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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

セロー250 30周年アニバーサリー

長年ドカのお客さまの Tuさん が 小排気量車乗り換えでご依頼いただいていた セロー250インジェクション車。
元々 Tuさん バイク人生の初バイクが セロー225だったので いいご縁でしょう。
FIなら どの色でも良かったのですが こういう方に限って こういう色で納められるというパターン。


30周年アニバーサリーカラーです。
なかなかいいんですよこれ。しかも オーナーさんにも似合ってるし。

左右非対称なデザインなんですね。





しかも 文字も全て 反転カラー。



文字ならず下のクラッキングデザインのような部分も反転してます。

オレンジホイールは実は デザイナーの趣向ではなかったそうで、本当は黒ホイールで出したかったそうですよ。その方が 他のオレンジの部分が際立つとのこと。
tetsuも個人的に黒ホイール大好きなので その方がいいと思います。
でも これ購入した Tuさんは オレンジ派って言っておりましたし、伊東二輪 セロ男組合の N田氏も 「オレンジホイール大好き!!」って言っておりましたので 普通人にはオレンジなのでしょう(笑)。
tetsuは デザイナーさんと同じ感性の持ち主ってことで 芸術性高しなセンスですよ(笑)。

実は tetsuもこの車体カラーリング 好きになってきました。
ここ近年 セロー熱がお店で出てきた兼ね合いもあり 歴代他のカラーを見てきましたが 今回 納車整備していてデザインで気が付くことも多く このカラーリングが一番 カッコよさとデザイン感もあって好きかもです(笑)。
こう書いているとtetsuの老後のために用意してある DG17J(定番の緑カラー)はどうなるんだと言われそうですが.....
一番 「セローらしい色!」ってことで 自分に言い聞かせておきます(笑)。
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次回は12万キロ越えでお願いします

伊東二輪 最長距離走っている ドカさんです。


2004年式 S4R 。現在 11万2000kmほど。車検です。
 
オーナー O塚さんは毎度「次の車検までもつかな?」という心配をよそにそんなやりとりしながら既に 8年ほど来ています(笑)。

正直 毎回触ってますが 絶好調なんです!
エンジンの回り方なんかも フリクション抵抗がほどよくない感じでストレスなく綺麗に回ってくれますし 始動感や乗り心地も悪い所は見当たらないっていう。

まぁ 乗り手さんの歴代の使い方、走らせ方が良かった典型例でしょうが それでも工業製品なのでいつかは大きな部分でトラブルは出そうですが ここまでくると 惰性で行けるところまで行く気もします。
兎に角、現状 「これやっておいたほうがいいよ!」がないので 毎回 基本整備+α でOKです。
タイベル、クラッチ等の定期交換部品もしっかり交換しているので 都度車体を診ているのもいいことなのでしょうね。

今回は長年使用してきた K&Nのエアフィルターから純正新品交換依頼も。流石に経年劣化で加水分解しそうですからいい判断だと思います。
で、新品が入荷するまで繋ぎで 元々装着されていたノーマルエアクリを持ってきていただきましたが結局意外と速くエアクリが入荷したので それらの見た目違い写真なんかも。


K&Nは専用のクリーナーで洗える「半湿式」のようなエアクリになるので表面の様相自体が違うので分りづらいですが 純正の古く使ったものと新品は違いますよね。
古いのは全体的に痩せている感ありです。それにカサカサ。
触った感触も 新品は外枠部分の密閉性高めるための合成スポンジのような部分がシットリしています。実際 BOXカバーを閉める際、このシットリ部分にボリュームがあるため『閉まってます!』って主張するくらいな取付スプリングの反力でした。
ドカのエアクリはあまり汚れないので替え時が分りづらいですが年数で決め打ち交換がいいのでしょうね。


サイドカバーの「DUCATI MONSTER S4R」の文字が S4Rの文字以外 擦れてほぼ見えないくらいな年季です。あ、伊東二輪のステッカー貼っていただき ありがとうございます!

次の車検時には 12万キロ突破していてほしいところです!

