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復帰戦は泥試合 クロスカップ第一戦

昨年の9月に左手首骨折してから約 半年、周りの協力と自身の順調な回復のおかげで エンデューロレースに復帰することができました。手首にはプレート入ってますがね(苦笑)........



先日 3月21日に行われた クロスパーク勝沼で行われるローカルシリーズ戦 「クロスカップ」の第一戦に参戦してきました。
ローカルと言っても 内容はハイレベルです。上位は JECのIAやIB、JNCCのCOMP AA等ライダーが出走しますし その他 普通のライダーでも勝沼スペシャリストが多数いるのと、コースレイアウトも Sっ気抜群な オーナー様のよりによったレイアウトで上級者でも毎回 飽きが無いと好評?(苦笑)なほどだそうで。
昨年から気になっていたのでこの際 復帰戦にはいいと思い参戦。伊東二輪からは K主任、Sinくんが共に参戦。レースは 初級の60分と中級以上の120分があり我々は勿論 120分へ。
クラス分けも自己申告。レベル順にA⇒B⇒C となり K主任はBクラス。tetsuとSinくんはCクラスエントリーしました。全体で 70台弱のエントリーでした。


で、レース前一週間の様相。
先にK主任の300XCWの軽整備&タイヤ交換。


交換しやすいIRCでしたが この後も自分のもやらなきゃなので 楽するためにもチェンジャー使用(苦笑)。

次いで Sinくんの150EXCTPIのタイヤ交換。


こっちはそもそも硬いシンコータイヤなのでチェンジャー使用でないと外すのかなりイヤなのですが 入れるときは最後はタイヤレバー使用なのですが チェンジャーに固定されているかされていないかで大きく作業効率は違います。

2台やってお腹いっぱいでtetsu 自分参戦号のタイヤ交換がやりたくなくなりました(笑)。


まだキレイな3台です。tetsu号は今回初レース使用の KTM125EXCです。何気にレア車なんですが たまたま昨年入手となり 以前から125cc2ストも気になっていたので 今後の情報収集も兼ねて怪我復帰からの練習で数度使用してました。その軽量さと絶妙なエンジンパワーバランスがtetsu的にツボにハマってかなり気に入ったのでテスト車両として 実戦投入してみる次第です。


で、レース当日。
前予報通りの雨です。この週は前日の夜まで一切雨は降ってなかったのですがね......
予報は悪い方へどずれて 当初 時間/1mmの降雨量も 時間/3mmくらいで降り続きましたね。

ということで 結構な泥試合に決定。こんな雨の中のレースもtetsu初めてでした。なんやかんやマディレース(泥試合をこう呼びます)は大変なのが「視界確保」。特にtetsuの場合 コンタクト使用なのでゴーグルを外すことによる危険度数が高くなりますので.....なので 事前に天気予報から察して マディ対策もしてきまして。とりあえず 定番の 不要のゴーグルレンズ使用してヘルメットバイザー延長。

これは結果的にかなり有効でした。最終的にレース中 ゴーグルを外すことになるのですがその後もこのおかげで 結構な泥を防げたと思ってます。因みに ゴーグルも「ロールオフ」という 視界確保のための透明シールを泥が着くたびに巻き上げる機構がついたものを使用していますがこの効力も使えて1時間くらいか。結果的には 外さないと視界確保は難しいとK主任も言っていました。因みにtetsuはそれより前に既に外さざろえなかったです。更に Sinくんはそもそもロールオフ無しで挑んだのもあり、一周でゴーグルは終わったと2周目以降ゴーグルなしだったそうです。

スタート整列へ向かう まだキレイな3台(笑)。



因みにゼッケンも自己申請。他で被らなければ なんでもOKっていうところもいいですね。

で、レース時間はそのまま、 降雨の影響でコースが大幅カット。これはしょうがないんです。
上級者はまだしも下位グループはおそらく周回できなくなるので(マジ)。
クロスパーク勝沼は 雨が降ると その路面土の影響で「チュル沼」と称されるほど コンディションが豹変するので有名。今回カットされた下のウッズからは登って帰ってこれなくなってしまいます(笑えませんのです)くらい。

