690 ENDURO R 気になっていた整備 其の一
tetsu号は EDR最初期の 2009年モデル。伊東二輪開店と同時に入手して早 5年目。手元に来た時は 走行約5000kmでしたが現在 14000km。最初に要所のグリスアップはしましたが それ以来ほぼ 林道中での使用でオイル交換やブレーキ周り整備、タイヤ交換くらいで(あ、そういえば 昨年 スーパー林道中一週間前にフロントフォークシール抜けて交換もありました 苦笑)。
いい加減 要所のメンテをしてあげないと可哀そうで.....
その要所も 他 エンデューロ車両と同じく ステム周りやリンク、スイングアーム周りのグリスアップは勿論なのですが 690EDRは定期的に交換しておかないといけない重要部分があります。
今回もこの部分が一番 気になっていたところです。昨年のスーパー林道中でも気にしていた箇所です。走行中に粉砕したらそれは恐ろしい箇所なのです.....(笑えません)。
690EDRは 御覧の通りオフ車では珍しい トラスフレームです。tetsuが気に入っているところでもあります。KTMのラリー専用車、450RALLYも これと同様トラスフレームです。下記参照写真(450RALLYワークス車)
それにしても やはりレーサーはどれ見ても カッコイイですな。機能美を追求しているからですかね。
で、このトラスフレームの構造上 燃料タンクの行き場が通常の位置ではないのですね。オフ車 単気筒の性質上 フレーム幅は細くしたいので この部分に載せるのには無理があります(とは言いながら 450ラリーは前部にも積んでおります)。
で、どこに行ったかと言うと 基本 シート下の所謂 サブフレーム部分が全部 燃料タンクとなっております。これポリアミド樹脂というので成型されてまして 強度等も十分あるのです。ハスクバーナのレーサーのサブフレームもこれです(燃料タンクは通常位置ですが)。最近では国産車やドカとかでもサブフレームの一部がこれになっている物が出てきましたね。
話しはそれましたが 690EDRはこの部分に約 12L燃料入ります。450ラリーは 同じ箇所で18L入るそうです。因みに 450ラリーはその他の部分合わせて 約33L積載しているそう。
で、問題は この部分とメインフレームを接続している部分に 振動対策による樹脂カラーが入っているのですが これが経年劣化と振動で最終的に崩壊してしまいます(怖)。
その樹脂カラーは 写真黄色丸印部分に入っております。
この二点で燃料タンク兼サブフレームを支えてますが、何気に 普通のシートレールと同じで 二点留めなのですが かかる重量が違います。そもそも更に荷物積んで 林道でドッタンバッタン走ってますのでどんだけストレスがかかっているかわかりません...... ということで交換作業に入ります。
其の二に続く
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