忍者ブログ
あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

フライホイール

以前撮った写真が出てきたのでアップします。tetsu等が林道使用で使っている KTM690系のLC4エンジンの左エンジンカバーを開けた図ですが、この写真の物が フライホイールと言われるもので 大抵のオートバイは同じような構図でクランクシャフトに直結して装着されております。
エンジンの回転する力に直結する部分で、所謂 「はずみくるま」のような役目はクランクウェイトで その回転維持力のアシストがフライホイールです。深い説明は長くなるので毎度ながらググってください(笑)。

写真撮った理由は、当該エンジンは 2009年の690NDUROの物で 排気量は厳密には 650cc。勿論 LC4エンジンなので単気筒ですが この排気量にてこの薄っぺらいフライホイールってところが KTMらしさを感じました。外径大きいですが 薄いですね。中も穴あけにて肉抜き目当てなのか。

どういうことかと言うと、通常 この部分を軽量していくのは 「ピックアップ」重視です。特にロードレーサーなんかは 超小さいのになっていきます。ただし あまり軽すぎると アイドリング不安定になりますが ロードレーサーなんてアイドリングいらないので 関係ないようですね。昔ロードレースで使用していた ホンダのRS125やRS250は インナーローター式(コイルの内側を回るタイプ)。でしたしね。690ENDUROは基本的 オフ車スタンスですし 排気量的には国産車なら普通は ピックアップ重視より 低回転の粘り重視となる方向です。アイドリングで粘ってくれる方が オフでは楽ですからね。なので この手のエンジンの低回転の粘りを出すのは、このフライホイールを重くしていく方向性になります。
しかし、KTMは その逆行ってます。「Ready To Race」とうたっているのがうなずけます。
実際 tetsuが初めて 自分の690ENDURO Rに載った際も、650cc単気筒のクセに低回転スカスカでその分 気持ちよく回るエンジンに惚れましたのでね(笑)。昔乗ったことある XR650とは 対照的な印象でした。XRはXRで良いのですが、当時 2スト好きなtetsu的にはあの過度な怒涛トルクが好きになれませんでした.....
あ、余談ですが 国産モトクロッサーをエンデューロに使用するライダーでは、このフライホイールをわざと重くする改造もするのです。要はどこを使いたいかの好みですがね。
という雑談でした。
PR