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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

TS185 腰上修理 其の二

さて其の一の続です。

新品部品達。

ピストン&ピストンリング。セカンドリングにエキスパンダーがないです。昔のままですな。勿論スカート部にコーティングもないです。

シリンダー新品。空冷フィンがカッコよくていいですね。
オールジャパン製ですよ。


当然ですが2ストなので シリンダー内部は穴だらけです。掃気ポートやら排気ポートやら見たら ここを削りたくなっちゃう人も昔は多かったはず(笑)。そして何個もシリンダーを葬ったことでしょう。(苦笑)
tetsuはしませんでしたがね。
でも久しぶりに ポート周りのバリ取りはして組みました。ピストンスカートとかにもペーパー当てちゃいますし。全て RS125時代の名残です。

何気に シリンダーヘッドのスタッドボルトを移植するのが面倒でした。

距離も走ってない物なのでそのまま流用しました。それにしても外れてくれてよかった。昔のスズキ車はどこもかしこも 「強力ネジロック」で マジでボルトがとれない事が多々あり 頭来たものです。初期のDR250のリヤブレーキディスクの取り付けボルトを緩められた覚えがないです.......
話しはそれましたが、後は ガスケット類もシリンダー側について行ってくれたので そもそもシリンダー交換なので今回は 「人生ガスケット剥がし」にならなくて嬉しかった(笑)。
シリンダーヘッドは問題なかったのでそのまま使用。

組み上がった まさしくスズキ空冷185ccエンジンの図。


テスト始動にて キック数発始動。

組み込みオイルが燃焼するのもあり 通常よりマフラーから白煙吐いてますが やっぱり空冷2サイクルの心地よい響きですな。
しっかりナラシして 今度はオイル忘れないでください!
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CB400SF SPEC3 車検


こちらも長いお客様。ホンダのCB400SF SPEC3さん 車検依頼です。元々 トラスト時代からCD125でお世話させていただいておりましたが伊東二輪になってすぐに このCBをご購入いただきました。毎年 定期的にロングツーリングに使用しているので非常に調子はいいです。ただ 点検整備に持ってくるのが いつもギリギリだったりなにか起こってなのが心配ネタですが......(汗)
しかし、たまにこういった「優等生」的車両が来ると ホッとしてしまうのは何故でしょう(苦笑)。
1992年の初期型からCB400系はマイナートラブルも少なく エンジンは天下のホンダさんエンジンなので丈夫。行き過ぎてない装備のおかげで 誰が乗っても乗りやすいバイクです。
ただ 初期のモデルの方は リヤサスが弱い(オイルが抜ける)物がほぼでその点は廉価し過ぎとも思いましたが。
久しぶりに試走しましたが なにも考えずに乗れます(笑)。
ま、好き嫌いは別として誰にでもおススメできるいいバイクですよ CB400SFは。でも このSPEC3も最終モデルから既に 13年...... 今後が心配にもなります.....勿論 H社さんの問題で.....

今回は そろそろチェーンがダメそうです。こちらは近日中に交換かな。後は エンジンオイルも丁度距離交換にで問題もなく タイヤ、ブレーキ他 特にないので コロナが落ち着いたらまたロング行ってください。

流血の惨事

気持ちいいお話しではありませんが タイムリー日記です。

今お預かり中のRZのクラッチカバー開けて作業中、ガスケット剥がし中に手が滑って ギアの頭に指がかすっただけでしたが予防の軍手を突き破り 左手中指表の第二関節下辺りが1cmほど パックリ切れました(汗)

ガスケット剥がしはこうなる事を想定していつも注意をしているのですが、「人生ガスケット剥がし」なくらい強敵なガスケット剥がしではこうなるリスクが高まるのです(言い訳)。
こうなると絶対流血の惨事になるので速攻 ガムテープで止血、指を洗って 消毒して現在左手挙手状態でブログ書いてます(笑)。
止血時も結構 血が出てきましたがあまり痛くはないので tetsuの分厚い手の皮の下までくらいで済んだかな。

コロナで医療関係は大変なのに、こんな事でお世話になってはいけませんね。
なんとかバンドエイドですまそう。
それにしても片手でキーボードは疲れるなぁ。変換も言う事聞かないし(苦笑)
今日は作業終了です(涙)

TS185 腰上修理 其の一

スズキの TS185さん。3年ほど前に伊東二輪にて新車 ご購入いただいた車両です。こんなビンテージスタイルですが 南米仕向け車で 2014年まで新車があったようです。今でも 新車手に入ります。空冷2サイクル、余計な物が一切付いてないので 整備性もいいですし、なんたって車体が軽い! 


この度 オーナー様のミスで 走行中に2ストオイルを切らしてしまい 焼き付いてしまった案件修理依頼でした(泣)。オーナー様もバイク経験も豊富で この手の車両を知らないわけではなかったのですが 忘れてしまっていたんですね。
とはいえ 当該車両、浜松製作車なので 全て 新品部品で入手できます。 問題なく修理可能なので 前向きに考えましょう。

それほどスピードは出してなかったようで 徐々にエンジンストール後 2ストオイルがないのに気が付いて そこで補充。空クランキングからエンジン再スタートしてご自宅までは自走してしまったとのこと。エンジン始動可能でも それ相応のダメージがあるのは確かです。オイルポンプのエア抜きをしなかったのもいけませんが......

ということでまずは 腰上はぐってみます。

ピストン アチャ~~~~
 
予想通り 吸気側はダメダメです。ピストンリングもセカンド側はカジってしまってました。


こちらは排気側。まだマシですが 一か所 深い傷が縦に入っております。

この後 ピストン取り外しでピストンピンにも一部焼け跡がついてました。

シリンダー側の吸気側 下側から。

ピストンの焼き付いた跡が見受けられます。その他 縦傷多数、どれも爪が引っかかるほどです。

クランク周りは助かっているようです。

高速域からのフルロック焼き付きではないので コンロッドにもそれほど負担になってないでしょうし、見たところ 大端ベアリング周りにも異常はないので ここはセーフ。


ということで 腰上 全新品交換で部品手配です。

其の二に続く

物流に負担が.....

午前着予定なのに まだタイヤが来ないの図です.....

7日以降 確実に道路走っている車も多くなり、仕事車も 他県ナンバーや他区ナンバーのトラックが多くなった印象で その影響か 物流も 遅くなっているようです。
タイヤが来ないので卸先に問い合わせしたら tetsuのところ以外からも 同様の問い合わせが多いようでした。
一応 発送はされていたので 後は クロネコヤマトさんなので 来ることは来るでしょう.....って言っているうち来ました。