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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

アクシストリート125 諸々修理

ヤマハ のアクシストリート125さん、新車からのワンオーナー車さん。
当初は普通にオイル交換のみのご依頼でしたが......

オイルを抜く時点でtetsu そのドレンボルトに違和感が(汗)。

ヤマハ系のこの手のエンジンは オイル抜く箇所が2カ所あり、①一般的なドレンボルトと ②簡易オイルフィルター機能を兼ねた(中にスラッジ等濾過する 網が入っている)ボルトがあります。
頻度よくオイル交換している車両なら いつもは①の方でオイル抜いての交換でいいのですが オイル交換3回に一回くらいは②の方からも抜いておいた方が良いというのが通例です。
今回の車両は tetsu 初見というのもあり ②の方からオイルを抜いたのですが 外したその②のボルト形状が知っているそれとは違うんです(?????)
お客さんの前で「え~?あ~?う~? え?え?え? え~~~~~?」って謎の発声行動をとってしまいましたよ(苦笑)

で、よ~く見ていて 判明!!

ボルトの外周が全て割れてなくなっていたのです!!!(怖)

確かに ②のボルトを外す前にやけにエンジン下部がオイリーだな~と思っていたのですが 走行 約38000kmだし オイル交換頻度も解らないから そんなものかな~くらいに考えていましたが 原因はこれです。逆によくそれくらいで納まっていたものです。

結果 もれなく入院お預かり。ついでに 新車から一度もご本人曰く やってない駆動系の整備他 定期整備部分もご依頼されましたのでちちらも修理します。

で、まずは問題のエンジンドレン部。写真見ると一目瞭然ですよね.......


左が新品、右が破損していたもの。
見事にOリングが入る部分から欠損しているのですがあまりにキレイに全周割れてないのが逆に不思議でもあり謎でもあります。
装着部分はエンジン真下ですが 何かエンジン下部に当たったとしてもそれなら工具かける19mm部分にもなにかしら傷入ります。それにエンジン下部の前に センタースタンド等があるので現実的にこの部分にこのような力が加わるとは思えないのですがね......
以前のオイル交換時にこの部分の開け閉め時になにか起こったのかな....
前作業は tetsuが携わってない案件ですので謎のままですが.......
まぁ 結果的にこの時点で発覚しておいて良かったということで新品交換して無事に完了。
次は駆動系へ。




駆動系はオーナーの扱い方が優しいとみえて ベルト、ローラ、プーリー、クラッチ共 非常に良い状態でした。ベルトとローラ、スライダのみ交換で問題なし。

38000kmノータッチのエアクリーナはこんなものでしょう(苦笑)。
上が取り外し物、下が新品。  よくがんばりました!



プラグもこれくらい減りますよね。

バイク全般 インジェクションエンジンになってからプラグが飛躍的にもつようになったのが逆に 乗り手も整備側も気にしなくなった傾向があります。本当は 約10000kmに一度くらいの交換が望ましいんです。

そしてこれはオイル交換時にtetsuが見つけて発覚交換。
たみにこのブログでもアップする 『タイヤバースト 1秒前』的なリヤタイヤです。


アブナイアブナイ(汗汗)。ホント バースト間一髪な事をオーナーさんに伝えて これよりはマシだけどほぼツルツルだったフロントタイヤ共々交換しました。

という 普通のオイル交換から大々的な修理作業に発展した例ですが 結果的にこれでまたある程度長く乗れると思えるので良かったと思います。
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スズキ ジクサーSF250

スズキ ジクサーSF250

長い常連様 乗り換えでの ご依頼車両。
連休前に納車した車両でしたが 2021年モデルの 実走 600kmの超極上車でした。
当該車両はインド生産とのことですが メーターや他の部分も結構許せる範囲での出来映え。
単気筒なので軽い軽い。クルクル回ります(笑)。
昔の方式とは違いますが 往年ライダーは知っている スズキの 『油冷』エンジンなんです。
なので結構エンジン周りもシンプル。
新車価格が約50万くらいなのも魅力でしょう。
カウルでフレームワークを隠す手法によりホントカッコよさが違います。
カラーリングも現行車でははくなってしまいましたが 当時の ワークスGPカラーなのがカッコイイです。



ドカやオフ車ばかりではない証拠写真でした(笑)。

748R 諸々

川口からの 2000年モデルの748Rのお客様。
以前に 900SSを伊東二輪にてご購入いただいたオーナー様でそちらも所有中。

748Rは最近 メインキーONで燃料ポンプ&スタータが回らないことが頻発すいるとのことでご相談。ついでに距離的に25000kmということでタイベル交換もご依頼でした。

まず 先の燃料ポンプ&スタータ回らないというのはある程度事前情報からしても ドカ特有でたまにアルアルの リレーの故障と踏んでおりました。
ただ この電源系にリレーを介している手法が 2000年辺りのドカ系は パターンとして使用しているリレーの種類や方法が車種によって違っていたりするので 実際現車確認しないとです。
年式近い車両は各リレー 共通な物もあったりするのですがそれでも3種類くらいあるので tetsuも基本的に在庫では自分の996Rのと同じタイプしか手持ちではもってません。