似た者同士

先日 どちらも依頼車として 納車待ちの一コマ。


奥は ヤマハ セロー250S。
手前は ホンダ リトルカブ50。

どちらも丸目だからだけではない なにかオーラ的なものまでが似ているように思えます。
tetsuは ほぼ毎日XT乗ってますが セロー250系は 「オフ車界のスーパーカブ」と言える感じの出来栄えなので この写真から感じる『似た者同士』感も納得してしまいますね(笑)。

こちらも パワーGP

先日 タイヤ交換依頼の 常連さま N藤さん 900SS。

2年前に伊東二輪にて車両販売時 タイヤも新品にしましたが その時は ミシュラン パイロットパワー2CTを前後で入れておりました。
ミシュランではロングセラーな一般的 スポーツタイヤです。

一般的使い方の方なら 値段とグリップ力とコントロール性と耐久性のバランスがよく、絶妙にクセもない良いタイヤだと思います。

ただ今回はよりハイグリップ傾向なタイヤを体感してみたいといことで 、在庫限りですが その分安く入手できる ハイグリップタイヤとして 伊東二輪おススメの ミシュラン パワーGP前後に交換です。
パワーGP2が出て 既に一世代前タイヤとなってしまいましたが tetsu的には ここ数年のタイヤの進化を見ていると2世代前くらいのタイヤでもグリップ感やコントロール性能等にはなんら問題はないですよね。
ただ tetsuは昨年パワーGPをR600に入れてみて その最新性能に舌を巻きましたね。
冷間時のグリップ性能の立ち上がりが超早く感じれたのと ウェット性能の高さにビックリしました。
これの更に進化版のパワーGP2も今後感じてみたいところですが 既に このパワーGPで十分でもありますがね(笑)。

新品タイヤに交換するとどんなバイクも よりカッコよくなりますよね!

N藤さん、最近入れた テルミマフラーと合わせ技で 900SSが楽しくなるといいですね。

CD125 クラッチレリース修理

ホンダCD125修理です。12V後期ですがほぼ部品ないので内容によっては簡単には触れません。

ただ 当該オーナー、トラスト時代からのお客様で 伊東二輪でも CB400SFを購入いただき両方とも精力的に乗られている 年配お客様なので ご本人の希望もあるので 可能なかぎりは対応させてもらってます。

今回はちと厄介な案件になりそうでしたが 結果 必要部品がまだ入手できたため修理復旧できました。

オーナー 笠Iさま曰く『最近 CD125のクラッチが切れない』というご相談。どうも話しをきいていると クラッチの遊びがありすぎるようで 聞くと本来ワイヤーで調整出来る範囲も目一杯とのこと(汗)

う~ん?!と少し嫌な予感もしつつ 現車を確認。
確かにレリース目一杯引っ張られていても クラッチの重さを感じません(汗汗)。
感覚的にクラッチカバー内でレリースかその先絡みのなにか部品が破断しているように思えます(汗汗汗)。

なんせ 部品がほぼない車両なのでどこまでバラして修理できるかですが まずはバラしてみないとなんとも言えないので 最悪壊れ方によっては どうにもならない事承諾のうえ クラッチカバーを外してみました。



事前にCD125のパーツリストを見ながら この辺が壊れているかなと思っていましたが、予想通り 事前に怪しいと思った個所が壊れてました。
しかも 心配した重症側ではなく軽傷側だったのでラッキーでした。

写真クラッチカバー外してレリースシャフトが見えますが この中心のクラッチプッシュロッド押すリフターがあるのですが それとレリースシャフトを固定している特殊なピンが折れてました。


黄色四角印の部分の突起部です。一見なんともなさそうですが レリース動かすと本来一緒に動くべきリフターが動きませんね。


ということで抜き去ってみたところ見事にシャフト面一で折れてました。



ひとまず仮に代用できそうな細い木ネジを入れてリフター固定してカバーを仮組。
クラッチワイヤーの遊びも通常範囲でとれるようになり クラッチの作動も確認。

あとは部品でしたが 最悪なければなにか策をと考えられるところでしたが このピン含め カバー側再組立てに必要な部品は全て新品で揃ったのでよかったです。

こちらがその特殊ピンの新品。


そして おそらく新車から初めてバラしたクラッチカバー......

勿論 『人生はガスケットはがしだよ!』な展開でしたよ(泣泣)。
あ~手がいたかったこと!

無事組み上がり 笠Iさんもニコニコで乗って行きました。
まだまだ元気に走れるといいですね。