KTM690ENDURO 車検他 其の一
先日 車検でお預かりした 林道部隊の KTM690ENDURO ヨッシー号です。ヨッシー号は林道はもとより通勤普段使いもこの車両ですので 必然的に一年での走破距離が多くなりますので 距離相応に診ておかないといけない部分が増えます。
現在 25000kmを超えてきましたので ヘッドカバー内は診ておいた方がいいですね。
ということでシート外して シート下のバッテリーやら配線類を外して 、エアクリBOX外して ヘッドカバー登場。因みに フレーム前部に燃料タンクはありません。当該車両は燃料タンクはシートの後ろ(っていうかシートフレーム自体が燃料タンク)なのですね。
ヘッドカバーに繋がってるブリーザーパイプ類を外していき ヘッドカバーを外します。
このタイプのLC4エンジンSOHCのヘッド内が見えますね。ワンカム インテーク、エキゾースト共 2フィンガーのロッカーアームですが この系統のエンジンで要注意なのが ロッカーアーム部にあるカム接触部のローラベアリング。舗装路でもバイクなりに走るオーナーやオフでもバンバン開けない方は基本的に長もちするでしょうが、激しく走る人やオイルを気にしてない人等は ヒドイと粉砕してしまうようです。そうなるとヘッド周りから一気に「カタカタ音」が激しく聞こえてくるようになるでしょうね......
もう一つがやはり2フィンガーロッカーアームなのでカム接触面のカム側の摩耗も心配にはなります。軽量化と容積抑える意味ではいいですがやはり高回転となった場合は負担も大きいと思いますよね。やはりこの部分もオイルを気にしてなかったり激しい走りの人は要注意でしょう。
今回ヨッシー号は 12000キロ時からヨッシーオーナーになり 前オーナーより林道使用率は高いはずです。街乗り含め倍以上の走りをしてきましたが 乗り手があまり無茶はしない走りでしたので それが反映されてか特に問題はなかったのでよかったです。タペットクリアランスも誤差以内でしたが どれも狭めな方向だったので少しバルブが落ちてきているのか....ここはもぉ1万キロくらい走ったら再度調整してもいいでしょうね。今回は問題なかったのでヘッドカバーパッキン交換のみで元に戻しました。
其の二に続く
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