で、案の定 予想通りのリレーがダメでした。
これ たま~に突然ダメになったりするから厄介なんですよね。
復旧するときもあるのですが 突然死んだままになるのもあるのでその場合 レッカードナドナしかありません(泣)。
この車両 ノーマルは 996Rタイプの一世代前のタイプのリレーでしたが基本その進化系が996R以降に使用しているものでしたので この部分は手持ちで対応完了。


左がダメなリレー。右は同じく搭載されていたファンリレーの方ですが こちらも経年劣化が激しかったのでついでに交換しておきました。それほど高額ではないので 定期的に交換が望ましいかもしれませんね。
これ以外に もう一回路手前にもリレーが2個入ってまして スタータ系だけでも最終的に4個のリレーを介している事になるのが この辺りの748Rや996SPS系の車両の特徴です。
996Rから簡略化されます。
何故にかのかは不明ですが(国産では見たことないので) 丁度インジェクション過渡期ですので電流対策がシビアに考えていたのか。

リレー交換後はその後 百発百中 電源入るので問題なしと断定。

で、タイベル交換の図。

いつもながら 748.996系は大変ですが 2000年の748Rは タンク下のエアBOXが分離式で外周のみ外せるのでスロットルボディ外さなくていいので 断然楽です。

唯一面倒なのは 2000年~2002年の748Rだけ 専用タイミングベルトってところでしょうか。
他の車両と互換性ないので 取り寄せる時も少し面倒です。

オール作業完了して電源もすんなり入るようになり 納車になりました。

クロスカブ110 強化クラッチ

先に書きますが 別に推奨部品っていうネタではないので(苦笑)。
ふつーに使用している方々には無用ですので。

クロスカブ110のお客様ですが 最近 全力走行しているとクラッチが滑り気味とのことでご相談。


巷では ふつ~に乗ってさえいればカブ110系のクラッチは滑らない模様なのですが 極限まで使用している方々だと ある程度走行距離重ねてくると高回転時に滑り気味になる模様。

で、案の定なのですがバラしても 予想以上にフリクションプレートもスチールプレートも正常にしか見えないんですね~(以前もそうでした)(笑)。


これ エンジンを改造しているわけでもないので 別にバイク側が悪いわけではない 要は『仕様』ですが これまたカブ系となるとこういう対作品みたいなものが社外品でありまして。

昔のキャブ時代のカブ50やモンキー系のエンジンをタケガワの88ccキットとかにボアアップするとノーマルクラッチではもたなくて ほぼマスト的に強化クラッチを組むのが定番でしたが 今回のはノーマル車ですからね(苦笑)。どんだけ飛ばすんだって.....

で、話しは戻り tetsu的に外品で見まわしてみても 信用できそうなのは SPタケガワ製の強化クラッチプレートか クリッピングポイント製の 強化ケブラークラッチキットかというところ。
以前に クリッピングポイントの物は別のお客様のクロスカブに装着したことあったので またこちらを選択。
まぁ 基本的に強化って唄ってますが 純正のダイヤフラムスプリングの下にもう一枚プレート上の板(大きいワッシャーみたいなもの)を入れて よりクラッチの圧着力を高める方向性なのは タケガワもクリッピングポイントも同じだと思います。


ただ クリッピングポイントはケブラークラッチプレートも付属してくる点が 感じ的に『強化』している感になりますが(笑)。

これ組み込むと確かに高回転滑りづらくなるのですが tetsu個人的に感じるネガもありまして シフト時の半クラがなくなる方向になり シフトタッチも悪くなります。
適性な位置でクラッチ遊び調整すると シフトタッチが超悪いです。
ノーマルのような「ガチャ」って感じでは入りません。
シフトタッチを良くする方向にすると ピンポイントな境目で今度はシフトチェンジがしづらくなるというオチにもなり この点が 乗っている時の感触としては今一かな~って思ったりします。

まぁ ふつ~な使い方していればこういうものを入れる必要がないくらい現行 カブ110系は良くできているのですがね。

高崎からの 900SS

伊東二輪のお客様 なにげに 関東 他県方面の方々もいらっしゃいまして 毎度ご利用ありがとうございます。

今回の車両は 群馬県 高崎方面の方の ドカの900SSさん。
この車両、前オーナーもウチのお客さんでしたので そこから入れるとかれこれ 12年以上は観ています。
伊東二輪が 以前 まだGooバイクに掲載していたころ はるばる現車確認にしに来て頂き ドカへの不安要素やその後のメンテナンス等でどのようにすればいいかの相談を経て ご購入頂きました。
メンテは結果的に消耗品以外で なにかあったら 伊東二輪に持ってくるという事で本人も納得でしたが 販売後 約4年 車検から車検もまぁまぁ乗られてますが これと言った大きな故障もなく 上手に乗られてますね。
今回は 車検他 軽度な修理依頼です。

当該オーナーさんはオイル交換時も 必ずご来店、ちゃんとその時にtetsuもタイベルやクラッチ周りが見れるので一年に一度は診れるのでtetsuも 安心です。

走行環境も良い方なので(家から出てすぐがワインディングだそう、ウラヤマシイ) 4万キロ突破した車両も絶好調です。
当人もかなり気に入っている車両なので 末永く乗って欲しいものです。