KTM250EXC TPI 修理
MY2020となりますが 公道使用を主に お山遊びやたまのコース遊び使用とのこと。
何気に4000km、125時間使用している状態でした。平均時速 約32kmなので高速多用がなければ そんなものでしょう。
因みにtetsuのFE250は 2600km走行で 126時間使用、平均時速 21kmなので いかにエンデューロレースの平均時速が遅いかが分かります(苦笑)。
で、作業依頼は 謎のオイル漏れとのこと。放置しておくと エンジン下部からオイルが下に垂れている模様。
オイルの形跡を追っていくと 原因判明。
2サイクルオイルタンクの下部からオイルポンプに接続する部分のエルボー型のゴム部品からの漏れでした。どこかに亀裂がある模様。
TPIは 2サイクルエンジンにしてインジェクション車両。元々 ナンバー付く競技車両ですが キャブ車時代のような混合式ではなくてオイルポンプがあります。このオイルポンプも良く知る機械式ではなく電磁式となっており ECUにより綿密にオイルの圧送量を調整しております。
しかし 競技車両ですのでこの辺の部品の推奨交換時間も指定されてまして マニュアルでは「80時間」で交換とのこと。当該車両は 125時間走っているので 今回ここも合わせて交換を推奨です。
で、オイルタンク下部のエルボー部品を外すのに一筋縄ではいかないのですが このような状態までしてどうにか外せます。どうなっているか今一解らない写真ですがね(苦笑)。
シートレース跳ね上げているの図。
外したオイルポンプとエルボー型のゴム部品。
エルボー部品に やはり大きく亀裂が入っております。
装着位置と構造を考えてもエンデューロレースみたいな状況下での使用なら経年で切れますね、これは。
オイルポンプも交換しましたので エア抜き作業。機械式ではないのでこちらもポンプ通電させてのエア抜きしないといけません。
諸々戻して 無事完了でした。
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