GSXR600 カーボン噛み
最終的にエンジン不始動状態にてレッカーされてきましたが どうもエンジンの圧縮がない感じです...(汗)。
4スト原付系で多い事案の『カーボン噛み』と同じ様相。
プラグを外す前も外した後も ただセルの「キュルルルル」というかろやかな音しかしてませんので.....
所謂 「全くかかる気がしない....」です。
一応 バッテリー満充電&他バッテリーからのジャンプでも試みましたが変わりませんね。
以前に バッテリー不良で始動できないという案件もありましたから。
ただ今回のはあきらかに エンジンの圧縮がないですね。
この事象 簡単に説明すると 不燃焼のカーボンが不運にも バルブの隙間に挟まったままになってしまいエンジン圧縮が抜けてしまう状態になることです。
2010年辺りからの排気ガスがもう一段厳しくなってからの原付で結構起こる事象でして 基本 エンジンバラさずとも何事もなくエンジン再始動できればその後 またしばらくは症状が出ない物が多いです。
高年式の スーパースポーツ系も 比較的要注意です。
勿論 機械的にエンジンが壊れている事も 十分ありえますが それは確率論となります。
なる要素で多いのは やはり 比較的混雑路が多いところのゴーストップが多い車両。またエンジンオイル交換頻度が少ない車両。オイル入れすぎな車両は顕著。
また 特に 大排気量車ほど 過酷な道路事情に左右されると思います。
当該車両も都心に向かっての通勤スペシャルなので 本来の走る条件下よりかなり酷な使われ方をされているのが問題だったかと。
案の定 外したプラグは濡れている割に 真っ黒ではなかったですね。
どちらにしろ経年距離を考えて オール交換。
ただ それだけではカーボン噛みしている車両はエンジン始動しませんので 色々とtetsuのノウハウで攻め込んで行き エンジンがかかりそうなところまで来て 一気に始動。
しばらく回転維持にてエンジン燃焼室の生ガスと湿ったカーボンを排出して 無事元に戻りました。
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