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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

XL230 フロントフォークオイル漏れ


最近よくお立ちよりいただく AZUくんのXL230くん。カブでも林道などに行ってしまう 最近にしては強者な若者ライダーさんで今年 初めに他店ですが入手した車両です。一人で林道に行くのなら、やはり自分でパンク修理くらいはできないと....というのがtetsuの持論です。AZUくん話を聞いたら、カブは一回教えて貰ったことがありできるとのこと。だったので先月XL230の前後タイヤ交換の依頼の際にタイヤの脱着の仕方、チューブの入れ方等を実戦で教えました。その際、左フロントフォークが少しオイル滲んでいるかな~という感じなのを本人が気にしていました。購入時からのようなのと、摺動部のインナーチューブにこの手の車両でお決まりの「点サビ」がありました。まだ軽度なものでしたがいずれダダ漏れになると思われましたが、その時は予算の兼ね合いもありもうしばらく様子見でということにしておりましたが、5月の連休中の使用中に漏れが一段とひどくなってきたとのこと。一度ご来店して診せてもらったら、もうかなりダストシールの周りから漏れております。もうこうなったら即交換ですね。しかも、ドラムブレーキ側なので尚更です。
ダストシールを外したらこんな洪水状態でした......

バラしたついでに、摺動部の点サビも出来るだけ 摺動部をキズつけないように表面の凸凹がなくなるくらいまでは取り除きました。これをやっておかなければ、新品のシールを入れてもすぐに漏れてきてしまいますので。しかしこれもしばらくの延命のようなもので、いずれはインナーチューブ交換or再メッキ補修が望ましいですね。
当該車両に限らず、似たような車両(スズキ グラストラッカー、ホンダ FTR223、ヤマハTW225、カワサキ250TR 等)は販売時にコストを抑える意味もあったのか 全車 フロントフォークのメッキに限らず、他の部分のメッキも弱いです。特にフォークに関しては、動かしてない歴が長いほど確実にメッキ剥離を起こしてきます。また、乗りっぱなしでなにもケア(汚れを拭いてあげたり、なにかワックスを塗るなど)していない車両も顕著ですね。
どんな車両も長く 調子良く乗りたいなら、乗り手さんの適度なケアを心がけるようおススメします。
XLオーナーのAZUくんも これからはなるべくケアをしていくとのことです。まぁ彼のカブも稼働状態からしたら(キャンプなども行くらしい)非常にキレイなので、XLも大丈夫でしょう!元気に林道、キャンプと行って欲しいものです。

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