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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

GSXS1000F 車検&諸々

長年 伊東二輪のお客様が任意保険でお世話になってる シーエムオー代表 くまさん号、スズキ GSXS1000Fの初車検依頼です。

3年前にほぼ新古車同然の車両をご購入頂きました。現在 約12000キロ、日々のお仕事やたまのツーリングに使用していますがキレイに乗ってますのと 必要な整備はマメにしてきているので 大物の交換、修理が必要ではありませんでした。本人依頼で チェーン交換とオイル交換承りました。

チェーンは伸びきったわけではないのですが表面 一部に小サビが浮いてきていて それが気に入らないようでした。元々 当該車両に装着されているチェーンは シルバーメッキのタイプが装着されているのですが 腐食はしますよね。


ということで 本人指定の RKのブラックチェーンに交換。


まだ新品組み立て時の メーカーグリスがバリバリに付着してますので ブラック感が全くないですが(笑)。でも この最初のグリスがかなり持つので 上手にリンク横表面のみ拭き取るようですね。tetsuはやりませんが(苦笑)

で、オイル交換。当該車両には 伊東二輪 主力オイルの NUTEC(ニューテックと読みます)の NC50とNC51をブレンドして当該車両向けの粘度にして入れてます。


他基本整備箇所でも問題な部分は特になく 試走もして調子もOK。またしばらくは お仕事車両でしょうが ツーリング行けるようなったら行きましょう!
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DAX70 ボアアップ&タイヤ交換 其の二

で、こちらがこれから組む タケガワの DAX70用の88cc化 Sステージキット。
ピストン、シリンダー、ハイカム、強化バルブスプリングのセットです。
カブ系のエンジン改造するのにはやはり老舗のタケガワが確実な造りと性能で昔から定番です。
しみやん号は既にビッグキャブと謎のマフラーが付いているので 基本的のこのセット組んだだけで走ります。ヘッドはそのままなので圧縮比は上がる仕組みです。




シリンダーのスリーブの肉厚の違いも写真の通り。
88ccの方は結構薄いですね。ハーレーの883と1200もこんなような違いでしたね。


ピストンの違いはもっと驚き。


スカート部は タケガワのそれはもぉ現代的に極端に短いですね。高回転回るはずです。


そして強化バルブスプリングに交換してカム変えて。
久しぶりにバルブスプリングコンプレッサー使いました。そういえば以前使ったのもリトルカブにでしたね(苦笑)連続カブ系に使用とは(笑)。

そして写真も撮りたくない 「人生はガスケット剥がしだよ!!」にまたハマり(泣) 順調に組み上げましたさ。

そして 次は問題のタイヤ交換......

この頃のDAX(モンキー、シャリーも)のホイールは所謂 合わせホイールでして ホイールを半分半分に割ってタイヤ交換なんです。写真のボルト類全部外して ハブ外して 割ります。
で、取り外し歴が長期に渡り行ってない車両や放置歴長い車両は かなりの要注意でして ホイール合わせ部から水分入り放題でして、その為 内部が腐ってしまい 錆びでホイール同士が固着してしまっていたり タイヤがホイールに固着してしまったりと それはもぉ大変な事になってしまうのも 昔は何度も経験したのです。最悪は タイヤをサンダーで切った事ありました。また合わせ面が剥がせなくて 無理やり剥がしたら ホイール自体が錆で崩壊した.....なんてこともありましたので ホント嫌なんです(泣) とはいえ引き受けたので やりますよ!!

と意気込んでみたものの、意外な結末が......
なんとホイール自体は合わせボルトを緩めたらいとも簡単に離れました。タイヤが少し言う事聞かなかったですが 想定内でこちらも外れてくれたので良かったです。

合わせホイールの内側もキレイな物でした。正直 tetsu31年バイク屋歴で一番くらいに入る綺麗さのホイールです(笑)。放置空間が工場とのことで 油分が多かったのかな?(謎)。なにはともあれ 無事こちらも交換 。余談ですが 次回脱着の事を考えて腐食防止にホイール合わせ面にグリースを塗りたくって組むのは トラスト時代に親分に教わりましたのでそれも励行。
ただのサーフィン移動だけなので タイヤはブロックタイプではなく経済的な 普通の原付タイヤ(笑)で交換しました。勿論 チューブも前後新品交換。
エンジンナラシは必要ですが これでちょっとは速くなるのと 乗ってて楽しくなるといいですな。