そんな中 Aクラスから時間間隔開けて順次スタート! Cクラスも無事スタートしていき 一週目の中盤までは問題なく走れていたtetsu。がしかし、ここでハプニングが.......
コース中盤で出てくる ガレ登り前のセクションで 突然エンジンがストールしていってしまいました(泣)。その場で止まって キックするも(125EXCはキックしかありません)一向に始動する気配がありません。ガソリンコックを確認するも 間違いなくリザーブに入ってます。コース真ん中で停止していたので危ないので後方からのライダーが全部行き過ぎてからコースサイドに移動させて プラグ周りをチェック。ハイドレーションバッグに入れてある予備のプラグに交換かと思いきや 再度キックしてると何事もないようにエンジン始動(???)。その場で何回かレーシングしてもエンストしない感じなのでひとまず行けるところまで走ってみることに。なんせ まだ一周してませんし。この時点でトップの数名は2周目に突入してtetsuを抜いていきましたよ(苦笑)。


その後は 嵌ったり、イゴったり、押しを入れたりとしながらもなんとか周回していましたが 同じ症状が再発。後半のなんのヘンテツもない下りでまたエンジンストール。惰性で次の登坂する坂の途中で止まってしまい ここでもすったもんだしました。が、ここではそれほど時間経たずしてまた再始動。う~む、なんなんだろうか....感覚的には燃料系統ではない感じ。どちらかと言うと 突然点火カットみたいな感じでしたが。確実にエンジン焼き付きとかではないでしょうし。

で、この原因がこの次の周でなんとなくわかることに。途中のちょっとした登り部分もそれまでの周回した車両等で荒れに荒れていて轍もさることながら 泥も深く、重くなっていき 不用意にアクセル開けると一回転してしまう車両も続出。そんなところを二足二輪で切り抜けていたのですが 流石に低速が弱い125ccなので半クラ高回転を使用していることで ラジエターが吹いてしまい エンジンを休ませるためにも キルスイッチでエンジン止めようとキルスイッチ押すと「ビリビリ!」と左手が感電したのです(驚)。
????!!と一瞬考えてしまいましたが、その時点で少し判明。おそらく キルスイッチのどこかでリークしており 水を含んだ周辺に電流がリークしているってことです。「これが不調の原因?」って考えながら キルスイッチを上下にグリグリ動かしたら 感電が治まりました。
この症状で勝手にキルスイッチが通電してしまっていたのでは?っていうこと。

その後もなんとか走り切り チェッカー。無事 120分の泥試合を完走することができました。

レース中の写真はこちらで見れます。写真を探すと随所に3人出てきます。 登りの渋滞ポイントでtetsuがイゴイゴしているのがあります(笑)。それではダメダメなんですがね........

クロスカップ第一戦 写真

1600枚ほどありますので 雰囲気、内容は十分分かると思いますよ。
こんな状況でも みんな真面目なんですよ!(笑)。


で、パドックに戻ると 何故か 清々しい姿の Sinくんが。バイクは変わらず 泥だらけですが。

既に着替えも終えて とても同じレースに出ていたとは思えない恰好でお出迎え(笑)。聞いたら 残り20分くらいで 本人曰くは「心が折れて」途中退場したそうです。これが結果的に笑える珍事件ともなったのですが(苦笑)。


リザルトです。
公式リザルト⇒第一戦総合リザルト
      ⇒第一戦クラス別リザルト

K主任は流石の結果でした。総合6位、Bクラスでも4位。

並みいる 国際B級やCOMPAライダーに食い込みました。本人は淡々と走ったということですが やはりスキル、体力、精神力に加えて 練習量でトータルパフォーマンスを底上げしているので こういった「ズバっ!」っとした結果が出せるのです。いや~内輪にこういうライダーがいると励みにもなるってものです。眼力 怖いですけど(笑)。

