XT250X改 お触り検証簿(番外編)
本人が乗っている セロー250の名前を最近『Let's Go Baby』と名付け始めた 浮かれた困った人なんです(笑)。
これいちいち書くの面倒なので 記事以降は勝手ながら『文明開化号』にしておきます(笑)。
ま、そんな事はどうでもよく(笑) この持ち主 N田さんと言いまして トラスト時代からのお客さんですが かれこれハーレーと 高級アメ車しか乗っているの見たことなかったのですが 今年になって 何故か オフ車で通勤することに目覚め(本人曰く 以前からオフ車を乗って見たかったそう) セロー250(キャブ)を入手してからというもの 元々持っている 改造魂から セローに愛が芽生え 上記名前に命名となったらしいのですが....までしかtetsuも良く分からないのですが、それくらい 最近 自身のセロー250をお触りするのが大好きな方でして(笑)。
改造と言っても 性能を落とすような改造やコスプレ改造には興味なく あくまで 通勤車なので 扱いづらくなく それでいて 性能が上がる事を第一と考える改造をしているところが tetsu的にも好感はもてます。
その辺も踏まえて セロー250キャブであったのでしょうが。
そんな方針なので 大幅改造はしていなく、入手してから マフラー⇒エキパイ⇒キャブセッティング⇒謎のワイドカム と順に投入してきて 現在 かなり 『走るセロー250』に変貌しております。
実際 今日までに 自身のキャブは 30回以上は セッティングの為に脱着しているらしいので その魂に脱帽です。
それ以外で 2か月ほど謎の故障によりエンジン不動になって 原因究明できず あーでもないくらい何度も配線周りから エンジン左右のカバー開けているのですがね(苦笑)。現時点で tetsuよりセロー250には詳しいはずです(笑)。
『セローのためなら夜なべも辞さない』と本人が言っていたかは不明ですが(笑)。
因みに N田 文明開化号の現在の走りは もはや tetsu的には『セロー250ではない!』域になってます。
80キロまでの加速がエグいです。 tetsuが毎日通勤に使ったら 楽しくなりすぎて どこかで刺さります(笑)。
ま、でも 所詮セローですけどね(笑)。WRとかと比べちゃいけませんよ。
とここまで長くなりましたが 前回から続く マフラー検証ネタ。
実は N田氏のこのセロー改造計画の進行で度々 tetsuが相談を受けているうちに 何故か tetsuがテストライダーみたいな事 やらされているのですよ(苦笑)。
N田氏が 色々煮詰めては tetsu乗って インプレするっていう。
なんでそんな事 せなアカンのかは 私も不明ですが 乗ると驚きの発見もあるので面白いんです。
それとは別で tetsuは自分のXTで最近マフラー検証していたわけですが、結構走るようになったN田号に 試しにビームスのパワートレック(以降 PTと呼びます)フルエキ仕様を試してもらいたくなり。
更に どうせだから相互トレードじゃないですが、N田氏が装着しているエキゾースト仕様をtetsuのXTで試してみるという流れになったのが今回の続編です(笑)。
文明開化号には エキパイが SP忠男のパワーBOX。
サイレンサーが ビームス SS300ソニックチタンの組み合わせ。ただ パワーBOXは17J用のではなく 最終型 31Jの物をわざわざチョイス。
なにが違うかというと 31J用は サブチャンバーがなく エキパイ菅長の取り回しも長めにとっている模様。またO2センサーの取り出し口がありますがそこはボルトで塞いでしまえば問題ないのでそうして使ってますね。
N田氏本人的には サブチャンバーの見た目がイヤだったこともあるのと エキパイ長が長めになっていることからトルク落ちもなさそうなところから 31J用をチョイスしたよう。
パワートレックを文明開化号に装着して 文明開化仕様を外したので どうせなので 他のエキパイとの違いを見て見ますと。
まず tetsuのビームス SS300ソニックのエキパイと比べると(左上がSP忠男、右下がSS300) 大分 SP忠男の方がエキパイは長めですね。でも エキパイ太さはフランジ直後がSS300の方が 太いです。SP忠男はこの部分がテーパーのようになっていて 徐々に太くなっていく仕様です。ビームスのは 溶接部で太さを変えている模様で 各マフラーメーカーの目指す物がこの辺で違いが出ているのかなと思います。
対して こちらはノーマルエキパイとSP忠男31Jエキパイ。
サビている上になるのがノーマル。
比べると フランジ出口から下に下がる部分はSP忠男の方が長めですが その後はノーマルが上下でまげて 長さを稼いでるのに対して SP忠男は真っすぐ目なので 実際は長さ的にはそれほど変わらないのかなと思います。
更に ビームスのサブチャンバー付きとノーマルを比較。
ビームス の方が フランジ出てから下が長いし その後の立ち上がりも長く 取り回しもノーマルとさほど変わらずな感じ、またその間にサブチャンバーがあるので この辺で アクセル開け始めの気持ち良さだったり 優しい雰囲気だったりを出しているのかなと推測します。
で、文明開化号の ビームス PTフルエキを装着した仕様は それはまた秀逸に 大人の仕様になり、低回転時はPT特有の何とも言えない 優しさに包まれた『That's セロー』で気持ちよく走ります。でも 加速したいときにはいつでも豹変して『俺はカモシカじゃないぜ~!』ばりに(笑)走れるのでこの状態でも かなりの完成体の域になりました。
これは 持ち主N田氏も貸し出し二日間の印象でもかなり好印象だったようで ビックリしておりましたので PTフルエキはある程度 どんな方でも 裏切らないという 確実な情報として伝えられます(笑)。
ただ アクセル開けて行った時の上のパワー感は 本来装着していた SP忠男31JパワーBOX&SS300仕様の方が感じられるようですが その辺はちょっと違うような雰囲気もしたり。
というのが tetsuXTにN田氏仕様のフルエキで一日通勤してみましたが、いいところも多数あるのですが 一か所『おや?』って思うところがあり、この感覚は その後 文明開化号にこの仕様を戻した際にも乗ってみたら感じたので 感覚的には 31J用のエキパイが仇となっている感。
そもそも SP忠男も31J用のエキパイ開発時に そのまま17Jの物を最初装着してみたら全く力出なかったという製作秘話があるらしいので その辺の影響もあるのでしょうね。
とはいえ、前回といい今回といい ここまでの検証をしなければどれも 分からないレベルとも言えるくらい 普通に走りますし どれも ノーマルよりは 特に走りに関してはいい所が出るので 面白いですよ。
でも 文明開化号は ちょっと行き過ぎて来た感があり 乗ると ブレーキもサスも追いつけてない感じになっているので 変な意味で怖いです。ま、飛ばさなければいいだけですが.....
文明開化号のエンジンフィーリングだと街中ではかなりのポテンシャルで闘えそうなので(なにと?(笑))tetsuにはアブナイ乗り物です。
と お客さんと店主、いい歳したオヤジ二人(40オーバー&50半ば)で 昔の高校生のような改造を たかだかセロー250で楽しんでいる姿は キモチワルイですね(笑)。
以上 街のバイク屋 伊東二輪からでした(笑)。
こんなんでレポートはいいですか 文明開化さん?(笑)
PR