予定でしたが プラス一人が土壇場で追加に。

tetsu、yossyy他 岩Mさん、Tuさんが当初より参加。
この二人が 今年の新規参加者。
岩Mさんは昨年 林道中他ロードのツーリング参加してもらってますが セロ男ツーは初。
またもう 一人は セロ男組合と言いつつ セロ子となる 元 ドカ乗りの Tuさん。
トラスト時代からのお客様で昨年 セロー250に乗り換え ツーリング参加自体も久しぶりともなります。
そして もう一人 特例参加者が(笑)。
ツーリング開催の週にオイル交換等で 約2年ぶりに来店した 一応 林道部在籍となる(笑) ミヤくんを誘って見たところ 参加可能だったので特例で参加してもらうことに(ミヤくんに関しては過去の林道中に多々出てきます)。
何が特例って 車両が セロー250ではないんです(苦笑)。因みに tetsuも 厳密には XT250X改ですのが 兄妹バイクということでOKで(笑)。
彼は ホンダの XR230。 まぁ 似たようなカテゴリ車両なので ペースも同じで走れるし 他のみんなも許してくれるでしょうということで当日まで ミヤくん参加は伏せておき サプライズ登場ということにしておりましたが 彼を知っている参加者 2人が病欠になったので 今回の当日参加者でミヤくん知るのは 組合長yossyだけだったので ちょっと面白みにかけましたが これで5人になったので ちょっと賑わって良かったです。

で、朝 8時に伊東二輪にて集合出発。 朝は気温2度くらいの中 皆完全防寒にて 走りだしました。 風がほぼなかったのが幸いして 陽が差しているところは 全然余裕で走れました。
この時期の朝は 一般道も流れており 今回もグーグル先生の言う通りに走りましたが、途中 謎の住宅街通ったりするのと どこも基本走ったことないところを走るので 昨年も感じましたが そういうのが新鮮で楽しいんですよ。 一般道で全くムカつかない走りができるのがセローのいい所です。

因みにここまでの写真は一切ないです(笑)。

10時30分頃に第一目標の 逗子の まるわ食堂到着。



tetsu号は 今年も通勤同仕様で リヤBOX付きですよ!


まるわ食堂自体はAM11時からの営業ですが 表に順番待ち用の書き込みシートがありましたが 我々 4組目でしたので 余裕の店内飲食です。昨年は11時チョイ前に到着して既に先客が並んでいて店内食事希望だと待つ感じだったので 表のテラスで食べました。
バイクの防寒服装なのでテラスでも食べれますが 食事がすぐに冷えてしまうのがちょっと寂しい思いを昨年はしたので今年は 店内で食べれるのでよかったです。
開店までテラス席でまったり。


メニューは表にあるものが主なものですが中の券売機にはこの3倍くらいのメニューがあるので 実際購入時にはちょっと迷いますよ。今回は表のメニューで決めており tetsuは あまり馴染のないA定食(タイのたたき丼)にしました。

こちら A定食。


こちらは ミヤくん頼んだ 舟盛り定食 。豪華そうだったので(笑)。

ミヤ君も大満足でしたね。

因みにどのメニューでもなのか不明ですが 我々全員(岩Mさんの アジフライ定食以外)には大き目の アジフライが一つ ついてくるサービスなのもいいですね。

食事完了して出たのはお昼12時頃。


ここから 海沿い走ってすぐの 七里ガ浜に お茶しに行きます(笑)。

いい天気ですね~。


お茶タイムでは 今年は岸壁ではなく テラス席でまったり~ コーヒーブレイクです。


日差しもポカポカ イイ感じで みんなまったりしてますね~。

ミヤくんのこのほのぼのな笑顔が物語ってます(笑)。



一時間ほど休憩して 午後の部へ。

tetsuが相模川のいつもエンデューロ練習している場所に みんなでプチ遊びしに行きます。
これも昨年同様の流れです。っていうか それ以外にやること思いつかないので(笑)。

