690 ENDURO R 気になっていた整備 其の二
この前提で作業するのは更に時間と労力がかかるので tetsuはそんなのしません(苦笑)。
ま、試行錯誤すれば意外と全外しせずに出来るのですが どちらにしろ 上部側より下部側の交換が面倒でして......
まずは上部側。こちらは 外側からボルトにはめ込んで サブフレームに刺さっているので 片側づつ慎重にやれば問題なし。
こんな風に入ってます。
取り外した樹脂カラーは既に粉砕始まってました(アブナ~汗)
新品との比較。一番右のオレンジ色の物が新品です。
そして下部です。
下部側は サブフレームを上に持ち上げる必要があり 様々な工夫で持ち上げます。がしかし その前に立ちはだかる面倒な事がありまして。
ここの部分 左右からボルトでフレームに固定しているのですが ボルトは左右で独立していて 内部に貫通しているフレーム幅のカラーがあります。これの左右にボルトが入るネジ山があります。このカラーが左右に入る樹脂が支えている仕組みです。
で、なにが面倒かって 左右からボルトを締めこんでいるため 片側はなんとか緩むんですがもう片側が緩まないんです。この場合片側は内部のカラーごと空回りしてしまうんですね。
これ ホント頭くるんです。以前に O先生の690EDやった時もなかなか緩まなくて先に作業が進まなくて 泣きそうでした(泣)。で、なんやかんや人海戦術にてあれやこれや技を駆使して取り外します。これ 本当にこの部分が腐ってしまった場合は破壊意外にはとれないのでは?とヒヤヒヤしますね。
tetsu号はそこまでは苦労せす緩んでくれました。
上部写真の内部に見えるのが問題のカラーです。
樹脂カラーを抜いたところ。
新旧の違い。新品は回り止めにするためか 点接触にする意味か 新品の方は 多角形の外観になってます。
こちらは痩せているくらいでまだ形を保ってました。
とこんな物達がサブフレームへの振動を受け止めているわけで これらをおなざりにしていると サブフレーム側のこれらが装着されている部分に負担がかかりその本体自体が変形もしくは破損に追いやられるわけなんです。定期交換マストです。
そして ここまでやったら 勿論 リンク、スイングアーム周りもやるわけです。
690EDRは この部分の整備性も 正直結構面倒であり 作業間の写真はほぼありませぬ。毎度 そんな写真を撮っている場合でなくなってしまうのです。
でも ベアリング周りの防塵防水処理は エンデューロレーサーと変わらぬ造りをさせているのは流石の一言。こういう部分は国産車よりお金かかっているのが目に見えていいですね。
リンク周りにベアリング、カラーも特に問題なく 再度グリスアップにて再組み込み。
サスもこの当時のEXC系のと同じ WPのレーサー然とし同型搭載。
この辺の定期整備を怠ってなければ随分と長きに渡り 戦闘力を維持できるってものです。
なんとか無事にワンデーでここまでの作業完了。しばらく同じ作業はやりたくないです.....
今度はいつか ステアリングステム周りのグリスアップしなければです(いつになるか....)
現在の世情が良き方向に向いてきた日には 久しぶりに林道中にも行きたいものです。
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