ドカのM900ieさん。車検切れてから4年ぶりに復活させるべく 整備依頼です。
元々 元オーナーさんは このご家族の「おじいちゃん」。今回乗られるのは そのお孫さんとなります。元オーナーさんとその息子さんは tetsuとは32年来のお付き合いとなりますので 今回お孫さんが乗るという事で 歴史を感じます。
放置時間もあるので色々整備しますが タイミングベルトも交換です。距離的に大丈夫ですが やはり経年+不動歴があるので。
とはいえ、環境のいいガレージ保管だったので エンジンもすんなり始動でき不安な部分もそれほどなく後は 定例整備で問題ありませんでしたね。
またお孫さんが定期的に走らせていれば 調子よくなっていくでしょう。
先日のエンデューロレース後整備をしていて発覚したもの.....
写真は tetsu レーサー号のリヤブレーキパッドのもの。
右側二つが 今回のレース後に125EXCより取り外したもの。
これ レース前は左のパッドくらい山があったんですよ。
左側二つは 比較のため分かりやすいようにTE250より外したもの。
いや~、マディレースではブレーキパッド減るって聞いてましたが これまでとは.....
各コースの泥質にもよるのでしょうが......
たった2時間、約16kmの走行なんですが......
フロントも減り気味でしたがそっちはまだ交換しなくていいかな。
因みに 国際級クラスとなると ツーデイズに渡るオンタイムレースの場合 一日目の終わりのワーキングタイムで ブレーキパッドを交換する人もいるというのはうなずけますね。
KTM、ハスクバーナ エンデューロ車はみなパッドが同じなので いつもは予備で一個 在庫してましたが 今後 メンバー達の緊急用含め2台分くらい在庫でもっておかないと不安ですね。
伊東二輪 数少ない在庫車が売れましたので納車整備してます(苦笑)。
ホンダ プレスカブ50DX キャブの後期型。走行 10000kmのかなり程度いい車両でした。
プレスカブのDXはグリップヒーターが標準装備なんです。
最近は 主力として置いていた キャブレターの頃のスーパーカブなんかは程度いいものは少なくなってきたので以前ほど 定期的に仕入れられなくなりました。
そんな中 程度いいプレスカブ50が在庫であったのですが お決まりのパターンで突然売れてしまいました(笑)。ご近所でよくしていただいているお蕎麦屋さんに購入いただきました。
ありがとうございます。
ということで納車整備中です。
エンジンかかりますし問題なく走りますが キャブ車なのでキャブレターフルOHして内部パッキン全交換中。以前からカブのキャブ車はウチの納車整備内でこれmustです。
その他 バッテリー新品、エンジンオイル交換 他基本的部分は点検整備してお渡しです。
これでしばらくはお客様も安心してお仕事につかえる事でしょう。
因みに 数多く在庫は置かないですがたまに 原付スクーターやカブ系なんかは置いてあったりもしますです。その他 ご相談いただければ随時車両はお探しできますのでお気軽にご相談を。
前オーナーがワンオーナーとはいえ整備状況も不明なようだったし通勤使用なので駆動系は状態確認だけでも診ておきましょうということで左ベルトカバー開けましたところ......
一見なんともないように見えますが ①ベルト亀裂入り始め ダメ ②ドライブプーリーボスにガタ&プーリー段付き摩耗 そして一番酷かったのが ③ ドリブンプーリーの3個ある作動ピンの部分が全て割れて半分飛び出た状態でした(汗)
これ随分前からなっていたと推測されるヤレ方でした。
写真中心部がピンをカバーする外側が亀裂から割れてしまっているところ。こうなると ドリブンプーリーが加減速時にまともに動かないため 必然的にドライブベルトにも負担になります。
まぁ 当該車両 6万キロ越え車両なので この部分が新車そのままできていてもおかしくもないですがね。
今回見ておいて本当に良かったと思います。
昔V125ではないですがドリブンプーリーが走行中に破損してエンジンケース本体を突き破ってしまったお客さまがいらしたので..... 勿論どうすることもできませんので 廃車でした。
こうなってきた場合、特に低速~中間加減速時にアクセルに対して スピードの乗りがついてこない事が諸症状でしてそれが どんどん悪化してきます。ですので なんか違和感感じたら 要注意です。
スクーター系のこの辺の交換目安は 約5万キロ前後って感じです。乗り手の走らせ方、走る環境で大幅に消耗度も変わってきますので。
この部分 特にドリブン側オール交換となるとそこそこの金額しますが、通勤スペシャルな方々は早めの対処をすることをお勧めします。
結果、駆動系 オール交換にて見違える走りになり FIエラー消灯も含め ウエさんも大変喜ばれていました。これで オイル交換のみしっかりしてやればV125系はまだまだエンジン走りますよ!
スペイシー125で定期的に修理依頼されていたお客様 ウエさんが知人から譲ってもらった スズキ アドレスV125Sに乗り換えての修理入庫です。譲渡後 一度 テールランプ球切れでご来店時にエンジン始動後も FIランプが消灯していないことにtetsu気が付き そのまま放置はよろしくないことをお伝えしました。現オーナー ウエさん曰く 前オーナーが「誤作動で点灯している」という説明でそのまま譲り受けたらしい(汗)
なにゆえ「誤作動」と断定していたのかは不明ですが 兎に角 ウエさんに車体状況を説明して一度 診断してみることに。ま、FIランプ点いていてもエンジン始動して走れているので まだ大事なことではないと推測します(どこかのセンサーが怪しいパターンです)。
で、FIエラーチェッカーでV125系は現在エラーも過去エラーも診れますので順に見てみましたところ 吸気温度センサーに異常がある模様。過去エラーもそれしかないので 逆にそれ以外のエラーはないというのも悩まずに助かりました。
で、吸気温度センサーの状態を見てみようと接続カプラを抜いた時点である程度判明。
カプラ根本で断線していました。写真で分かりづらいですが 一本は完璧断線。もう一本も被覆剥がれて断線寸前でしたね。
この部分はメインワイヤーハーネスの一部なので修理となると通常 メインハーネス交換となります(汗)。とはいえ たかだかこの部位のトラブルだけでのハーネス交換なんて考えたくもないので(ハーネス高額だしそもそも作業が猛烈大変) 配線延長させての修理ということにしました。
なんとか カプラ部に残った配線から新たな配線を延長することができました。これで 再度エンジン始動、見事にFIエラーは消えました。過去エラーも消して ここは一見落着。
でしたが この後 駆動系の点検で思わぬ展開になります。
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