ここからもグーグルくんに連れていってもらうのですが 昨年とな全く違うルートを途中通っていたので今年は今年で楽しかった。

江の島水族館の前も無理にすり抜けせず まったりですよ~


そうこう走っていて 途中信号待ちで後ろと離れたので待っていると さっきまでいた ミヤくんがいません。????と 最後尾にいたyossyに聞いたら 『ミヤくん 左足攣って ギアチェンジできないから帰るって言ってました』と(ん?。。。。)
そう、足攣ったので 勝手に途中離脱して帰ってしまいましたとさ(笑)(笑)
これは昔から ミヤくんはアルアル行動なので それを知っている tetsu、yossyはなにも驚きませんでしたよ。
ということで 残り4人で河原目指します。


午後は陽が陰ってきて気温もグッと下がってきて途中 飲みもの購入がてら寄ったコンビニで他の人は防寒装備をしなおしてました。

ほどなくして午後3時前に河原に到着。

 
ここ最近の乾燥日和で 河原は乾ききってました。ちょっと走ると 土埃りが激しい環境でしたが それでもドロドロよりはいいですよ。
いつも水没している初心者コースとかも全然乾いていて セロー250で初オフのTuさんも 一回転倒したのがスイッチ入ったか 結構楽しんで乗っていました。



ちょっと真面目に走ると防寒している影響で 逆に汗まみれになるので 風邪ひかないようにするのが大変です(苦笑)。

約一時間ほど遊んで 雨雲が近づいてきたとのことで 帰路につくことに。


帰りも全員 下道で帰りましたが昨年より空いていた印象でした。


途中コンビニ休憩で 岩Mさんが「ライトが下気味なんですよ」と言いながら ライト調整しておりました。雨雲から逃げるように走って結果降られず良かったです。

この後 午後6時過ぎ頃に 無事何事もなく 伊東二輪到着。

総走行距離は 約130キロ程度でしたが 十分一日 満喫できた セロ男ツーでした。

岩Mさんが後でメールで『なんとなくロードムービーのようなドラマチックなツーリングでよかったですね。』と言っておりましたのが印象的でした(笑)。
他皆さまも 個々に楽しめて良かったよかった。
流石 セロー、これぞセローのおかげでしょう(笑)。

またみなさん 、また参加できなかった方々も 来年(いや年内もあるかも) みんなで 楽しみましょう!

伊東二輪セロ男組合 会報よりでした(ないですが(笑))

CRF1000L チェーン交換

初見のご近所さん ホンダ CRF1000L 現行アフリカツインの初期モデルですね。

これが出た当初もそうですが やはりホンダらしい造りで 売れまくり、一躍 アドベンチャー流行に拍車がかかった印象でした。

ご依頼はチェーン交換。あまり乗る頻度も多くなく気が付いたら サビサビとのことで。


チェーンの技術の進化もあってか 現代国産1000ccでも CRF1000Lなんかは525サイズチェーンでしたね。車両性格と日本車ってところから530サイズを想像しましたが。
昔 同じホンダの2気筒1000CCのVTR1000は530サイズでしたけどね。
因みに ドカは tetsuの996RなんかのSBKシリーズでも当時から 525が標準でしたので その辺が日本人の考え方とイタリアンな考え方の違いでしょうかね。
そういうの考えると 現代のコンピュータでは 強度計算とかもかなりの信頼度で 最初に解析できているのでしょうね。

一応分らない方にチェーンについて補足説明。
一般的にチェーンにはサイズがあり 主なサイズは 細い順から 420・428・520・525・530という数字で区分されてます。数字が太さを表すと思えばいいです。
420は主に~125ccまでが主。428は125~400ccくらいまで、520は 250~900ccくらいまで、530が それ以上の排気量という感じで その車両の基本 馬力相対で決まるイメージです。
昔のイメージですと 国産の2気筒1000ccなら安全パイとって 530となりそうなのですが.....
近年の解析技術の進化もすごいので CRF1000Lくらいのエンジン特性や総合的造りから525で充分となったのでしょうね。

細くできれば スプロケットもダウンサイジングできて コストダウン、軽量化と出来ますから 企業側としてもオーナー側としても いいことですよね。


実際 今回交換で使用する RKの525XREの箱にも指定排気量が 『400cc~1000cc』となってましたね。

昨年発売された新作ですね。標準チェーンで交換です。



当たり前ですが交換して 転がり抵抗もスムースになったので是非 乗ってあげてください。