こんなとこにもDLCコーテイング
ドライブ側のプーリーボス(カラー)。
写真のシャフト中心の黒いカラーが プーリーボス(写真は新品組み込んだところ)。
見ての通り 分ると思いますが 表面が黒っぽいですね。
これ 『DLC』コーティングかかっていますね。
アドレス110の前モデルとなるアドレスV125などは この部分は通例の硬質メッキ処理でしたが とうとうスクーターのこんな部分の部品にも DLCコーティングがなされるようになったことはある意味スゴイと思います。
DLCとは『Diamond-Like Carbon』の略で 金属の表面処理の事。
簡単に言うと 従来にない低摩耗係数の表面にすることができる技術だそう。
バイクで見た目でそれが施されているのが分るのは スズキのGSX-R1000の一部の年式やドカの1198やハイパーモタード1100辺りの オーリンズではない仕様のフロントサスのインナーチューブ摺動部が黒いのがこの金属表面処理が施されているものです。
それまで主流だった チタンコーティングより摩擦係数的にも耐久力も数段優れていると言われておりました。
今回バラしたアドレス110のボスも約5万キロ使用ですがほぼ表面が剥がれたような形跡がないのはやはりDLCのおかげでしょう。
左が新品、右が5万キロ使用のもの。
従来の硬質メッキだと5万キロも使用していると摺動部分に薄い焼け跡や傷が多くつくのが大抵なので やはり優秀な状態と言えるでしょう。
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