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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

ビームス パワートレックマフラー

最近 他の車種も含め 整備依頼されるようになってきました お客様 岩Mさん のセロー250(DG17J)の 社外マフラーのご相談を受けました。

音がウルサクないのがいいのと 見た目も行き過ぎてないものがご所望とのことでしたので、もれなく 伊東二輪 では tetsu老後号にも装着されている ビームスさんの 『パワートレックマフラー』が一押しですね。


ノーマルのヒートガードを移植する形なので 外観は一見ノーマルチックになるのがいいところ。
そして ビームス開発陣もこだわった 「音質」も非常に 心地よいところがなんとも言えません。
音質にこだわったからか サイレンサーボディ本体はステンレス製ですがマフラーエンドはチタン製。それでも ノーマルの重さより -2kgほど軽くなります。
軽さは正義です(笑)。しかも 後ろで高い場所のモノが軽くなるので なにかと運動性能もよくなるので いいことづくめです。
tetsu個人的には 青の焼き色はいらないんですがね~......


当該車両は 既に エキパイが SP忠男のパワーBOXが装着されてましたが それでも装着可能です(若干エキパイ繋ぎ部が緩みやすいイメージですが)。

装着された横からの図は 一件ノーマルですよね。これがイイ!

マフラーエンドは絶妙に右後ろウィンカーを回避しているところが ホントよく出来てます。


これで 月末の林道中で凹ませたら 悲しいですが それもオフ車としての運命! 
楽しく乗ってください。
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CRF250ラリー タイヤ交換

CRF250Lラリーの前後タイヤ交換依頼です。

以前もウチで交換してますが この辺の車両で一般使いな方には定番オススメの BSのTW301、302に前回同様交換です。
舗装7割、オフ3割比率ですが 結構普通に林道は走れる上に 一般道を普通に使用しても耐摩耗性がいい印象な優等生タイヤだとtetsu的には思ってます。

リヤタイヤの図。右が新品です。
一般道使用が多いオーナー様なのでどうしても角ばって減るのはしょうがない。



こちらフロント。
フロント周りが通常のオフ車より重いので フロントも偏摩耗してますね。
これツーリングセローなんかも同じこと言えるでしょうね。

林道併用の使い方だと明らかにリヤのみ先に減ってしまうのですがね。



新品タイヤになるとどんなバイクも数段かっこよくなるし気持ちもアップしますね。

15年の月日

たまたま車検でお預かり中の Y澤さんの999と 伊東二輪 851と並べて写真撮ってみました。



伊東二輪の851は ドカのSBK系列の最初期車両でして 1988年式。
ドカの2000年代までのSBK系譜は 1988年~1993年が 851、888時代。
1994年~2002年までが 916、996、998時代。
2003年~2007年が 999時代。
2008年~1098時代。
となっております。
Y澤さんの999は2004年式ですが 999が発売されたのは2003年からです。
ですので実質 この2車両間には 15年間の差があります。

2024年の現在から15年前だと 2009年。
既に ドカでは 1098がSBKで闘ってましたね。
他社のSSなんかも大分近代的なデザインや装備になってきた印象となります。
この15年の大きな違いとすると 電脳装備の充実度でしょうか......

それからすると 851と999の15年の差の方が かなりの差があると思いますが みなさんどう思います?
851は出た当初からインジェクションですからね~(当時の完成度はさておいておいて.....)。

外観はかなりの違いですよね~


851はズングリムックリ体形ですが 999はなんとグラマラスなことか!
これは916系と並べても断然 999系の方が グラマラス度は勝っているとtetsuは思います。
999は写真写りは今一だと思いますが 実車はこれはこれで非常にカッコイイと思います。

車体のスマートさもこんなに違います。

跨っても 916系よりも999系の方がタンクの丁度足が来る部分がエグれているのもあり 乗った印象もコンパクトに感じるのですね。

基本851のエンジンが進化していって 最終的に1098までなりますが 腰上の大きさや構造は変わりますが、クランクケース側の基本的大きさは最後まで変わりません(強度や構造の問題で形状は若干変わりますが)。

フレームワークもトラスの組み方の違いだけで 実際車重自体はそれほど違いもありません。年式都度のスペシャル車両だけ (SPやらRやら)エンジン内部や吸排気にテコ入れがされているのが通例ですがそれだけ SBKのホモロゲって部分には特化していたのかもしれませんが(勿論販売意欲が企業側としては一番の目的でしょうが)......