そしてSinくん。珍事件というのは、途中退場したにも関わらず 10位にて表彰。

問題はここから...... リザルトのタイム的にもう2周ほど行けていれば 5位~6位くらいで堂々 入賞だったという事が発覚して K主任にしつこく ディスられていました(笑)。まぁ 参戦しているのは個人ですから 途中やめるのも自由ですけど、やはりレースなのでトラブル等でないかぎりラスト チェッカーまで受けと欲しいと思うのはtetsuだけですかね?(苦笑)ま、それでも 初一人表彰だったのでおめでとうでした!
二人ともマディを比較的得意としているので 結果に反映されていますが それにしてもエンデューロ経験年数と初参戦ということを顧慮したら素晴らしいと思います。

で、tetsuは クラス25位。エンジン不調を差し引いても全くふるわない結果に終わりましたが ひとまず悪コンディションでもレースを走りきれるくらいに身体が回復したのには素直に嬉しかったですね。軽い125に助けられたのもありますが。
まだまだまだまだ鍛錬ですよ!


最後にクロスカップ恒例の ジャンケン大会にて tetsuの息子が 100%ブドウジュースを勝ち取ったり、表彰から外れた人や当日 ヘルプ等で来た方々 全員に ワインを頂けたりと ウワサ通り 誰にでも「チャンスがある」楽しいレースでした。
因みに今回のクラストップの賞品は全てアルパインスターズの ブレストガード。
ジャンケン大会の最高賞品は アトラスのカーボンネックブレース(6万円相当!)でした!!
素晴らしい.....というか恐るべし クロスカップって感じです。
ロードでは ただのローカルレースではありえません好待遇でした。

レース後の後片付けが 今までにないくらい大変なマディレースでしたが、それでもまた出てみたいと思わせてくれるクロスカップでした。


当日 こんな荒天の中 応援、手助け頂いた方々 ありがとうございました!
また 近場のレースでは観戦しにきてください。次は晴れるといいですがね(苦笑)。
皆さま お疲れ様でした!

PS:yossy、ネギさん写真使わせていただきました。ありがとうございました。

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モンスター821のバッテリー搭載位置

車検でお預かりだったドカのM821さん。ご近所さんで新車時よりずっと診させていただいております。二回目の車検ですが今回初のバッテリー交換依頼でした。

で、このM821。水冷エンジンですが見た目 前モデルの空冷796より更にトラスフレーム部が少なくなっており 随所に造りも違います。
クラッチ操作機構も 油圧クラッチ機構をやめ ワイヤー式を採用しました(現行はまた 油圧に戻ってますがね)このワイヤー式、tetsu的にはものすごく扱いづらい印象なのですが......
で、前モンスター類の796や696系の バッテリー搭載位置は「タンク下」でした。この為 バッテリーにアクセスするのは結構面倒でありました。
あ、旧ドカ系の「タンクがリフトアップする」各車をお乗りの方々、貴方たちの車両はバッテリー交換の際は幸せですよ(笑)。リフトアップしますからね。
696や796はタンクの下にあってもタンクはリフトアップしないのです(涙)。

話は戻しまして M821のバッテリー位置。
ちょとはアクセスしやすくはなったのですが......まさかの

はい、ここです。


よくわからないでしょう。なんと スイングアーム内に搭載されております(驚)。
796よりはまだ交換しやすいですが それにしても こんなところに搭載となるほど バッテリーを搭載できる空間がフレーム側にないとも言えます。いや それより 796等で不評であったであろうことから メーカー側が考え直したか(苦笑)。
写真撮り忘れましたが バッテリー端子は上から外しますが、バッテリー本体を抜くにはスイングアーム下に抜きます。