DAX70 ボアアップ&タイヤ交換 其の一

大昔トラスト時代をお知りの方は覚えているか..... 3年ほど tetsuと共に働いていた シミやんが 超久しぶりに来店。シミやんは 随分前ですが サーフィン好きが発展して 世田谷から 三浦へ移住していまして 当時乗っていたハーレーも今は手放してしまったそうで。

でも なにかバイクに乗りたいなと思い 当該車両の DAX70(ST70)が手に入ったそうで これにサーフボード積んで行っているそう。どこぞの工場に長期放置されていたものを自分で復活させたそうで。

で、既に3年前に購入してあった タケガワのボアアップキットを組んで欲しいというのとタイヤ交換依頼でして。わざわざ三浦からこちらに依頼しにきてくれたわけで....久しぶりの再会に懐かしいのもありましたが ありがたいですね。

当該車両は ST70でも 中期~後期頃なのかな?1970年代中盤から後半??くらい?
知らなったですが 初期型 DAX50は 1965年初造だそうで tetsuが生まれる前から出ていたっていう......
本来ならここまで古い車両を扱うのは伊東二輪では御法度なのですが(時間がかかる場合となにが起こるか見当がつかないので) シミやんの依頼というのもあり 一応 作業上問題になることが出ても それに対する対価を理解してくれるという元に引き受けました。
これが 大昔からtetsuが診ていた車両なら問題ないのですがね。
 

この頃のカブ系エンジンは特に頑丈なのですが、そもそも 整備状況が解らないこの手の古いのは 作業上 場合によってネジやボルトが緩まない⇒折れる⇒修復困難 とかアルアルなのと 勿論 純正部品は各部手に入らないので そういう点でも触るのはためらいます。また謎のDIYされていたりして元に戻すのが困難とかもアルアルです。
今回 特にタイヤ交換依頼では ノーマルの合わせホイールが外れない事が懸念されますので その場合の対処と作業困難性を十分理解してもらった上での引き受けでしたが それでもためらいます。

で、お預かり後 早速バラシていきまして。エンジン側は懸念していた 各部のネジ固着はなかったのでまずは一安心。


DAXはタイヤ径が10インチなので モンキーバラすのよりはシリンダーヘッドとタイヤの間隔が開いていて楽ですが それでもフロントフェンダー外さないと抜けませんでした(苦笑)この車両はアンダーサブフレーム付き車だったのでそれも外さないとでしたし。
因みに ノーマルモンキーはタイヤ径 8インチのため ヘッドとフロントタイヤが近接しすぎていて フロントタイヤ外さないとヘッド周りとれません(笑)。流石 ファンバイク。

其の二に続く

S4R フォークシール交換


現在 9万キロ越えの ツカさんドカの S4R。フロントフォークオイルシール交換修理です。
驚くことに この距離まで フォークシールが逝かなかったということ!
それに加えて ツカさん、この距離まで一度も フォークオイルを交換してないっていうの方が tetsuは恐ろしかったですが....(汗)

なにはともあれ 倒立フォークの場合 漏れ始めたら あっという間にヒドイ事になるので 早めの対処が求められます。漏れがヒドクなるとブレーキ周りにもフォークオイルがモロに飛散しますしフォーク作動 内部が壊れてしまいますので......


写真では分かりづらい漏れですが ご来店前はもっと漏れていたそうですが、ツカさんいつもキレイにしているので よく気が付きました。


抜いたオイルは黒いは黒かったですが ハーレーの旧いのとかをバラした時に出てくる ヘドロのような状態でもなく 逆に9万キロの割にまだキレイ?って感じでしたが。

漏れていたのは 左側でしたが どうせそのうち右もダメになるものなので 今回は両方 作業しました。ついでに スライドメタルも交換。 
この後も 是非 元気に乗って行ってください。

緊急事態宣言中の営業について

業務連絡です。

本日 東京含め諸県府に緊急事態宣言が発出されました。

5月6日までの効力となるようですが、この間 伊東二輪は 今のところ 通常営業とします。
ただし 「不要・不急」の外出は自粛なのは変わりませんので 必要修理依頼意外でのお立ちよりはご遠慮ください。
また この間は感染症対策の一環として 修理等で店内滞在人数が重なってしまう時間がある場合、店外でお待ちいただく場合もありますのでご了承ください。

皆さまのご協力 宜しくお願いいたします。