851は1990年式まで正立フォークですがその後900SSのモデルチェンジと同時期に倒立フォークになるくらいで 足回りの変更も 851系後期モデルの888まで 見た目あまり大幅には変わりません。
カウル形状が若干づつ変化していくくらいですが。
1994年に916が発表されて 驚愕の変貌でしたが それでもエンジンレイアウトは同じでしたのでいかに外観デザインが優れているかです。それでいてレースで勝てる車両を造るのですから、その辺は流石当時のイタリアンデザイナーさん達だと思います。

でも走らせると エンジンパワーの違いはあれど ドカのSBK雰囲気は初期型851から変わらず 同様にあるのも面白いものです。
15年の月日に大きな違いもあればほぼ違わないパッションがあるというのがこの時代のドカは まだ進化過渡期だからこそのいい時代の面でもありそうです。
SBK系車両がSBK風としての雰囲気を纏っている 今では『いい時代』と思うようになってしまいましたね.....

久しぶりに 河原鍛錬して熱中症(予備群)

tetsu自身の 久しぶりな河原ネタかもですが 興味ない人にはなにも面白くはないですよ(笑)。



ここ最近はめっきりエンデューロネタから遠ざかっておりましたが エンデューロ走行を止めたわけではありませんので(苦笑)。多分 昨年のJNCC高井富士のレースネタが最後かも.....

歳相応に怪我の治りが遅いのと その他生活環境の兼ね合いもあり 自粛している次第なのです。
伊東二輪林道部(エンデューロ部門) 他部員も各自 諸事情により 活動がかなり縮小されているのも事実ですが.....

あ、因みに 『林道走行』と『エンデューロ走行』は別物とお考えください。
『林道走行』は普通にオフロード車でのツーリング。
『エンデューロ走行』はあくまで レース出走前提での 自身の能力維持向上が主の目的ですので。
 
以前は定期練習兼ねて 河原へ練習行くことが多かったですが昨年初めに 左肩の筋を痛めて以来 2023年中はほぼ河原には行けなかったのと 後半は私事で色々あり オフ鍛錬している余裕もなかったのもあり 久しぶりに河原行ったのは 今年の1月。
いつも行く河原の練習場所は 冬場は 湿度も低く 雨も少ないのもあり比較的走りやすいのでいいんですが なんせ寒い。
身体の事考えると もう少し暖かい時期に走る方が怪我のリスクも少ないのですが、そう思いつつ 今年は2月、3月と意外と雨が多く そうなると 河原も各所水没したままのところが多くなって あまり練習には適さなくなるんです。
走ることは 出来るんですが 思いっきり走ると 後片付けが大変になるんですよ。
その方が精神的にも疲れるんです。
特にtetsuは 別にマディが好きなわけではないですので尚の事 (苦笑)

そんなこんなで4月にXTで河原状況をパトロールした際に なんのヘンテツもない立ちごけで右薬指を負傷して またしばらくオフ鍛錬は中止の日々。ここ最近 こんなのばかりなので かなり自身についての怪我はナーバスになってます。

とはいえ あまりにオフ鍛錬から離れすぎると 体力や適応力の低下の懸念があるのである程度走っておきたいわけでして 先日 水曜日に XTでパトロールに行ってきました。
因みに 林道ツーリングしていても 今はあまり鍛錬にはならないので やはりエンデューロレースには基礎鍛錬の反復が必要とtetsuは考えています。

この時期は梅雨というのもあり ほぼほぼ河原の練習場所は水没個所が多いのが有力なので わざわざ レーサーのEXC-Fをもっていくこともないだろうと思い 敢えて 自走でXTです。
もう一つ理由があるのは 平日 9時過ぎでも 高速が途中渋滞で混んでいるのが 車で行きたくないところ。
以前は空いていれば 50分くらいでいくところ ここ最近は決まって渋滞していてなんで平日なのに 1時間30分かけていくか......と思うと行きたくなくなります。

この辺も歳とってくるとモチベーション的に下がる理由です。なにかと『面倒くさい』んです。(笑)

で、どうせXTなんで 高速乗ってもたかが知れてるスピードだし なんとなく高速走行時のエンジン音が可哀そうなので 行きは下道で行くことに。
午前11時頃出動していきオール下道でも約 1時間10分ほどで到着(これくらいなら許せます)。
到着しても レーサーで行くときみたいな出走前の諸々用意がないので こういう点では楽チンです。
その代わり 無茶は禁物ですが(苦笑)。