その図です。


なかなかトリッキーでして バッテリー取り外す時もマイナス側のアース線はバッテリー上部で外せない構造な為フレーム前部側で外しておかないと プラス側のみを外して引き抜く際に 万が一 ショートして ECUお亡くなり!となりえる 危険度です(汗)。


この構造に「う~む.......」って考えてしまうのは 私だけではないでしょうね。いい意味か否かはご自由に判断で(笑)。

GSF750 車検

やっと更新です。すみません。
で、伊東二輪では数少ない、「チョイ古 4気筒」しかもレア車の スズキ GSF750さん車検依頼です。

GSFは当時 1200の方が売れましたので 750は珍しいです。この先祖は 一世風靡した 油冷GSXR系のエンジンです。GSXRの1100と750がそうであったように GSFもフレーム含め 1200と750は似ているけど 随所に違うところがあるっていう 謎にメーカーもお金をかけていた?(のかな?)時代の車両ですね。
排ガス規制も緩い頃の車両ですので色々ギミックがなくて 整備も比較的しやすくていいです。
外装外してフレームがあらわになった姿も独特ですね。
これまた 車両としても 軽くて乗りやすくて たまにはこういうのもいいものです(笑)。
しかし 今年は スズキの会長も退任することが決まったので この辺りの車両の部品も随時 無くなって行ってしまうのか....... どうか 某H社とは同じ方向にならないでほしいものです。

Windows10 強制アップデートのせいで!!

先日 お店PCのWindows10が 強制アップデートされたおかげで 今まで使えていた画像処理ソフトが動かなくなり ブログ用のアップ写真が作れなくなっております(いや実際にはできるのだけど いちいちめんどくさい)。
昔から Windowsの強制アップデートは PC内の設定が勝手に変わっていたり、今回のように使えていたソフトが突然使えなくなったりで イヤな思いをするので ホント嫌なのですが 「強制」なのでこればかしはしょうがないですが......
それにしても 困ったし、ムカついたし!
ということで なにかしら策を考えますまでお待ちを。

FE250 一年整備 其の三

そして前回り整備へ。
前回りもやる事 意外とあって、左右フォークシール交換、ステム周り分解グリスアップ、FブレーキセミOH、ブレーキ・クラッチオイル交換、等々。


昨年 すぐにマディ練習の影響で左のフォークシールは早々に抜けてしまって一度交換しましたが、昨年後半にやってない右側も滲んできて 今回見たときには 更に左も少し滲み始めていたので今回は左右交換です。

そして こちらはtetsuは触ってなかった箇所のステムベアリング周りですが......


外して発覚したのは 、こちらも初期組み立ての時のグリスのままだったのかな。グリスの少なさと相まって 流れていってしまったのか カピカピ状態でした(汗)。

幸い、ベアリングレース周りに傷がつくほどでもなく アタリも大きい箇所はなかったのでグリスアップのみでOK。ベタベタ、バリバリに塗りたくり組み込みます。
ついでに ステムシャフトのキーロック用の穴もビニテで塞いでおきました。

フロントホイールのアクスルカラー部分もグリスアップ&スポーク点検。エンデューロレーサーはフロントタイヤはリヤタイヤに比べ かなり長寿命なので なにかないとフロントホイールすら外しません。そのため ホイールカラーの部分のグリスアップがおなざりになりがちになり そのため洗車やマディ走行等で水分がカラー内側に侵入しやすくなってしまいます。


外してみたら 案の定 カラーとベアリングの接触面が一部腐食してましたね。グリスが流れてしまって被膜防御できなくなったのでしょう。腐食部分は修正して こちらも ホイールカラー挿入部にグリス塗り込み組み立て。

その他 細かい作業も完了して 組み上がった ひと昔前のTMレーシングカラーの(笑)ハスクバーナ MY19 FE250 ヨシケン号。
しばらくは乗れない環境下でしょうが いずれ落ち着いて 乗れるときまで楽しみに!