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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

250TR シフト不良


伊東二輪夏季休業前日にオイル交換に来たS山さんの250TRさん。他店で購入車ですが ハーレーも所有の長いお客様です。オイル交換後 何事もなく帰宅していきました。数時間後閉店のためお店にバイクを入れていると S山さんが戻ってきました。「シフトが変えられないのだけど....?特に一速~3速..... なにかオイル交換と関係ある?」と.....
いやいやオイル交換でそんな風になりませんので.....
で、tetsuが乗らせてもらいシフトしようとした時点ですぐにおおよその原因は判明しました。
「シフトターアーム」のどこかがおかしくなってます。シフトするときの感触がおかしいですし、チェンジしようとすると「ぬけ」ます。シフトできません。
そういえば以前から当該車両、クラッチが完全に切れているのに シフトの入りが悪いとボヤいておりました。
ということで、店内ギュウギュウでしたが このまま帰すのも可愛そうなので 急患としてお預かりになりました。このまま走行いsて内部破損しているものが運悪く他の部分を悪さして 更なる悲劇を生むかもしれませんので。
休み前に 不具合の場所を特定したかったのでそこから残業で右クラッチカバーを開けました。

先日 400SSでも同じような案件でシフターアームを疑いましたが、400SSは左のエンジンカバーの奥でしたね。この機構は各メーカーや車種によって配置が違います。ただし基本的な動作や機構は似たりよったりですね。
おおよその原因とされる部分はこの車両の場合、クラッチ周りを外した 奥にありました。シフトチェンジの時の「カチャカチャ」と変える部分が赤丸印の部分。

で、この状態でチェンジしてみますと、あきらかに ひっかかる部分がひっかからずに「ぬけ」ていますね。見た目はひどい損傷がないのですが、これもまた400SSの時と同じで こういったデリケートな部分少しの違和感でも操作に出てきますものです。
で、新品へ交換した部品がこちら。

シフターアームAssyとそれに付随するスプリング類、ガスケット、オイルシール、Oリングと。
組み上げて、仮にチェンジしてみたところ、見違えるようによくなりました。そのまま完成させて完了です。
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プラグキャップ破損

ホンダスぺイシー100さん、走行中にエンジンストール後エンジン始動不能になったということで引き取りに行ってきました。
まずはプラグを見てみようとフロアのカバーを開けてみたところ原因判明です。

プラグコードがプラグキャップから外れていました。しかも普通に抜けただけではありませんね。
写真の黄色丸印がプラグコード側。赤丸印がプラグキャップ側。本来この部分が繋がっているのですが、よく見るとプラグキャップのコードが繋がっているはずの部分が焼損しているように見えます。

取り外してみますと、その部分が炭化しているようにも見えます。
2005年で新車で購入後 現在24000km。ノーマル車両ですが、こうなっているのも初めて見ました。
原因は今一特定できませんが、元々プラグキャップは樹脂製な物が多く、経年使用にて劣化にて破損するものが多いので 経年使用によるものとしてしょうがないですね。
テスト用のプラグキャップ装着して問題なく始動、走行できましたので この部分だけ部品調達して修理となりますね。

スーパーカブで初旅へ


4月に伊東二輪にてカブを購入いただいた学生さん二人。購入依頼久しぶりに来店したと思ったら、二人とも大きな荷物を背負ってます。「どこか行くの?」と聞くと、思い立ったように「浜名湖行ってきます」と!
いいですね~。こういう乗り!若いからこそ、スーパーカブならではこそ出来る 「冒険」の始まりですね。
初めてのプチ「旅」ですが、彼等にしてみれば 「大冒険」でしょうね。
色々な事や苦難にブチあたるかもしれませんが それらに負けず、楽しんで 安全運転にて元気に帰ってきてほしいものですね。

996SPS カッコよくが基本



約3か月お預かりしていた修理&カスタム&車検なドカの996SPSさん納車となりました。
外装が全て、CMコンポジット(現在はスピードカーボンに改名)製のドライカーボン装着の2000年996SPSさんです。tetsuの996Rの一年上の当時最高スペック車。エンジンがいわゆる「デスモクワトロ」エンジンの最終型となります。この年式からSPSのみ純正フロントフォークまでもがオーリンズ製になった車両です。
今回の依頼は、ここ7年ほど レーサー仕様だった当該車両を街乗り車両に戻すというもの。更に最近は放置歴も長かったため、一通りの点検、タイベル交換、クラッチフルオーバーホール、前後タイヤ交換他と盛りだくさんでしたが.....そのついでに カスタムも依頼されました。
カスタムと言っても、純正流用カスタム+α的なもの。意外と外注制作物やデジタルスピードメータ装着、ブレーキホース制作と一筋縄では組み上げられませんでしたが。
その代表なのがこちら。

フロント周りをごっそり他車種流用による現代的装備へと。
左のtetsu996Rのフロント周りと右のSPSさんを見比べてみてください。
本来SPSもノーマルはtetsu号と同じコンポーネントだったのですが。

このオーナーK側様は以前からしたかった「ラジアルマウント」化です。
ついでに 前後のホイールも黒にして外装カーボンと合わせて 更に引き締まった印象に変貌しております。
素直にカッコイイですね。因みにフロント周りは 他車種の部品が SPSの物はブレーキロータくらいで、他は3台分流用されておりますが解りますかな~。

秋口に隠密に 「タンブリーニ」ツーリングを企画したいそうなので、タンブリーニ乗りの方は協力してやってください(笑)。ベン号乗りの名古屋赴任中のAsaPさん の予定優先でK川くんヨロシク~。tetsuは 間違って 999で行ってもいい?(笑)

夏季休業のお知らせ

お客様へ。
8月10日(水)~8月12日(金)まで 夏季休業させていただきます。
尚、各種メーカーさんは 16日前後まで休むところが多いのでその間の部品調達も出来ませんのでご了承ください。
また、お客様各自の夏休み中でのバイクの運行時にも熱中症や事故等 細心の注意を払って お乗りいただくようお願い申し上げます。気温が高いところを走行するときは、ライダーもそうですが バイクも休ませてあげてください。
それでは皆様も良い夏休みを。
                         伊東二輪