走行前なので まだキレイなXTですよ。


でいつもの練習ルートを視察しに行って診ましたところ、案の定 水没個所多数.....
正直 あまり走りたくない....(笑)。 じゃぁ 何しに来たんだっていうことになるのと 前回はこれで別の遊び走りをしてしまったために怪我をしたので 今回は当初の予定通りブレず頑張りますよ(笑)。
ま、まずは連続走行鍛錬だけでもと思い 水没個所もなるべく避けれるところは避けながら 走りに無理が利かない XTというのもありますが、逆にゆっくり走る事に長けているXTでもあるので いつもの 定期時間での周回数練習は止めて 1時間連続走行だけでもと思い とりあえず 1時間走る事に。

がしかし 約45分くらい走ったところで 結構ミスが出てきたので なんとなく集中力的にヤバそうな雰囲気を察して 練習中断して休むことに。
走行中も勿論汗はかいてましたが ヘルメットを脱いで 座って休む段階で更に汗がダラダラ出てきました。しかも若干 気分も悪い.....(ヤバ汗)
いつ何時も ハイドレーションは使用していて ただの水ではなくスポーツ系飲料ですが それでも身体がついていかなかった感じでしたね......

休んで正解でした。
やはり 間開いてので この暑さ(というより湿度が高いほうがヤバい感じ)での練習は気を付けないとです。
この日は 曇りベースでしたのでお日様はそれほどでもなかったですが 外気温32度+湿度70%くらいでしたが ほぼ無風状態というが身体に響いたようでした。

ということで 20分ほど休んで 体調も回復したので 泥だらけの我がXTの状態でも。


水没個所をなるべく回避していてもこんな泥だらけになってしまうんですよ~(泣泣)



この後 ホイールの泥だけでも落としたくて 相模川本流の水深浅めな岸辺辺りを走り回りましたがあまり落ちなかったので 泥だらけのまま帰りはサッサと帰りたい一心で 高速で帰りましたよ。

みなさまも暑くなってきた季節ですが、オンロード・オフロード問わず ツーリングでも小まめな休憩 水分補給を忘れずに。
もう昔のような 暑さではなく 時に身の危険が伴うこともありますので 十分 自己の体調と相談してバイクに乗ってください。
『暑い時は乗らない』とうのが最適解かもしれませんがね......

でもオフロードはこの季節に走らないとなので 難しい選択ですわ......

900SS セルモータ交換

トラスト時代にご購入いただき 以来 12年来のお客様 93 900SSさん、自宅で スタータボタン押しても 『カチ、カチ』しか言わなくなったと修理依頼。
最後に普通に始動 走行したのが一週間前だそうで その時は普通とのことだったので リレーが壊れたかな?くらいに思いましたが......
ただその先  話し聞いて不安だったのは スタータ押した最初だけ 若干セルモータは回った......ということ(汗)

このパターン、『カチ、カチ』って言っていても 大抵の確率は スタータリレーがダメなパターンなのですが 今回は 一抹の不安が......もしやのセルモータ逝ったか?

レッカー搬送されてきまして リレーからセルモータまでの各導通を見ましたところ......
残念ながら セルモータまで電源きますね~(泣)

一応 無きにしも非ずで エンジンオイル量もチェック。オーバーフロー等でエンジン内部にガソリン回って オイル量増大にてクランキングできないなんていうこともありますので。
がそれは規定量にて問題なし。

ということで 使用状況と現況からしたら ほぼセルモータ逝った説 となってしまいました。

取り寄せた新品セルモータ。ちゃんと現代パッケージなのが嬉しい!



ドカのセルモータは バラしはできるのですが 部品としてブラシ等の用意がない。
言わば 丸ごと交換しかないです。
DENSO のセルモータなので 国産他車の同系統のセルモータのブラシ流用の方法もあるのですが tetsuはそれはしません(過去にやったこともありますが あまりいい効果ではないと判断してます。)
ドカの場合 セルモータの脱着が国産ほど簡単ではないため 作業を一発で決めたいのもありますが 歴代 ブラシ交換だけで復活するのも100%の確率ではないので まだまだ長く乗るのなら高額部品代ですが新品交換ですね。
しかも 1993年式でしっかり新品部品が出るのがありがたいですしね。


セルモータ外している図。左ケース開けないとなんですよ~。



新品と外したもの同士。

どちらも 日本の Denso製です。900SSのスタータリレーは日立製なので この辺りは 信頼の日本製で固められていていいですね(それでも壊れるのが工業製品です)。

無事新品セルモータになり 快適始動に戻って オーナーさんも大喜びでした。